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■■■農林試インフォメーション■■■
福岡県農林業総合試験場メールマガジン
●第31号(2016年10月3日発行)
●発 者 福岡県農林業総合試験場
企画部 知的財産活用課
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メールマガジン10月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
・寒くなってもおいしいナスを〜冬春ナスとCO2
・福岡県の主な農作物の生産状況
・病害虫発生予報(10月)
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◆トピック◆

「寒くなってもおいしいナスを〜冬春ナスとCO2〜」

 

 10月に入りめっきり涼しくなってくると、ナスやトマト、キュウリなどいわゆ
る夏野菜の出番は終わりに近づきます。しか〜し、福岡県ではこれらの野菜を秋
にビニルハウスに定植し、暖房をしながら冬から春にかけて収穫を続ける「冬春
もの」と呼ばれる野菜生産が盛んに行われています。その中でもみやま市を中心
に栽培される冬春ナスは全国3位の生産量を誇っています。

 

 冬春ナスを生産する際には、晴れた日のハウスの中では冬でも30℃くらいまで
気温が上昇します。これに伴いナスの光合成速度は上昇します。しかし、閉め切
ったハウス内では光合成の材料であるCO2が消費され、濃度が外気より低くなっ
てしまい、光合成が十分に行われにくくなります。

 

 そこで、農林試では光合成速度が上昇し、かつCO2濃度が低くなる日の出後か
ら施用することで増収を図る新たな栽培技術を開発しました。CO2施用には光合
成促進装置を利用します。施用期間は外気温が低く、ハウスの換気窓が開きにく
123月で、時間帯は日の出後の気温上昇時(8時頃)から1時間を目安とし
ます。このように、日の出後からCO2を施用することで、ハウス内の気温が上昇
する時間帯のCO2濃度を高く維持することができます。その結果、光合成が活発
となり増収に繋がります。農林試の試験では124月の収量が15%増加し、光合
成促進装置の導入経費を上回る増収効果が見込めることが明らかとなりました

栽培条件や土壌条件によりCO2濃度に差が出やすいため、施用時間を決めると
きには、ハウス内のCO2濃度を計測することがたいへん重要です。

(イメージ図はこちら)

http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/h28syunmono/hinodeco2.pdf

 

 本技術は農林水産省「最新農業技術・品種2016」に選定されました。農林水
産省のHP
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/kihyo03/gityo/index.html上の「最
新農業技術・品種」(中ほどにリンクボタンがあります)に掲載されています。



◆福岡県の主な農産物の生産状況◆ (専技情報より抜粋)
 
普通期水稲・大豆・イチゴ・温州ミカン・イチジク・電照ギク・トルコギキョウ
豚・鶏卵について生産状況をお知らせします。(9月15日現在) 
http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/joukyou/1610joukyou.pdf

 


◆病害虫発生予報◆
・病害虫発生予報第7号(10月)
 病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。
 詳細は病害虫部予察課(病害虫防除所)HPへ。
 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/

◆知的財産権センターからのお願い◆
 農林業総合試験場では、イチゴの「あまおう」、米「元気つくし」、イチジク「と
よみつひめ」や柿「秋王」等の新品種を育成してきました。
 これらの苗は、福岡県が契約書を交わした県内の農業者に限定して配布(有償)
しており、それ以外の人は、苗を入手して栽培することはできません。
 もし他県産の上記果実の販売や種苗の不正流通がございましたら、無断栽培の
可能性が高いので農林産物知的財産権センター(092-924-2986)へご連絡くださ
い。

◆その他◆
最後までお読みいただきありがとうございます。

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FAX 092-924-3084 
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