[背景・ねらい]
[成果の内容・特徴]
@青刈りトウモロコシの二期作専用品種の中で、高収量を得ることができる品種として「P3008」を選定した。「P3008」は乾物収量が
1.3〜1.5t/10a、TDN収量が0.85〜1.0t/10aと最も高い。
A青刈りトウモロコシの二期作専用品種の中で、台風等による倒伏に強い品種として「TX128」を選定した。「TX128」は稈長181〜184cm、着雌穂高66〜69cmと低く、着雌穂高/稈長も36〜38%と低いため耐倒伏性が強い。また、収量性についても「P3008」よりやや低いが、乾物収量が
1.3〜1.4t/10a、TDN収量が 0.84〜0.96t/10aと高い優良品種である。
B「P3008」、「TX128」の両品種の耐病性については、生育期間中、特に目立った病害等は見られず、耐病性の高い品種である。
[成果の活用面・留意点]
@栽培基準等に登載し、青刈りトウモロコシの二期作栽培を行う際の参考として活用する。
A県奨励品種を選定する際の資料として活用する。
B青刈りトウモロコシの二期作栽培を行うには、一期作目に早生品種を用いて3月下旬〜4月上旬に播種し、7月下旬までに収穫する。その後、二期作目に二期作専用品種を用いて8月上旬までに播種する。
[具体的データ]
[その他]