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■■■農林試インフォメーション■■■

福岡県農林業総合試験場メールマガジン

●第60号(2019年3月1日発行)

●発 行 者 福岡県農林業総合試験場

 企 画 部 知的財産活用課

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メールマガジン3月号をお届けします。

 

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・トルコギキョウの低コスト栽培技術

・福岡県の主な農作物の生産状況

・生育情報(農産)

・病害虫発生予報(3月)

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◆トピック◆

 

 卒業や入学シーズンを間近に控え、春の訪れを感じる時期となりました。卒業・入

学と聞いてイメージするのは、花束ではないでしょうか?花束は大小さまざまな花が、

お互いを引きたて、華やかな様相を魅せてくれますが、そんな花々の中で主役にも脇

役にもなれる花に「トルコギキョウ」があります。花言葉は「良い語らい」、贈答の花

束に使われる花としてはぴったりとも言えます。

 さて、このトルコギキョウ、実は福岡県が出荷量全国3位を占める一大産地です。

しかし、3〜4月に開花させるためには、冬の寒い時期もハウス内の温度を高く保つ

必要があり、燃料経費が高騰する昨今、農家の方々の負担となっています。

 

 施設園芸の一般的な夜間暖房は、常時一定の温度(例えば15℃)で管理しますが、

暖房経費を節減するためにEODEnd-Of-Day-heating処理技術という変温管理技術

があります。これは、日没後から数時間温度を高く保つ昇温処理(20℃・3時間)技

術で、夜間の管理温度を一般的な夜間暖房より少し下げて(12℃)も15℃一定管理の

場合と同等の生育、開花を行いつつ、暖房経費を抑えることがきます。しかし、日没

時にはハウス内の気温も低下しているため、昇温処理に要する燃料消費量が大きいこ

とが課題です。

 

 そこで、当場では、新たに「日長制御型EOD-heating処理技術」を考案し、通常の

EOD-heating処理より、さらに暖房経費を低く抑えることのできる技術を開発しまし

た。この技術は、

 @気温の高い16時から光を通さない遮光カーテンでハウス内を暗くし(シェード

処理)、日が沈んだと植物に感じさせます。

 Aシェード処理とほぼ同時に20℃・3時間の昇温処理を行い、その後夜間最低12

管理を行います。

 11月上旬に定植したトルコギキョウ6品種のうち5つの品種で、15℃一定管理の場

合と同時期に開花・収穫でき、燃料の消費量は25%程度削減できることを確認しまし

た。

 ただし、この技術には、内張りカーテンのシェード資材への張替えが必要です。ま

た、効果は品種によって異なる場合があります。

 

 EOD-heating処理技術は、今も研究が進められています。今後、植物の反応のメカ

ニズムが解明され、より効果が高く、燃料消費量を削減できる技術としてさらに発展

すると考えられます。(苗木・花き部)

 

(「日長制御型EOD-heating処理技術」のイメージ画像のダウンロードはこちら↓)

http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/h30syunmono/eod.pdf

 

◆福岡県の主な農産物の生産状況◆ (専技情報より抜粋)

麦類・冬春ナス・施設キュウリ・ブドウ・トルコギキョウ・肉用牛について

生産状況をお知らせします。(2月15日現在) 

http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/joukyou/1903joukyou.pdf

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第12号(3月)

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫部予察課(病害虫防除所)HPへ。

http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/

 

◆生育情報(農産)◆

農林業総合試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

米・麦・大豆の生育情報(農産)

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

◆知的財産権センターからのお願い◆

農林業総合試験場では、イチゴ「あまおう」、米「元気つくし」、イチジク「とよ

みつひめ」や柿「秋王」等の新品種を育成してきました。

これらの苗は、福岡県が契約書を交わした県内の農業者に限定して配布(有償)

しており、それ以外の人は、苗を入手して栽培することはできません。

もし他県産の上記果実・米の販売や種苗のあやしい流通がございましたら、無断

栽培の可能性が高いので農林産物知的財産権センター(092-924-2986)へご連絡

ください。

 

◆その他◆

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

農林業総合試験場ではメールマガジンの内容充実をめざしています。

「こんな話題を掲載して欲しい」、「もっと詳しい情報が欲しい」等、ご意見・

ご要望がございましたらお聞かせください。ご感想もお待ちしております。

 

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福岡県農林業総合試験場

企画部 知的財産活用課

(福岡県農林産物知的財産権センター)

818-8549

福岡県筑紫野市大字吉木587

TEL 092-924-2986

FAX 092-924-3084

e-mail:chizai@farc.pref.fukuoka.jp

ホームページhttp://farc.pref.fukuoka.jp

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