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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第104号(20129月21日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

研究企画部 知的財産活用課

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メールマガジン9月号をお届けします。

 

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近くの小学校から運動会の練習の音が聞こえてきます。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・トピック

  キバルとは何か?

・旬もの生育状況

  夢つくし・ナス・アジサイ・早味かん

・イベントのご案内

  (ふれあいフェスタ)

・福岡県の主な農産物の生産状況

・病害虫発生予報(9月)

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◆トピック◆

○キバルとは何か?

 

最新の調査では、関西で「キバル」が日常会話に使われているそうである。

 (^o^)」 「もうかりまっかー」

 (^-^)/゛ 「ぼちぼちでんなー」

 (^o^)」 「さよかー、あんじょうおキバリやっしゃー」 

 (^-^)/(^o^)」 「ほな、さいなら」

 

 しかし、ここで取り上げる「キバル」とは、福岡農総試が開発したイチジクの「台木」品種である。

 「台木」というのは、文字から来るイメージのとおり、縁の下の力持ち的存在で、華やかさとは無縁のものだ。

 多くの果樹の苗木は、まず「台木」となる品種を1年間育てた後、数十センチの高さで切断し、その上に実際に実を取る品種の枝(「穂木」という)を接ぎ木して完成となる。

 だから、「キバル」はイチジクでありながら実をつけることはない。

 ちょっとかわいそう。

 

 「キバル」という言葉で一冊の本を思い出した。

 正確には「気張る男」というタイトルで、城山三郎が書いた本だ。

 明治期に関西財界で活躍した松本重太郎(ジャーナリストの松本重治の祖父)の生涯を描いている。

 重太郎は赤貧から身を起こし、銀行や鉄道など多くの株式会社を設立したが、事業を拡大しすぎて途中で破産してしまった。

 

 なんで、これと「キバル」が関係あるの?

 

 コトバだけ?

 

 そう言われると実もフタもないが (o^^o)

 

 イイじゃない。コトバには言霊(ことだま)が宿っているんだから、と開き直ってみる。

 

 明治は、個人の栄達と国家の繁栄はパラレルであると信じられていた時代である。

 晩年、重太郎は負債を整理した後も財界には戻らず清貧に暮らし、世間から忘れ去られた存在となったが、彼の銀行は当時のベンチャー企業を積極的に支援し、新しい産業の創出に貢献した。

 興した会社も多くの子孫が健在である。(アサヒビール、JR西日本、南海電鉄、日本興亜損保、東洋紡績等)

 彼は、近代日本の繁栄を支える礎を築いた一人だ。

 

 ひるがえって、イチジクの「キバル」を見てみよう。

 

 福岡県のイチジクといえば、甘くてジューシーな「とよみつひめ」。

 みんなに愛される、果物のヒロイン。

 

 みんなで盛り立てて全国区のブランド「姫」にするんだ。

 

 でも、それを邪魔するフテイのヤカラが居ル。

 株枯病(かぶかれびょう)や連作障害というワルモノだ。

 

 ワルモノから姫を守るナイトが「キバル」だ。

 

 しかし、華やかに脚光を浴びる「とよみつひめ」と違い、姫を陰で支えている「キバル」の存在が世間の人に知られることは、ほとんどない。

 

 近い将来、福岡県は「とよみつひめ」を押し立てて日本一のイチジク生産県となる。

 その礎を築いたのは「キバル」であった、と評価されるであろう。

 

 似てるじゃない! (# д゚)

 

  両者とも脚光を浴びることは少ないが、将来のための大事な役割を果たしている。

 

 9月は「とよみつひめ」のおいしい時期です。

食べる時には「キバル」のことも思い出してね。(つ)

  とよみつひめの画像⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/toyomitsuhime.pdf

 

 

◆旬もの生育状況◆

 農業総合試験場が研究している農作物の生育状況をお知らせします。

◇夢つくし・・・稲刈りのピークを迎えています。 

写真⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/yumetsukushi1209.pdf

 

◇ナス・・・新品種の「省太(しょうた)」です。定植しました。(9月14)

写真⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/syouta.pdf

 

◇アジサイ・・・新品種「筑紫の風」です。開花時は青、夏季は緑色、秋は紫色に変化します。

 写真⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/tikusinokaze.pdf

 

◇早味かん・・・極早生温州ミカン新品種です。もうすぐ色づき始めます(9月14日)。

 写真⇒http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/hayamikan0914.pdf

 

 

◆イベントのご案内◆

 ○ふれあいフェスタ○

  福岡県農業総合試験場では「ふれあいフェスタ〜みんなではぐくむ「食」と「農」〜」を行います。

【日時】11月17日(土) 9:30〜16:00

  農業大学校秋まつりも同時開催されます。

 

 

◆福岡県の主な農産物の生産状況◆ (専技情報より抜粋)

  水稲・大豆・イチゴ・冬春ナス・ブドウ・イチジク・施設ギクについて

生産状況をお知らせします。(9月18日現在) 

http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/joukyou/1209joukyou.pdf

 

 

◆病害虫発生予報◆          

・病害虫発生予報第6号(9月)     

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。       

詳細は病害虫防除所HPへ。      

 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/ 

 

 

◆その他◆

 最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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 あて先:chizai@farc.pref.fukuoka.jp

 

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