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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第116号(2013年9月2日発行)

●発 者 福岡県農業総合試験場

研究企画部 知的財産活用課

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メールマガジン9月号をお届けします。

 

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○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・トピック

“やっと、やっと”9月になりました。

・旬もの生育状況

 水稲(イネの赤ちゃん)

・福岡県の主な農産物の生産状況

・病害虫発生予報(9月)

・生育情報(果樹・農産)

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◆トピック◆

“やっと、やっと”9月になりました。

 

8月は‘ばり暑い’、‘がば暑い’、‘ぎゃん暑い’、‘でたん暑い’毎日が続きました。

真夏日、猛暑日は当たり前、40℃なんて恐ろしい未体験ゾーンに突入したところもありま

した。

 

9月になれば過ごしやすくなるはずです(お願い、涼しくなってよ!!)

 

なんだかんだ言っても季節は進み、秋は美味しい果物の季節です。

ブドウ、ミカン、カキ、ナシ、キウイフルーツなど、福岡県は果物の宝庫です。

 

美味しい果物はいろいろありますが、今日はミカンの話をひとつ。

 

私の好きなミカンは、お店に並び出すのが早い‘早生温州ミカン’。

このミカンは皮が薄くて剥きやすく、内側の袋の皮も柔らかくて、美味しい。

袋ごと食べるのにうってつけのミカンです。

 

中国沿岸部に温州というところがありますが、温州ミカンの始まりはここではなくて、鹿

児島県の長島と言われています。

400年ほど前にミカンが中国から長島に伝わり、その後、偶然に生まれたのが温州ミカン。

 

更にこの温州ミカンが福岡県に伝わって、いろいろな系統が生まれました。

特に有名なのが、大正時代に現在の柳川市坂本町の宮川謙吉さんが見つけた枝変わり品種

「宮川早生」、今でも全国でたくさん栽培されている早生温州ミカンです。

 

福岡生まれで全国に広まった誇らしいミカンです。

ちなみに全国的な広がりを支えた一人が苗木を販売した田中亀蔵さん、なんだか愛着を感

じるお名前です。

 

この「宮川早生」の原木は、誕生の地である柳川市に長く保存されていましたが、残念な

がら昭和23年に枯れてしまったそうです。

 

しかし、実はこの原木の直系二代目の兄弟が農業総合試験場・果樹苗木分場(久留米市田

主丸町)に昭和30年代半ばに移植されていました。

現在は三代目が分場の庭に元気に育っています。

 

初代から数えると100年ほどの歴史を刻んでいることになります。

亀は萬年、「宮川早生」は百年、おめでたいことです。

 

そして2011年、農業総合試験場が、“もっと早い”時期から収穫できる極早生温州ミカン

の新品種を作り出しました。

その名も「早味かん(はやみかん)」

 

「早味かん」は「宮川早生」の枝変わり品種である「ゆら早生」の珠心胚実生から生まれ

ました。つまりは「宮川早生」の孫にあたる由緒正しい品種です(珠心胚は簡単にいうと

クローンで増えた特殊な種)。

 

名は体を表す。皮が黄色く色づくのが早く、早い時期から収穫できるミカンです。

 

「早味かん」は、9月下旬には果実の糖度が10度くらいに増えて酸が減少し、収穫できる

ようになります。内側の袋が薄く食感がよい、美味しいミカンです。

 写真⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/h25syunmono/hayamikan.pdf

詳しくはこちら:http://farc.pref.fukuoka.jp/farc/shuyosei/H2403/shu02.pdf

 

今、福岡県では苗を一所懸命に増やしています。もう暫くかかりますが、2018年ころには

美味しい「早味かん」が店頭に並ぶ予定です。皆さん、お楽しみに!(かめ吉)

 

 

◆旬もの生育状況◆

 農業総合試験場が研究している農作物の生育状況や風景です。

◇水稲(イネの赤ちゃん)

写真⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/h25syunmono/inenoakachan.pdf

 

 

◆福岡県の主な農産物の生産状況◆ (専技情報より抜粋)

  早期水稲・普通期水稲・大豆・イチゴ苗・アスパラガス・温州ミカン・イチジク・トルコギキョウ・豚・鶏卵

について生産状況をお知らせします。(8月23日現在) 

http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/joukyou/1309joukyou.pdf

 

 

◆病害虫発生予報◆          

・病害虫発生予報第6号(9月)     

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。       

詳細は病害虫防除所HPへ。      

 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/ 

 

 

◆生育情報(果樹・農産)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・生育概況(常緑果樹・8月1日現在)

・生育概況(落葉果樹・8月1日現在)

 果樹部のホームページ

 http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・生育概況(水稲・8月28日現在)

 農産部のホームページ

  http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

◆知的財産権センターからのお願い◆

 農業総合試験場では、イチゴの「あまおう」、米「元気つくし」、イチジク「とよみつひめ」や柿の「秋王」等の新品種を育成してきました。

 これらの苗は、福岡県が県内の契約書を交わした農業者に限定して配布(有償)しており、それ以外の人は、苗を入手して栽培することはできません。

 もし、このような苗や県外の方が生産した果実の販売がございましたら、無断栽培の可能性が高いので農産物知的財産権センター(092-924-2986)へご連絡ください。

 

◆お知らせ◆

 福岡県農業資料館のホームページを全面更新しました。ぜひご覧ください。

 http://farc.pref.fukuoka.jp/shiryoukan.pdf

 

◆その他◆

 最後までお読みいただきありがとうございます。

 

農業総合試験場ではメールマガジンの内容充実をめざしています。

「こんな話題を掲載して欲しい」、「もっと詳しい情報が欲しい」等、

ご意見・ご要望がございましたらお聞かせください。

ご感想もお待ちしております。      

 あて先:chizai@farc.pref.fukuoka.jp

 

 バックナンバーはこちら

 http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga_info.html

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福岡県農業総合試験場
研究企画部知的財産活用課
(福岡県農産物知的財産権センター)
818-8549
福岡県筑紫野市大字吉木587
TEL 092-924-2986
FAX 092-924-3084
e-mail: chizai@farc.pref.fukuoka.jp
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