福岡県農業総合試験場研究報告18　（1999）　pp　143 - 146

トウフ粕混合サイレージの発酵品質と開封後の品質変化

馬場武志・太田剛^１）・井上信明
（畜産研究所）

[摘要]トウフ粕を省力的に長期貯蔵するために、乳用牛への給与を前提としてトウフ粕混合サイレージを調製し、その発酵品質と開封後の品質変化について検討した。
　トウフ粕のみを密封貯蔵したトウフ粕区を対照区とし、トウフ粕に水分調整のためビートパルプを加えた水分調整区、粗飼料以外の給与飼料を混合したセミコン区、すべての給与飼料を混合したオ−ルイン区を設定し、次の結果を得た。対照区以外は、いずれの区も給与可能な発酵品質であった。特に、セミコン区は酪酸の発生がなく発酵品質が優れていた。セミコン区は、調製後約７日で発酵品質が安定し、利用開始が可能であった。また、開封後16日間は発酵品質の変化が少なく、給与可能な品質を保持していた。

［キーワード：トウフ粕、サイレージ、発酵品質］

1)現福岡県農政部畜産課

全文　(pdf　524KB)

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