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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第121号(2014年2月3日発行)

●発 者 福岡県農業総合試験場

研究企画部 知的財産活用課

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メールマガジン2月号をお届けします。

 

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・トピック

♪ 福は内、鬼は外 ♪

・旬もの生育状況

 小麦、イチゴ、トルコギキョウ

・福岡県の主な農産物の生産状況

・病害虫発生予報(2月)

・生育情報(農産)

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◆トピック◆

♪ 福は内、鬼は外 ♪

 

暖かな日を交えながらも相変わらず寒さが続いていますが、2月4日はもう立春、

暦の上では春の始まりです。

気がつけば、日の入りの時刻が遅くなり、昼間の時間がだんだん長くなってきて

います。

 

まだまだ気温は低く風は冷たいけれど、昼間の光がだんだん強くなっていく、こ

んな季節の様子は‘光の春’と呼ばれています。

もともとはロシアで使われている季節の表現で、明るい光のすがすがしさと春へ

の期待が込められています。

 

立春の前日、2月3日は節分です。

節分に登場する植物といえば、大豆とヒイラギ。

大豆は豆まきで有名ですが、「ヒイラギって何?」と思う人が多いのではないでし

ょうか。

 

ヒイラギは葉の縁にトゲがある常緑樹で庭木や生け垣として植えられています。

このヒイラギの小枝にイワシの頭をさして戸口に飾ると魔除けになって鬼が近寄

ってこないと言われています。

 

ヒイラギの葉のトゲトゲとイワシの臭いが魔除けに効くということです。

この風習の始まりは豆まきよりも古く、発祥は平安時代にさかのぼり、関東から

西の地域で広く見られるということです。

 

でも、福岡県で見かけた記憶がないので少し調べてみました。すると、

筑後地方では‘ブップ’と呼ぶ柴の枝にイワシの頭をつけたもの、北九州市小倉

南区ではトゲのある‘タラ’の木とイワシの頭を飾る風習があるようです。

「ある」というより「あった」のほうが正しいかもしれません。

糸島や田主丸地域でも行われていたようだということも聞きました。

 

試しに豆まきの催しがある太宰府天満宮、櫛田神社、宗像大社、東長寺に聞いて

みたところ、そういうものは飾らないというご返事でした。残念。

 

ヒイラギとイワシの頭は、どこに行ったら見られるでしょうか?

 

ちなみに「あの人も歳をとって丸くなったね〜」という時の「丸くなった」とい

うのはヒイラギの葉の様子が例えられたようです。ヒイラギは若木の時は葉にト

ゲがありますが、老木になるとトゲが無くなってしまうからです。

 

さて、もう一つの植物、豆まきの大豆。

豆をまく理由は?

「昔、鞍馬の奧に人々を苦しめる鬼が住んでいて、毘沙門天が7人の賢者に三石

三斗(約600リットル)の大豆で鬼の目を打って退治するように命じた。」とい

う話が伝わっているそうです。

炒り豆を使う理由は?

「昔、佐渡島に鬼が住んでいて、神様が鬼退治にやってきた。降参した鬼が悔し

がって、‘豆の芽が伸びる頃にまた来るぞ’と言って逃げていった。そこで神様は、

豆の芽が出ないように豆を炒ることを人々に命じた。」

また、大豆を炒るときのパチパチとはじける音も鬼を追い払う役目を持っている

ようです。

 

こんな信仰が次第に世の中に定着して、今年も豊かな年になるように願って災い

や病気の象徴である鬼を豆まきで追い払うようになったようです。

 

こんな力を持つ大豆、農業試験場では更にパワーアップする研究に取り組んでい

ます。

 

福岡県の場合、水田で大豆を栽培することが多く、水田は水を溜めない畑の状態

が何年も続くと土壌中に蓄えられた有機物が分解されて養分が減少します。放っ

ておくと大豆の収量が低下しますが、堆肥やわらを施用すると収量低下を防止で

きることを明らかにしています。

この他にも降雨などの影響で種まきが遅れた場合にも収量を低下させない栽培方

法、土壌の水分が多い場合の土寄せ・除草の方法などを開発しています。

 

大豆本来の力と農業試験場の研究が結びついて生産される福岡県産の大豆は、き

っと金棒を持った鬼も追い払うことができるでしょう。

 

「豆まきの豆は歳の数だけ食べる」と言われていますが、そんなに沢山は食べき

れない歳になってしまいました(かめ吉)。

 

◆旬もの生育状況◆

 農業総合試験場が研究している農作物の生育状況や風景です。

◇小麦「ちくしW2号(ラー麦)」

写真⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/h25syunmono/komugi1402.pdf

 

◇イチゴ「あまおう」

写真⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/h25syunmono/amaou1402.pdf

 

◇トルコギキョウ

写真⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/h25syunmono/torukogikyou.pdf

 

◆福岡県の主な農産物の生産状況◆ (専技情報より抜粋)

  麦類・イチゴ・青ネギ・施設キュウリ・ブドウ・イチジク・トルコギキョウ・

施設ギク・肉用牛

について生産状況をお知らせします。(127日現在) 

http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/joukyou/1402joukyou.pdf

 

◆病害虫発生予報◆          

・病害虫発生予報第11号(2月)     

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。       

詳細は病害虫防除所HPへ。      

 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/ 

 

◆生育情報(農産)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・生育概況(麦・1月23日現在)

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

◆知的財産権センターからのお願い◆

 農業総合試験場では、イチゴの「あまおう」、米「元気つくし」、イチジク「と

よみつひめ」や柿の「秋王」等の新品種を育成してきました。

 これらの苗は、福岡県が契約書を交わした県内の農業者に限定して配布(有償)

しており、それ以外の人は、苗を入手して栽培することはできません。

 もし、このような苗や県外の方が生産した果実の販売がございましたら、無断

栽培の可能性が高いので農産物知的財産権センター(092-924-2986)へご連絡く

ださい。

 

◆その他◆

 最後までお読みいただきありがとうございます。

 

農業総合試験場ではメールマガジンの内容充実をめざしています。

「こんな話題を掲載して欲しい」、「もっと詳しい情報が欲しい」等、

ご意見・ご要望がございましたらお聞かせください。

ご感想もお待ちしております。          

 あて先:chizai@farc.pref.fukuoka.jp

 

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 http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga_info.html

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(福岡県農産物知的財産権センター)
818-8549
福岡県筑紫野市大字吉木587
TEL 092-924-2986
FAX 092-924-3084
e-mail: chizai@farc.pref.fukuoka.jp
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