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■■■農林試インフォメーション■■■

福岡県農林業総合試験場メールマガジン

●第26号(2016年5月2日発行)

●発 者 福岡県農林業総合試験場

企画部 知的財産活用課

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メールマガジン5月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

「増体が良く、高品質な牛肉が生産できる和牛子牛の哺育・育成技術」

・福岡県の主な農作物の生産状況

・病害虫発生予報(5月)

・生育情報(果樹)

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◆トピック◆

「増体が良く、高品質な牛肉が生産できる和牛子牛の哺育・育成技術」

 

 気温も上がり、ヒノキ花粉のシーズンも終わり、過ごしやすい季節になってき
ました。連休はお出かけという方も多いのではないでしょうか。公園やキャンプ場
でバーベキュー、お出かけあとは焼肉とビールなど、この連休はおいしいお肉はい
かがでしょうか?今回は肉牛の話をしたいと思います。

 

福岡県の和牛子牛生産頭数は、平成16年に900頭であったものが平成25年に

2,330頭まで増加しています。これは、和牛子牛価格の上昇に伴って

酪農家が収益を上げようと乳用牛に和牛の受精卵を移植して和牛子牛を生産した

り、繁殖用和牛雌牛を新たに飼い始めたのが大きな要因です。このため、子牛生

産農家からは高く販売できる和牛子牛の育成技術の開発が求められていました。


このため、子牛市場で評価が高く、肥育した時の増体が良い、高品質な牛肉が

生産できる子牛の育成技術を開発しました。技術の内容は、哺育期(出生〜12

齢)に高蛋白低脂肪の粉ミルク(代用乳)を1日最大1.2kg/日(ミルクで6L

/日)飲ませ、その後の増体に大きな役割を果たす第1胃(ルーメン)を大きく

するため育成期(1339週齢)の26週齢以降、粗飼料(草類)を濃厚飼料(ト

ウモロコシ等、穀類中心の飼料)よりも20%多く食べさせました。

 

この技術で育てた子牛は通常の方法で育てた子牛と育成終了時(39週齢)の体

重体格に差はありませんでしたが、その後20か月間肥育したところ普通に育

てた子牛よりも増体が良く、肉質も良好でした(肉質等級4等級割合 80%、

ロース芯面積平均 63cu)。

 

1頭当たりの子牛育成経費は、代用乳を多く給与するため普通よりも2万円弱

高くなりますが、この子牛を肥育して出荷すると6万円程度高く販売できるこ

とが確認できたため、この子牛を肥育農家が通常より高く買ったとしても収益

増が期待できます。

この哺育育成技術により県内和牛子牛生産農家の収入増が期待できるばかりで

なく、この子牛を県内の「博多和牛」生産農家が肥育することで収益アップと「博
多和牛」の品質向上によるブランド力強化への貢献が期待されます。

 

 

(模式図はこちら)
http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/h28syunmono/motoushi.pdf

 

◆福岡県の主な農産物の生産状況◆ (専技情報より抜粋)
 早期水稲・麦類・トマト・キウイフルーツ・ブドウ・トルコギキョウ・茶・

 肉用牛について
生産状況をお知らせします。(4月15日現在) 
 http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/joukyou/1605joukyou.pdf

◆病害虫発生予報◆
・病害虫発生予報第2号(5月)
 病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。
 詳細は病害虫部予察課(病害虫防除所)HPへ。
 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/

◆生育情報(農産・果樹)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・生育概況(農産・4月20日現在)

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

・生育概況(果樹・4月5日現在)

http://farc.pref.fukuoka.jp/seiikujouhou.htm

 

◆知的財産権センターからのお願い◆

農林業総合試験場では、イチゴの「あまおう」、米「元気つくし」、イチジク「と
よみつひめ」や柿「秋王」等の新品種を育成してきました。
 これらの苗は、福岡県が契約書を交わした県内の農業者に限定して配布(有償)
しており、それ以外の人は、苗を入手して栽培することはできません。
 もし他県産の上記果実の販売や種苗の不正流通がございましたら、無断栽培の
可能性が高いので農林産物知的財産権センター(092-924-2986)へご連絡くださ
い。

 

◆その他◆
最後までお読みいただきありがとうございます。

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(福岡県農林産物知的財産権センター)
818-8549
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TEL 092-924-2986
FAX 092-924-3084
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