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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第80号(2010 9 9日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン9月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹・水稲)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究だより』

 「イチゴひな壇2段高設栽培」

・トピック

2010年世界農林業センサス結果の概要」について [農林水産省]  

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、

降水量等の確率は以下のとおりです。

 期間の前半は平年と比べて晴れの日が多く、後半は数日の周期で

変わるでしょう。

向こう1か月の平均気温は、高い確率が60%です。日照時間は、平年並み

または多い確率ともに40%です。

週別の気温は、1週目は高い確率が80%です。2週目は高い確率が70%です。

3〜4週目は、平年並みまたは高い確率ともに40%です。

     (9月3日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.jma-net.go.jp/fukuoka/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第6号(9月)

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/ 

 

 

◆生育情報(果樹・水稲)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・果樹生育概況(8月31日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・水稲の生育情報と対策(9月6日現在)

 農産部のホームページ

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 早期水稲、普通期水稲、大豆、イチゴ苗、アスパラガス、青ネギ、

温州ミカン、カキ、トルコギキョウ、ストック、乳用牛について生産状況と

対策をお知らせします。         (9月1日現在)

 

●早期水稲

 5月上旬までに田植えされた早期水稲の収穫は、ほぼ終了しました。

登熟期間は著しく高温多照で経過し、収量は平年に比べやや低く、

高温のため品質も劣っています。

 気温が高いため、未収穫のほ場では早急に収穫を行ってください。

 

●普通期水稲

 高温が続いたため、出穂期は平年より1〜2日程度早く、6月2半旬植

「夢つくし」で8月8日頃、6月5半旬植「元気つくし」で8月20日頃、

「ヒノヒカリ」で8月25〜28日頃となっています。穂数は平年並みに

確保されています。5月下旬に田植えされた早植え「夢つくし」は9月10日

頃から収穫が始まります。

 高温が続いているため、水が切れないよう間断かん水を実施し、早期落水を

避けてください。

 穂揃期頃にカメムシ等の病害虫対策を実施しましょう。

 

●大豆

 7月上旬播き、下旬播きともに生育は順調で、開花期は7月上旬播きが

8月4半旬、7月下旬播きが8月6半旬〜9月1半旬です。高温少雨が続いている

ため、ほ場の乾燥による生育の抑制や落花、着莢数の減少が予想されます。

 病害虫の発生は問題となっていませんが、ハスモンヨトウによる白変葉が

散見されます。

 ほ場の乾燥が激しい場合には、うね間かん水を行ってください。日中の

かん水は避け、短時間で水が行き渡るように行いましょう。

 ハスモンヨトウは、適期に対策を実施しましょう。

 

●イチゴ苗

 育苗前半は、ランナー発生の遅れなどで生育の遅れが見られていましたが、

8月の好天により、現在ではほぼ順調に仕上がっています。

 一部で炭疽病の発生が見られていますが、定植苗数が不足する状況では

ありません。

 既に早期作型の低温処理が始まっており、定植開始は昨年同様9月10日頃

となる見込みです。

 定植床の準備は、土壌条件のよい良い時に行いましょう。

 炭疽病の発生が見られる場合は、発病株の除去等対策を徹底してください。

花芽分化の確認を徹底して、定植を行いましょう。

 

●アスパラガス

 梅雨明け後のハウス内の高温の影響で、7月下旬〜8月上旬の出荷量が減少し、

草勢低下が見られます。また、タケノコ茎や穂先の裂開茎などの下級品の発生が

増加しています。病害は、褐斑病・斑点病の発生が昨年より多くなっています。

 妻面・サイド肩部・サイドの開口面積を広くして、ハウス内の通風と降温に

努めましょう。

 過繁茂防止のために、整枝・下枝の整理を行ってください。

 褐斑病・斑点病・茎枯病・ヨトウムシの対策を徹底しましょう。

 

●青ネギ

 6月下旬播種作型が収穫中です。7月下旬〜8月上旬に収穫されたものは

葉先枯れが多い状況でしたが、8月後半には減少しました。

 また、8月上旬にネギハモグリバエの多発ほ場が散見されましたが、現在は

少なくなっています。

 土壌が乾燥しすぎないようにかん水管理に注意し、葉先枯れ症状の発生を

抑えましょう。

今後もネギハモグリバエ等害虫の発生が継続しますので、対策を徹底して

ください。紫外線カットフィルムと防虫ネットの組み合わせは害虫対策に高い

効果があります。

 

●温州ミカン

 露地は、高温乾燥による水分ストレスと定期的な降雨により、糖度・果実肥大は

平年並みとなっています。クエン酸は、生育遅れによりやや高い状況です。

地域によっては降雨が少なく、過乾燥による樹勢低下が見られます。極早生を

中心に強日射による日焼け果が見られます。

 ハウスミカンは、糖度は回復していますが、高温により着色が遅れています。

 露地で、シートマルチ園など過乾燥による水分ストレス過多となる場合は、

10a当たり5〜10tのかん水や、降雨時のマルチ開閉により水分管理を徹底して

ください。

 早生の着果が少ない園地では、天なりや傷果など品質の悪い果実の樹上選果は

収穫直前に行ってください。

 

●カキ

 生育遅れと高温・乾燥の影響から、「西村早生」の着色は遅れ気味で、出荷

開始は前年より遅れ、9月10日以降の見込みです。「富有」の果実肥大も

平年比95%程度と遅れ気味です。各品種とも一部で日焼け果が発生しています。

 カメムシはこれまで被害がありませんが、8月中旬以降の誘殺数は増加傾向です。

 高温・乾燥が続くと樹上軟熟果やヤワ果が発生しやすくなるので、選果・選別を

徹底しましょう。カメムシの飛来を認めたら対策を講じてください。

 

●トルコギキョウ

 秋出荷作型(10〜12月出荷)の定植が、7月中旬〜8月下旬まで行われました。

7月中旬定植は発蕾期を迎えていますが、高温の影響で茎が細く、茎長が短い

傾向です。また、チップバーン(カルシウム欠乏症)の発生がやや多くなって

います。

 抽台を開始したら徐々にかん水間隔をあけて、十分な根の伸長を促してください。

循環扇の活用やカルシウム資材施用によるチップバーン対策を講じましょう。

 換気に努める等、高温による茎葉の軟弱化、ボリューム不足対策を図りましょう。

 

●ストック

 播種は、スプレー系で7月下旬、1本立ち系で8月上旬から開始され、10月まで

行われます。出荷は11月上旬〜5月の見込みです。

 定植が終了したものは、高温の影響でややボリューム不足気味に生育しています。

また、シンクイムシの被害が点々と見られます。定植作業の省力化を図るため、

直播き栽培の導入が一部地域で進んでいます。

 八重鑑別作業は、適期を逃がさず的確に実施しましょう。定植ほ場は早めに

寒冷紗を被覆し、地温低下に努めてください。

チョウ目害虫の対策を徹底しましょう。

 

●乳用牛

 7月の生乳生産量は、前年同月及び先月よりやや減少しました。乳脂肪率及び

全固形分率は、各々3.8%、12.4%と、前年同月、前月に比べて、ともに同程度で

良好でした。

 昼間・夜間温度が依然高いため、屋根散水、送風等、防暑対策を継続すると

ともに、給与飼料の品質に留意してください。

 牛・豚飼養農家に対して、農場の衛生管理、導入・出荷家畜の健康観察を

指導してください。家畜に接触する支援活動では、防疫面に留意しましょう。

 

 

◆農総試成果情報『研究だより

農業共済新聞福岡県版9月8日掲載)

 

「イチゴひな壇2段高設栽培  ―受光量確保し作業性も良好―」

 県農業総合試験場野菜栽培部では、イチゴの高設栽培において、作業性が良く

高品質で収穫量が多いひな壇2段高設栽培システムを開発しました。

 この方法では、3つの栽培槽をひな壇型に配置し、株数は慣行1段の1.7

12,833/10a)定植します。この架台の上段の1槽は高さ110cm、下段の2槽は

高さ80cmで、両外側に38cm張り出す形にし、受光量確保と作業性を良くしました。

このほか、架台サイドには白黒マルチを被覆し受光量を増加させるほか、光合成

促進装置(炭酸ガス発生機)を使用します。

 定植方法は、上段が2条植え、下段が条植えで、株間が15cmとし、施肥は

基肥を施用せず、窒素成分が75ppm程度になるよう総合液肥を希釈して

少量多回数、かん水と同時に施します。

 ⇒ http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/hinadan.jpg

 

 このシステムの導入により、商品果収量は6.6/10(慣行の1.5倍)が

見込まれ、試算すると施設費は慣行高設栽培の約1.4倍となりますが、耐用年数を

考慮すると約2倍の所得が見込まれます。

 問い合わせは、県農業総合試験場野菜栽培部(電話092−922−4364)まで。

 

 

◆トピック◆

◆「2010年世界農林業センサス結果の概要(平成22年2月1日現在)」について

  平成22年9月7日に暫定値が発表になりました。

・農林業経営体数(平成22年2月1日現在)172万3千経営体で、5年前に比べて

(以下同じ。)17.3%減少しました。 このうち、農業経営体数は167万6千経営体、

林業経営体数は14万1千経営体となり、それぞれ16.6%、29.7%減少しました。

・販売農家数は163万1千戸で、16.9%減少しました。

・農業就業人口は260万人で、22.4%減少しました。

・経営耕地面積規模別に農業経営体数をみると、5ha未満層では減少しているものの、

ha以上層では規模が大きくなるにしたがって増加率が高くなっています。

  ・1農業経営体当たりの経営耕地面積は1.9haから2.2haに拡大しました。 

・農業経営体を組織形態別にみると、法人化している農業経営体数は2万2千経営体と

なり、16.0%増加しました。

・6次産業化の取組状況をみると、農産物の加工に取り組む農業経営体数は3万4千

経営体となり、42.6%増加しました。 

・耕作放棄地面積は40万haとなり、2.6%増加したものの、5年間の増加幅は縮小

しました。

・林野面積は2,491万haで、林野率は66.8%となりました。

詳しくは

    ⇒http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/census10_zantei.pdf

 

◆「平21年地球温暖化影響調査レポート」の公表について

 農林水産省では、平成21年1月〜12月を調査対象期間とした「地球温暖化に伴う

農業生産への影響に関する実態調査」の調査結果について「平成21年地球温暖化影響

調査レポート」を作成しました。

    ⇒http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/kankyo/100901_1.html

 

●統計データ等(農林水産省ほか)

農林水産統計月報(平成22年8月25日)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/kikaku/monthly/index.html

農林水産基本データ集(平成22年9月1日)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/index.html

平成22年産一番茶生産量(主産県)

 ⇒http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/syukaku_1tya_10.pdf

平成22年産水稲の8月15日現在における作柄概況

 ⇒http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/suitou_100815.pdf

平成21年産秋冬野菜、指定野菜に準ずる野菜等の作付面積、収穫量及び出荷量

 ⇒http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/yasai_syutou09.pdf

 

●新聞見出し記事紹介

 

農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは井関農機()、小橋工業()

共同で、湿潤土壌でも高精度・高能率に中耕除草と培土が行える、2対のディスクを

前後に設けた乗用管理機用ディスク式畑用中耕除草機を開発した。

           (科学新聞 2010. 7.30  2面)

 

青森県産業技術センター畜産研究所は、従来の切断分離法に比べてダメージの

少ない「割球分離法」で、一卵性の双子牛の誕生に成功した。同方法による

双子牛の誕生は全国3例目。種雄牛の検定期間短縮が可能となり、種雄牛生産の

効率化が期待できる。

  (東奥日報 2010. 7.27  1面)

 

東海大学は、95世代の掛け合わせを行った「天才ラット」を30年がかりで

育成した。電気ショックを受ける実験で、普通のラットは360回中、多いときは

8割以上失敗するが、「天才ラット」はほぼミスしなかった。殺虫剤や農薬など、

化学物質が学習能力に与える影響などを調べる実験に役立つとして期待される。

           (朝日新聞 2010. 7.28 38面)

 

大阪大学などは、納豆のねばねば成分である「ポリグルタミン酸」を小さく

分解して皮膚に加えると、角質層に浸透して保湿成分の「ヒアルロン酸」などを

増加させたり、紫外線によるコラーゲン分解を抑制する効果があることを

突き止めた。今後、化粧品素材として実用化を目指す。

          (日経産業新聞 2010. 7.28 11面)

 

()相馬光学は、エコフィードの栄養成分を測定する機器「α−NIR」を

開発した。10秒でタンパク質、脂肪、繊維などの主要成分を分析できる。

          (日経産業新聞 2010. 7.29  2面)

 

理化学研究所と慶応義塾大学先端生命科学研究所は、イネのタンパク質を

分析して、「リン酸化」現象を起こしているタンパク質を3393種類特定することに

成功した。

また、リン酸が付着している部位も特定した。

          (日経産業新聞 2010. 7.29 12面)

 

山梨大学ワイン科学研究センターとメルシャン()などは、ブドウに被害を及ぼす

「灰色かび病菌」、「晩腐病菌」、「ブドウべと病」に化学農薬並みの効果がある枯草菌

「バチルス・サブティリスKSI」を見いだした。新たな微生物農薬としての開発が

期待される。

           (日経産業新聞 2010. 7.29 12面)

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「再生可能エネルギー

技術白書」を公表した。地球温暖化防止のためのエネルギー源として、

太陽光や風力、バイオマスなど17種類を対象に、国内での活用状況をまとめた。

10年後には、現在より50%を目安に発電コストを削減する目標を掲げている。

          (日本農業新聞 2010. 7.29  3面)

 

かずさディー・エヌ・エー研究所と京都大学などは、健康・栄養成分に富んだ

高品質な農産物や食品素材の創出を目指し、農工横断型研究開発プロジェクトに

乗り出す。網羅的解析技術をデータベース化し、共有化できる成分情報プラットホーム

を構築する計画。

           (化学工業日報 2010. 7.29 10面)

 

理化学研究所は、植物がウイルスなどの病原体を認識して、侵入を防ぐメカニズムを

解明した。病原体を認識する「免疫センサー」を制御するタンパク質の立体構造を

解明し、複合体内にあるタンパク質「RAR1」が、複合体の形成を促して免疫機能を

高め、ウイルスの侵入を防いでいることが判明した。

           (日刊工業新聞 2010. 7.30 29面)

 

米カリフォルニア大学デービス校は、コムギとシロイヌナズナを対象に、5つの

異なる方法で、大気中のCO2濃度の上昇は、硝酸塩の有機窒素化合物への同化を

阻害することを突き止めた。

           (科学新聞 2010. 7.30    3面)

 

立教大学は、細胞内で不要な物質の分解などにあたる小器官「リソソーム」が、

細胞分裂の時に二つの娘細胞へ分配されるためには、付き添い役のたんぱく質が

必要なことを単細胞藻類のシゾンから見いだした。リソソームが関係する病気の

解明に役立つとして期待される。

           (朝日新聞 2010. 8. 3 19面)

 

秋田大学と中友商事()は共同で、ヒガンバナの球根の圧搾液に、松枯れ病を

予防する効果があることを突き止めた。農薬として実用化できれば、化学農薬に

比べ大幅なコスト削減が期待される。

           (化学工業日報 2010. 8. 3  4面)

 

農研機構畜産草地研究所などが参加するエコフィード茨城協議会は、

カルビー()下妻工場など企業と連携し、ジャガイモの皮や干しイモの残さを

家畜飼料の原料にする取り組みに乗りだした。今後、食品残さを排出する企業と

畜産農家を結びつけるマッチングも強化する計画。

           (日本経済新聞(茨城版) 2010. 8. 4 31面)

 

 中部電力()は広島大学と共同で、キクの新品種「アロマム」を育成した。

青リンゴやウメのような甘酸っぱい香りが特徴。

           (日本農業新聞 2010. 8. 5 16面)

 

農研機構九州沖縄農業研究センターは、2008年に九州や山口県など西日本で

多発したイネ縞葉枯病の発生要因の一つが、気流解析と殺虫剤抵抗性の検定を行った

結果、中国江蘇省から「ヒメトビウンカ」が飛来したことにより引き起こされたことを

明らかにした。

           (日本農業新聞 2010. 8. 4 14面)

 

 自然科学研究機構基礎生物学研究所と東京大学は、アヤメやネギのように表裏の

区別がつかない葉ができる仕組みを解明した。葉の形を決定する遺伝子

「ドゥルーピングリーフ」を見いだし、この遺伝子が強く働くことで、葉の形状を

平たくしたり丸くしたりすることを突き止めた。

           (日経産業新聞 2010. 8. 4 11面)

 

 自然科学研究機構基礎生物学研究所は、ショウジョウバエから、精子の元になる

細胞の数を調節する2つの遺伝子「Notch」「Egfr」を見いだした。

両方の遺伝子がバランスよく働くと、細胞の数が一定に保たれる。

          (日経産業新聞 2010. 8. 4 11面)

 

徳島県立農林水産総合技術支援センター、農研機構近畿中国四国農業研究センター

などは共同で、園芸施設につるした害虫用粘着トラップを携帯電話などのカメラで

撮影し、画像をパソコンで処理して虫の個体数が計算できるソフトを開発した。

           (日本農業新聞 2010. 8. 6  1面)

 

東京大学医科学研究所は、新型インフルエンザウイルスが大流行を起こした原因

となる遺伝子変異の特定に成功した。タンパク質「PB2」の591番目のアミノ酸

が、グルタミンではなく、アルギニンかリシン変異すると、人の体内でよく増殖する

ウイルスになることを突き止めた。

           (日本農業新聞 2010. 8. 7 15面)

 

米カリフォルニア大学などは、最古の多細胞生物の一つである「カイメン」の

ゲノムの解読に成功した。ゲノムサイズは約1億9000万塩基対で、細胞増殖や

分化にかかわる遺伝子が多く含まれていることが判明した。

           (日経産業新聞 2010. 8.11  7面)

 

農研機構野菜茶業研究所は、茶の新品種「さえあかり」を育成した。緑茶用の

やや早生品種で、一番茶だけでなく二番茶や三番茶の製茶品質に優れ、炭疽病と

輪班病に複合抵抗性があるなどが特徴。

          (日本農業新聞 2010. 8. 7  1面)

 

明治大学は日本獣医生命科学大学と共同で、CO2を利用して常温で飲料を

殺菌する技術を開発した。CO2を直径30マイクロメートル程度の気泡にして

飲料に溶け込ませ、約10気圧の圧力をかけることで乳酸菌や酵母を殺菌する。

生酒などに応用すれば、風味を損なわず常温で長期保存が可能に。

           (日経産業新聞 2010. 8.10  1面)

 

()かんでんエンジニアリングは、菜種油を原料とした変圧器用の絶縁油を

開発した。生分解性に優れ、落雷などで変圧器が破損して絶縁油が飛び散っても、

土壌汚染など環境への悪影響を抑えられる。CO2排出量も従来製品の6分の1程度。

        (日経産業新聞 2010. 8.10  2面)

 

たくぼエンジニアリング()は、コケ入りの塗料を開発した。コケ入りの塗料で

塗装した金属パネルを屋根に張ると、太陽熱を遮断でき、省エネ効果が期待できる。

          (日経産業新聞 2010. 8.11  1面)

 

農林水産省は、農林水産分野の新成長戦略の骨子を明らかにした。

重点分野では、「未利用バイオマスのエネルギー・製品利用」、「クロマグロなどの

完全養殖」、「藻類など新規資源作物の利用」など6分野を選定した。

          (日本農業新聞 2010. 8.14  1面)

 

野村ホールディングス()は、全額出資子会社「野村ファーム」10月にも

立ち上げ、農業組合法人や大学と顧問契約を結び、農業に関心のある自治体や

企業に経営ノウハウを提供するほか、自らも農業生産に乗り出す。

          (日本経済新聞 2010. 8.13  4面)

 

ホクト()と磯子中央病院は、エリンギに体脂肪を減らす効果があることを

突き止めた。エリンギに含まれる豊富な食物繊維が有効との見方。

          (日経産業新聞 2010. 8.13  5面)

 

兵庫県立農林水産技術総合センターは、黒大豆の連作障害を防止する方法として、

2回行う追肥作業時に、大塚化学()と共同開発した亜リン酸粒剤も同時に

施用すると効果があることを実証した。

          (日本農業新聞 2010. 8.13 14面)

 

和歌山県水産試験場は、県内産の受精卵を使った「クエ」の稚魚生産に成功した。

本年度は約4万匹を確保しており、一部は県内の漁協に配付して、試験放流する計画。

  (紀伊民報 2010. 8.13  1面)

 

出光興産()()地球環境産業技術研究機構は、バイオブタノール製造技術

研究組合を設立し、稲わらなどを原料に独自の遺伝子組み換え菌を使った、

「ブタノール」の量産技術の開発に乗りだした。植物1tから300Lのブタノールの

生産を目指す。

         (日本経済新聞 2010. 8.14  1面)

 

 兵庫県立農林水産技術総合センターは、殺菌効果がある辛み成分を使った

土壌消毒法の実用化に成功した。ハウス内にカラシナの種をまき、45日間

成長させて土壌にすき込んだ上、散水してビニールを掛け、ハウスを閉め切り

約1ヶ月放置する。低コストで環境に優しい土壌消毒法として期待。

           (神戸新聞 2010. 8.16  9面)

 

 島根県農業技術センターは、柿やブドウに被害を与えるフジコナカイガラムシの

防除適期の予測技術を確立した。4月下旬にフェロモントラップを観測地点に

設置し、越冬した雄成虫の数を調べ、誘殺数の上昇地点を起点に幼虫発生時期を

特定。気温を元に、どの時期に生まれるのかを予測する。

           (日本農業新聞 2010. 8.17 10面)

 

 農研機構農村工学研究所や東京大学などは共同で、市町村の作成する構想を

後押しし、原料となる未利用資源などから地産地消を基本として、安定した

リサイクル社会の実現を目指すシステム「バイオマスタウン設計・評価支援ツール」

の共同開発に取り組んでいる。早期実用化と普及を目指す。

           (化学工業日報 2010. 8.18  9面)

 

 農業生物資源研究所は、横浜市立大学木原生物学研究所、京都大学などと共同で、

産官学国際コンソーシアムを結成し、パン用コムギの染色体DNA解析を開始した。

米国やカナダなどが参画するコムギの国際共同ゲノムプロジェクトの一環で、

21対の染色体のゲノムのDNAを分担して解析する。

           (日経産業新聞 2010. 8.18  9面)

 

 九州大学は、牧草を主食にした国産ブランド肉牛の飼育技術を確立した。

子牛の段階で高タンパク・高脂肪のミルクを通常の3倍与えるなど肥満体質を

刷り込み、放牧飼育でも十分な栄養や脂肪を蓄積できるよう体質を制御する。

牧草を使うことで、輸入飼料に比べてコストを7分の1程度の抑制できる。

           (日経産業新聞 2010. 8.16 10面)

 

 島根県畜産技術センター、同県農業技術センター及び島根大学が共同で行っている

和牛の肥育試験で、砕いたもみ付きの飼料米を通常の飼料に25%配合して与えた

ところ、枝肉の成績が向上し全国平均を上回ったことが判明した。

今後、県内の肥育農家に導入を促す計画。

           (山陰中央新報 2010. 8.18 25面)

 

 新潟県農業総合研究所は、高温障害による品質低下を避けるため、コシヒカリ

よりも10日程度遅い8月中旬に穂が出るコメの新品種、通称「超コシヒカリ」の

開発に乗りだした。2015年度の品種登録を目指す。

           (沖縄タイムス 2010. 8.18  2面)

 

 奈良先端科学技術大学院大学は、優性側の遺伝子の性質だけが現れる

「メンデルの優性の法則」が起こる仕組みを突き止めた。アブラナ科の植物の

遺伝子「SP11」に着目し、優性側の遺伝子のそばで低分子のRNAが作られ、

これが劣性側の遺伝子を「メチル化」し、抑制していることが判明した。今後、

品種改良などに役立つ成果として期待される。

           (日経産業新聞 2010. 8.19  9面)

 

 農研機構作物研究所は、米粉パンに向く水稲品種と主な特徴などをまとめた。

中でも「タカナリ」など飼料用に開発された多収米が好評で、米粉パン専門店

などで発売されている。

           (日本農業新聞 2010. 8.19  14面)

 

 白州屋まめ吉()は山梨大学ワイン科学研究センターと共同で、農研機構

東北農業研究センターが開発したダイズ「すずさやか」に、同大オリジナルの

ワイン酵母を加えた大豆加工飲料「大豆で作った飲むヨーグルト」を開発した。

           (フジサンケイビジネスアイ 2010. 8.19 17面)

 

 石川県農業総合研究センターは、小菊の開花時期を調整する電照栽培で、

赤色発光ダイオードを用いても白熱灯と同じ効果があることを確認した。

低コストな栽培法として、農家への普及を目指す。

           (北国新聞 2010. 8.20  4面)

 

 京都、大阪、奈良、和歌山の4府県は、農業分野の公設機関の効率化を目指し、

重複する研究課題について担当する府県を決め、それぞれの成果を共有する

全国初の連携協定を締結した。農林水産省の競争的資金制度で、今年度から

3カ年かけ実施する。

           (日本農業新聞 2010. 8.22  1面)

 

 農業環境技術研究所は太平洋セメント()などと共同で、カドミウムで汚染

された水田土壌を、現場で「土壌洗浄法」により浄化する技術を開発した。

汚染水田に水と塩化鉄を入れて土壌を酸性にして、カドミウムを溶出させ、

汚染排水とともに除去する。栽培米に含まれるカドミウム濃度は、無処理の場合と

比較して、70〜90%低下する。

           (日本農業新聞 2010. 8.20 14面)

 

 月島機械()とJFEエンジニアリング()は共同で、製造効率を3割程度

高められ、廃棄物の発生量も抑えられる酵素法と呼ばれる新手法を用いた、

バイオエタノール製造の実証に向けた準備作業を年内にもタイで始める。

           (日経産業新聞 2010. 8.19   2面)

 

 英国ティーズサイド大学は、環境汚染などで利用されなくなった工業用地の

景観保全につながり、バイオマス燃料に転用できる植物として、汚染された

土壌から有害物質を取り込まず、環境にも優しい「クサヨシ」が有望であることを

見いだした。

           (日経産業新聞 2010. 8.19   7面)

 

 総合科学技術会議は、口蹄疫対策として、現場で簡単に診断できる検査キットの

開発など今年度予算から約5千万円を充てる方針を決めた。

           (朝日新聞 2010. 8.20  4面)

 

 米国モンタナ大学は、NASAの衛星による過去10年間のデータを分析し、

陸の植物が光合成で取り込む二酸化炭素の量が減少に転じた可能性のあることを

確認した。温暖化による気候変動が、植物の成長に影響しているとみられる。

           (毎日新聞 2010. 8.20  1面)

 

 石川県工業試験場は、従来の清酒よりも強い酸味を引き出す酵母を開発した。

ワインに近い後味で、洋食にも合うなどが特徴。食生活の多様化に対応する

酒造りを後押しし、消費拡大につなげる狙い。

           (北国新聞 2010. 8.22  2面)

 

 国際食糧農業機関(FAO)によると、世界の肥料需要が年々増えつつある。

三大成分である窒素・リン・カリウムの肥料消費量は増加基調であり、

BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の新興4カ国が世界の54%を

消費しており、中でも中国が3割を占めている。

           (日本経済新聞 2010. 8.23  3面)

 

 産業技術総合研究所は、光に反応して酸を放出する物質をシャーレに塗り、

細胞を培養したシャーレに光を当て、狙った細胞だけを取り除く技術を開発した。

           (日経産業新聞 2010. 8.23  12面)

 

 大阪大学と東京大学、長崎大学、兵庫医科大学の共同研究チームは、細菌や

寄生虫など相手にあわせて免疫細胞が分化するために欠かせないたんぱく質

「Jmjd3」を見いだした。

           (日経産業新聞 2010. 8.23  12面)

 

 日本原子力研究開発機構と奈良先端科学技術大学院大学は共同で、細胞内の

水中で、タンパク質とその表面を覆っている水(水和水)の分子運動(揺らぎ)が、

タンパク質の生命機能発現に大きな役割を果たしていることを突き止めた。

           (日刊工業新聞 2010. 8.23 16面)

 

 丸三綿業()は農業生物資源研究所と共同で、本繭シルク布団を開発した。

新たに開発したシルク綿「シルクフィル」は、保温性、圧縮回復生に優れ、

羽毛布団並の軽さなどが特徴。衣料品や生活資材などへの応用も可能。繭の消費に

つながるとして期待。

           (繊研新聞 2010. 8.24  4面)

 

 農林水産省は、セイヨウナタネの輸入港周辺における、平成18年から20年分の

遺伝子組換え植物実態調査結果を公表した。遺伝子組換えセイヨウナタネが繁殖して

非組換えのナタネ類を駆逐したり、組換えられた遺伝子が非組換えナタネ類との

交雑により拡がったりする可能性が極めて低いとの見方を示した。

           (日本農業新聞 2010. 8.24  3面)

 

 産業技術総合研究所は、ウイルス由来のRNA合成酵素と、宿主由来の翻訳因子

との複合体の構造を世界で初めて明らかにした。新たな抗ウイルス薬の開発などに

つながるとして期待される。

           (化学工業日報 2010. 8.24  8面)

 

 NECは、草や穀物の茎の主成分「セルロース」とカシューナッツの殻の主成分

「カルダノール」を化学処理したバイオプラスチックを開発した。植物の原料比率が

70%以上で、耐久性にも優れているなどが特徴。非食用の植物資源を使った

バイオプラスチックの開発は世界初。

           (日経産業新聞 2010. 8.26 22面)

 

 農林水産省は、8月25日に遺伝子組み換え作物について、国内での影響を検証

する有識者検討会を開催した。この中で、除草剤耐性のあるGM大豆2件が

生物多様性を損なわないと報告した。今後、国民から意見集約した上で、国内での

栽培を承認する。

           (日本農業新聞 2010. 8.26  3面)

 

 日本甜菜製糖()と広島県立総合技術研究所農業技術センターは共同で、

立って引くだけで溝切りから移植、覆土まで高い精度で行え、軟弱野菜の苗や

ワケギなどの球根を植え付けられる移植器「球根対応ひっぱりくん

(HP−12H)」を開発した。

           (日本農業新聞 2010. 8.26 14面)

 

 島根県農業技術センターは、市場に出回らない11〜12月に開花する

トルコギキョウの作型を確立した。定植を通常より1ヶ月早い7月にし、8月下旬

から9月上旬に主茎を40cm残して切り戻し処理する。

           (日本農業新聞 2010. 8.27 22面)

 

 立教大学と山口大学は、葉緑体を増殖させる遺伝子「PDR1(愛称:KUSANAGI)」

を見いだした。また、葉緑体が分裂するとき出現する分裂リングの主成分は、糖で

できた繊維であることも突き止めた。光合成で油を生産する藻の葉緑体を増殖させる

など、バイオ燃料の増産などに応用ができるとして期待。

           (毎日新聞 2010. 8.24 21面)

 

 東京大学は、臭いをかぎ分けるセンサーを開発した。センサーを人の上半身を

まねたロボットに装着し、臭いを感知して首を左右に振らせることにも成功した。

介護用ロボットや食品検査装置などに応用が可能。

           (日経産業新聞 2010. 8.24  9面)

 

 山形県農業総合研究センター園芸試験場は、ベニバナの新品種「夏祭」を育成

した。切り花向けで、小さな花を多く付けるなどが特徴。また、

同県最上総合支庁産地研究室は、フキノトウの新品種「春音(はるおと)」を

育成した。球形で香りが強く、苦みが少ないなどが特徴。

           (山形新聞 2010. 8.26 16面)

 

 東京都健康長寿医療センター研究所は、トレハロースに線虫の老化を抑えて寿命を

延ばす働きがあることを突き止めた。

           (朝日新聞 2010. 8.27 27面)

 

 ()ヤクルト本社は、ビフィズス菌発酵乳を日常的に飲用すると、皮膚の

水分低下を抑制し、美肌につながることを明らかにした。

           (産経新聞 2010. 8.27 22面)

 

 東北大学とサントリー生物有機科学研究所などは共同で、ブドウの果皮や葉に

含まれる「フラボノ-ル」の生合成を担う2つの糖転移酵素遺伝子「VrGT5

VrGT6」を見いだした。また、構成するアミノ酸残基の僅かな変異により、

結合する糖の組み合わせに多様性を与えていることも明らかにした。

           (日経産業新聞 2010. 8.27 11面)

 

 健康科学大学、女子栄養大学などは、牛乳・乳製品を摂取すると、メタボリック

症候群の予防に有効との調査結果を公表した。特に女性で効果が高く、多く

摂取する人ほど中性脂肪が少なく、善玉コレステロールが多いなど動脈硬化を

予防する効果があることを実証、男性では血圧が低い傾向が認められた。

           (日本農業新聞 2010. 8.27  1面)

 

 名古屋大学は、シロイヌナズナを使い、植物の根の成長促進に重要な役割を

果たすホルモン「RGF」を見いだした。

           (日経産業新聞 2010. 9. 2 12面)

 

 秋田県立大学は中央化工機商事()などと共同で、木材などのバイオマス資源を

低エネルギーで20マイクロメートル程度まで粉砕できる微粉用粉砕機

「タンデムリングミル」を開発した。鋼製リングを採用することにより、使用電力は

従来の6分の1。粉砕後の粉末は、バイオエタノールや生分解性プラスチックなどと

して再利用できる。

           (秋田魁新報 2010. 8.27  4面)

 

 ()紀州ほそ川とすさみ開発()は、「紀州うめぶた」の共同開発に乗り出す。

新たに開発した梅干しの製造過程で出る副産物の「梅酢」を活用した飼料

「梅BX70」を、防腐剤や抗生物質を使用しない既存飼料に混ぜて与える。

 今後、効果を検証し豚肉の安定供給を目指す。

           (紀伊民報 2010. 8.27  1面)

 

 森林総合研究所九州支所と熊本野生生物研究会は、宇土半島で急増している

外来種の「タイワンリス」の個体数が、2年間で倍増する可能性があることを

突き止めた。

農業被害の拡大が懸念されるため、大型のわなを導入し駆除を徹底する考え。

           (熊本日日新聞 2010. 8.27 23面)

 

 新潟県上越市内では、農研機構中央農業総合研究センター北陸研究センターが

育成した水稲新品種「みずほの輝き」の初収穫が今秋始まる。良食味で倒伏に強く、

コシヒカリよりも10日程度遅く出穂するのが特徴。JAえちご上越が県外卸業者

との契約栽培のみで販売し、知名度の向上や栽培拡大などを目指す。

           (新潟日報 2010. 8.28  6面)

 

 岡山県森林研究所は、近年減少している高級キノコ「ホンシメジ」の安定収穫に

向けた栽培技術の実証試験に取り組んでいる。

           (山陽新聞 2010. 8.29  9面)

 

 日油()は、東京農業大学と共同開発したスギ花粉の発生を抑制する薬剤の

農薬登録を今年度中に申請する。動物や植物の油脂から取れる成分が主体で、

夏から初秋にスギに吹きかけると雄花が枯れて、翌年に飛散する花粉が9割減る。

           (日経産業新聞 2010. 8.30  15面)

 

 長野県は、今年度からキノコ培地の主原料を輸入トウモロコシから地元産の

ソルガムに切り替えた。使用済みの培地は肉牛の飼料として再利用し、家畜

ふん尿は堆肥にしてソルガム畑に還元するなど、循環農業の確立を目指す。

           (日本農業新聞 2010. 8.30  1面)

 

 イタリアのエドムンド・マック財団などの国際研究チームは、リンゴゲノムの

概要解読に成功した。遺伝子数は約5万7400個、うち約1万1400個が

リンゴ特有の遺伝子で、「MADSボックス」と呼ばれる遺伝子群が果実の成長を

制御している可能性が高いことや、現在の栽培品種の祖先は、中央アジアの

産地に自生する野生種であることなどが明らかになった。

           (日本農業新聞 2010. 8.30  11面)

 

 フジッコ()と北海道立工業技術センターは共同で、生昆布(冷凍)を使うと、

これまでとは異なる食感や風味を持つ佃煮ができることを明らかにした。

           (食品新聞 2010. 8.30   2面)

 

 ()びわ鮎センターと長浜バイオ大学、()美創技研は共同で、養殖アユの

冷水病を予防する養殖技術を確立した。稚魚に与える飼料に植物由来の複合酵素を

混ぜ、消化吸収を促して耐病性を高め、発病率を落とす。

           (日経産業新聞 2010. 8.31 17面)

 

 農林水産省は、第2回「口蹄疫に関する緊急調査研究」の研究課題を公募

している。研究対象は、防疫時の使用状況に応じた消毒用資材の有効性に関する

緊急研究で、公募期間は914日まで。採択課題の決定・公表は9月下旬。

           (日本農業新聞 2010. 8.31  2面)

 

 

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