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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第79号(2010 810日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン8月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹・水稲)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究だより』

 「セル内施肥での晩出しキャベツ」

・トピック

「農業新技術2010解説編」の作成について  [農林水産省] 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、

降水量等の確率は以下のとおりです。

 平年と同様に晴れの日が多いでしょう。

向こう1か月の気温は、高い確率60%です。降水量は、平年並みまたは

少ない確率ともに40%です。日照時間は、平年並みまたは多い確率ともに

40%です。

週別の気温は、1週目は高い確率70%です。2週目は高い確率60%です。

3〜4週目は、平年並みまたは高い確率ともに40%です。

     (8月6日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.jma-net.go.jp/fukuoka/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第5号(8月)

・病害虫発生予察注意報第3号(イチゴ:炭疽病)

・病害虫発生予察技術情報第1号

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4704204.html 

 

 

◆生育情報(果樹・水稲)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・果樹生育概況(常緑果樹8月5日、落葉果樹8月1日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・水稲の生育情報と対策(7月26日現在)

 農産部のホームページ

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 早期水稲、普通期水稲、大豆、青ネギ、アスパラガス、ナシ、ブドウ、

トルコギキョウ、ホオズキ、肉用牛について生産状況と対策を

お知らせします。         (8月2日現在)

 

●早期水稲

 4月中下旬植「コシヒカリ」の出穂期は、7月18日前後で、収穫適期は

8月20日前後と予想されます。穂数は平年並みに確保されていますが、

高温のため品質の低下が懸念されます。

 早期落水の防止を行いましょう。

 気温が高いため、刈り遅れにならないよう留意してください。

 

●普通期水稲

 梅雨明け後の高温多日照で生育は回復しています。5月下旬〜6月上旬植

「夢つくし」の茎数は平年並みに確保され、出穂期は8月中旬の見込みです。

6月中・下旬植の中晩生種の茎数は、平年並み〜10%程度少ないですが、

有効茎は確保されており、出穂期は平年並みと予想されます。

 病害虫では、海外飛来性害虫であるウンカ類やコブノメイガの飛来量が

やや多くなっています。

 「夢つくし」は間断かん水を実施しましょう。

 6月中下旬植で中干しを行っていない場合には早急に実施してください。

穂肥は、幼穂を確認し適期に施用しましょう。

 

●大豆

 梅雨後期の大雨のため、播種のピークは梅雨明け後の7月下旬となりました。

7月上旬播種で冠水による出芽不良で播き直しを行ったほ場においても

7月中に播種が終了しました。

 本葉2〜3枚期に1回目、5〜6枚期に2回目の中耕・培土を行いましょう。

 

●青ネギ

 5月下旬に播種したものを収穫中です。7月中旬の大雨により冠水したほ場は、

収穫間近のものでは出荷できないものがありましたが、齢が若い株ではその後の

生育に問題はなく、出荷可能です。

 梅雨明け後にネギハモグリバエが増加しつつあります。

 土壌が乾燥しすぎると葉先枯れが発生しやすくなるので、かん水管理に

注意してください。

 また、ネギハモグリバエが増加しつつあるので、対策を実施しましょう。

 

●アスパラガス

 梅雨の日照不足で7月上中旬の出荷量が減少しています。また、梅雨明け後の

温度上昇による穂先の開きや過繁茂による薄い茎色など品質が低下しています。

今後、8月上旬から夏芽の出荷量が減少する見込みです。

 病害虫では斑点病、褐斑病が例年より早く発生し、コナジラミ類、

アザミウマ類も増加しています。

 ハウス内の通風と降温のためにサイド・サイド肩・妻面の開放に努めましょう。

 過繁茂防止のため通路が見通せる程度に整枝してください。

 畦表面が乾かない程度に1〜2日ごとにかん水しましょう。茎枯病・斑点病・

褐斑病の対策を徹底してください。

 

●ナシ

 「幸水」は、トンネルが7月20日頃から出荷が開始されました。4〜5月の

低温により生育が遅れ、前年よりも出荷ペースが遅くなっています。果実肥大は

平年並みで、梅雨明け以降糖度が回復し、食味はよい状態です。

露地は7月末から出荷開始見込みで、果実肥大は、開花後の低温により初期肥大が

悪く、平年よりも劣っています。

 梅雨明け以降の高温により、果実の成熟が急速に進む傾向があるため、果皮色や

果肉の変化に注意し、過熟収穫に努めてください。

 出荷の際には、シンクイムシ被害果や芯腐れ果が混入しないように注意しましょう。

 

●ブドウ

 各作型とも6月下旬〜7月上旬の日照不足、梅雨明け後の高温の影響から

着色の進行が遅く、出荷も遅れ気味で推移しています。果実糖度は、梅雨明け以降に

上昇傾向です。7月中旬の大雨により一部でほ場の冠水被害がありましたが、

裂果の発生は少ない状況です。

露地では、べと病が多発傾向です。

 着色向上のため着果量の見直しを行いましょう。

 新梢管理を行い園内の通風採光を促すとともに、べと病対策を徹底してください。

 乾燥が続く場合は、適宜かん水しましょう。

 

●トルコギキョウ

 8月出荷作型では、6月下旬〜7月上旬の日照不足で例年に比べ、ブラスチング

(花蕾の枯死)の発生がやや多い傾向です。

 秋出荷作型(10〜11月出荷)の定植が、7月下旬から順次開始となりました。

一部地域で、7月中旬の大雨によるハウスへの浸水で定植が遅れています。

 8月出荷作型は、梅雨明け後の強光による花弁の焼けに注意しましょう。

 秋出荷作型では、定植後、抽台開始まで十分なかん水を行ってください。

夜蛾類対策(防虫ネット・黄色灯の設置)を徹底しましょう。

 

●ホオズキ

 旧盆明けの出荷が、8月上旬から開始予定です。4月中下旬の低温の影響で

草丈が低い状態です。また6月上旬の乾燥で中段に実飛びが発生し、品質が

やや低下しています。

 実の着色は梅雨明け以降の高温によりやや遅れています。一部ほ場で白絹病・

アザミウマ類の被害が増加しています。

 土壌の乾燥が続く場合は、適宜かん水を実施しましょう。

 日中の収穫は水揚げを悪くするので、必ず早朝に行ってください。

 

●肉用牛

 5月の国産牛肉の価格(省令規格)は、前年同月に比べやや上昇しましたが、

前月に比べやや低下しました。和牛去勢(A4)は、前年同月、前月に比べ

やや低下しました。

 宮崎県では7月27日をもって口蹄疫に関わる家畜の移動・搬出制限区域が

全面解除されました。

 今後は、牛・豚飼養農家に対して、農場の衛生管理、導入・出荷家畜の健康観察を

指導してください。家畜に接触する支援活動では、防疫面に留意しましょう。

 

 

◆農総試成果情報『研究だより

農業共済新聞福岡県版8月4日掲載)

 

セル内施肥での晩出しキャベツ ―硝酸態窒素の流亡を抑制―

露地畑では施用した窒素肥料が硝酸態窒素に変化し、降雨や灌水によって地下に

流れやすくなります。一方、環境基準では地下水中の硝酸態窒素は10mg/g以下と

定められています。そのため、硝酸態窒素の地下への流亡を抑える目的で、

育苗の時から移植後の本圃で必要な元肥(窒素分)を育苗セルトレイ内に施用する

晩出しキャベツの栽培法を開発しました。

 この栽培法では、あらかじめ元肥窒素に相当する専用肥料(80日かけて窒素分が

溶け出す緩効性肥料)を混ぜ込んだ培養土(培養土1gに対し肥料200gの割合)を

セルトレイ(128穴)に詰めた後、播種します。元肥のリン酸とカリは定植前に

別に本圃に施用し、追肥は通常どおり施用します。こうすることで、元肥に速効性の

化成肥料を施用する慣行栽培よりも、硝酸態窒素の地下への流亡を40%以上

減らせます。専用肥料から根の近くでゆっくりと窒素分が溶け出し、確実に

吸収されるからです。なお、収量や培養土と肥料にかかる資材費は慣行栽培と

同等です。

 ⇒  http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/serunae.JPG

 栽培にあたっては、播種する時期は肥料による根傷みを避けるため気温の下がる

8月末以降とし、育苗は風通しの良い涼しい場所で行い、遮光資材で覆うなど

温度管理に注意が必要です。

 問い合わせは、県農業総合試験場土壌・環境部(電話092−924−2939)まで。 

 

 

◆トピック◆

「農業新技術2010解説編」の作成について

農林水産省では、近年の研究成果のうち、早急に生産現場に普及すべきものを

「農業新技術2010」として選定し公表しています。選定した技術について

理解を深め、技術の周知や普及を図るため、選定技術を分かりやすく解説した

「農業新技術2010解説編」が取りまとめられました。 

詳しくは

http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/100722.htm

●統計データ等(農林水産省ほか)

農林水産統計月報(平成22年7月26日)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/kikaku/monthly/index.html

農林水産基本データ集(平成22年8月1日)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/index.html

「平成22年産水稲の西南暖地における早期栽培等の作柄概況(7月15日現在)」について

http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/seiryu/100730_1.html

食品産業活動実態調査(畜産物国内流通構造調査)結果の概要(平成20年度結果)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/katudou_tikusan_08.pdf

平成21年産 大豆生産費(個別経営)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/seisanhi_daizu09.pdf

畜産統計(平成22年2月1日現在)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/tikusan_10.pdf

「エコファーマー」の認定状況(平成22年3月末現在)について

http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/kankyo/100727.html

 

●新聞見出し記事紹介

キッコーマン()は、北海道大学発ベンチャーの()植物育種研究所が

農研機構北海道農業研究センターと共同で育成した赤タマネギ「さらさらレッド」

などを原料とした機能性飲料「さらさらレッド生姜とタマネギ」を、7月から

北海道限定で販売する。

           (北海道新聞 2010. 6.29 10面)

 

農研機構果樹研究所は、6月29日に都内で、第2回果樹研フルーツセミナー

「アンズの品種動向を探る」を開催し、同研究所が育成したアンズの新品種

「サニーコット」「ニコニコット」を紹介した。

           (日本農業新聞 2010. 6.30 16面)

 

農研機構野菜茶業研究所が育成したナスの普及品種「あのみのり」を栽培する

農家が増えつつある。受粉のいらない単為結果性に加え、側枝の発生と伸びが緩やか

など省力栽培できるのが特徴で、高齢者などが導入を進めている。

また、同研究所は、「あのみのり」を改良して、多収や種なし品種の育成を目指す。

          (日本農業新聞 2010. 6.30 16面)

 

筑波農林研究交流センターと農業生物資源研究所は、630日から7月2日まで

つくば市で、145回農林交流センターワークショップ 「マイクロアレイ

ワークショップ2010」を開催した。

           (化学工業日報 2010. 6.30  9面)

 

広島大学は、ニホンザルやシカなどによる農作物の食害防止対策として、

ライオンやトラの体臭を染みこませた布を畑を囲むネットに取り付けると

効果があることを突き止めた。

           (日本経済新聞 2010. 6.30  20面)

 

兵庫県立農林水産技術総合センターと農研機構近畿中国四国農業研究センターは、

ハウス栽培のホウレンソウの萎凋(いちょう)病対策として、アブラナ科の

「黄からし菜」の茎葉を土壌にすき込んだ後、水をためて管理すると殺菌効果が

高まることを突き止めた。

           (日本農業新聞 2010. 7. 4  1面)

 

農研機構東北農業研究センター福島研究拠点は、転作田用の湿害対策として、

畝立てができる播種機を開発するなど新たな大豆の栽培技術を確立し、

「大豆栽培技術マニュアル」としてまとめた。麦類を同時に播種して

「リビングマルチ」として利用し、雑草を抑制して収量を確保できる。

           (化学工業日報 2010. 7. 9  3面)

 

鳥取県米子市の兼業農家、有馬康博氏は、ヤマイモ(ジネンジョ)収穫が

容易に行える型枠による高床栽培方法を考案した。木製の型枠を解体し土をほぐせば、

折れずに収穫ができる。庭先などにも設置でき、場所を選ばないのが特徴。

           (日本農業新聞 2010. 7. 1 16面)

 

三重県内で、アブラナ科の雑草に似た植物から、特定の除草剤が効かないよう

組み換えた菜種の遺伝子が検出されたことが、名古屋市の市民団体の調査で

明らかになった。

   (産経新聞 2010. 7. 3 23面)

            

石川県工業試験場は、羽二重豆腐()、石川県立大学などと共同で、豆腐の

製造過程で生じるおからや絞り汁を、がんもどきなどの材料として有効利用する

技術を開発した。乳酸菌を加えて発酵させることで、保存期間を延ばし、

加工食品の材料に活用できる。

           (北国新聞 2010. 7. 4  3面)

 

 滋賀県農業技術振興センターは、コシヒカリの水管理で、出穂期の3週間前後の

計6週間は、常時湛水出穂20日後から成熟期は間断灌水して適期収穫することに

より、胴割れ粒や白未熟粒の発生が抑制できることを確認した。

           (日本農業新聞 2010. 7. 6 18面)

 

農研機構北海道農業研究センターは、水煮に最適な多収性のジャガイモの新品種

「ピルカ」を育成した。ジャガイモシストセンチュウに対し強い抵抗性がある、

表面が滑らかで皮がむきやすいなどが特徴。

           (北海道新聞 2010. 7. 6  2面)

 

日本経済新聞社は、主な技術開発成果を評価する「技術トレンド調査2010年度

第2回)」をまとめた。1位に水産総合研究センターの「ウナギの完全養殖」、

14位に奈良先端科学技術大学院大学と農研機構中央農業総合研究センターの

「抵抗性タンパク質」が活性化する仕組み、15位に国際農林水産業研究センターの

「茶豆の香り発生解明」が選ばれた。

           (日経産業新聞 2010. 7. 8 19面

 

米国農務省農業研究局とカリフォルニア大学リバーサイド校は、西洋ナシの

生産量を低下させる害虫「キジラミ」のオスを引き寄せるフェロモン13-Mec27」を

突き止めた。

           (日経産業新聞 2010. 7. 7 11面)

 

三井化学アグロ()が育成した高収量、良食味、極晩生のハイブリッド水稲

「みつひかり」の作付け面積が4年で2倍になるなど、全国で拡大しつつある。

           (日本農業新聞 2010. 7. 7 16面)

 

 京都大学などは、植物感染を引き起こす炭疽病菌の新たな進入方法を見いだした。

炭疽病菌が付着器を形成せずに進入する能力があることを突き止め、発芽後、

菌糸状に伸びて先端から植物細胞に直接進入することが判明した。

           (日刊工業新聞 2010. 7. 7朝刊 19面)

 

 香港大学などは、新型インフルエンザがブタの体内で変異を続けていることを

確認した。高病原性のウイルスが出現する可能性があるとして、警戒が必要との見方。

        (朝日新聞 2010. 7. 9 17面)

 

 三菱樹脂()は、太陽光で野菜や果物などを効率的に栽培できる農業支援ユニットを

開発した。紫外線をカットできる機能性フィルムや、溶液栽培などを組み合わせ、

狭い空間でも栽培が可能。

           (日経産業新聞 2010. 7. 9  1面)

 

農林水産省は、水力や太陽光・風力・木質バイオマスなど、使われていない      

自然エネルギーによる発電に取り組む農村を「スマート・ビレッジ」と名付け、

全国に広める取り組みに乗りだした。

           (日本農業新聞 2010. 7.13  1面)

 

 三重大学は三重県農業研究所と共同で、イチゴの重要病害であるイチゴ炭疽病の

防除に優れた効果を示す新規微生物「ストレプトマイセスMBFA−172株」を

見いだした。

           (化学工業日報 2010. 7.13  4面)

 

 静岡県は、茶園の施肥量削減を目指し、今年度から樹冠下の根周辺に点滴施肥する

かん水同時施肥技術の実証試験と普及に取り組む。

           (日本農業新聞 2010. 7.14 12面)

 

農林水産省は、2010年度の実用技術開発事業に、温州ミカンなどに特別多く

含まれている色素のβ-クリプトキサンチンが、脂肪肝にどれだけ効くかという

研究課題を優先採択した。農研機構や()えひめ飲料などが連携して臨床試験を

開始し、検証のほか、β-クリプトキサンチン濃度を高める技術や抽出技術の開発などを

3年間で行う。

           (日本農業新聞 2010. 7.15  1面)

 

 農林水産省は、日本の飼料自給率向上を目指し、今年度から超多収飼料米及び

飼料作物の品種育成に取り組むプロジェクトを5カ年計画で実施する。

農研機構、国際農林水産業研究センター、家畜改良センターなど産学官14機関が

参画する。

           (化学工業日報 2010. 7.15  4面)

 

 山形大学は、枝豆の早生品種「つるおかぼんちゃ」を育成し、試食会を開催した。

農業生物資源研究所放射線育種場で、極早生種の種子に放射線を照射し、

突然変異で親系統よりも7日程度収穫期が早い種子を選抜した。

           (山形新聞 2010. 7.15 18面)

 

 農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは三菱農機()と共同で、

朝露などで湿った作物の収穫ロスを大幅に低減できる自脱コンバインを開発した。

           (フジサンケイビジネスアイ 2010. 7.16 12面)

 

 ()日本政策金融公庫は、米粉食品に関する消費者動向調査結果を発表した。

米粉食品の普及拡大に関する質問では、「米粉を利用した食品を増やす」が45%と

最も多く、認知度では、「知っている」が76%、「食べたことがある」が63%。

  (日本農業新聞 2010. 7.16  2面)

 

 JA福岡市管内では、水稲苗を食害する「ジャンボタニシ」対策として、

水田の水がたまりやすい場所にタケノコを入れるとエサとして集まり、苗の食害が

ほとんどなくなるなど効果を上げている。

           (日本農業新聞 2010. 7.16 14面)

 

 茨城県取手市の農家では、6条田植機の2条目と5条目を抜く「2・5抜き」が

効果を上げている。2条ごとの株の左右どちらか一方にゆとりができることで、

根の競合が減る、風通しが良くなる、株元まで光が当たる、収量も慣行栽培並みで、

生産コストや労力が軽減できる。

           (日本農業新聞 2010. 7.16 14面)

 

 近畿地方の各府県と農研機構近畿中国四国農業研究センターなどは、黒大豆栽培で、

開花期以降の土壌乾燥による収量と品質低下防止のため、土壌の乾燥状況を診断し、

かん水適期を簡単に判定できる「簡易土壌水分計」を開発した。

           (日本農業新聞 2010. 7.20 16面)

 

 栃木県真岡市のトマト農家では、養液栽培で年2作の8段密植栽培技術を考案し、

品質が安定、省力・省エネ栽培を実現するなど、効果を上げている。

           (日本農業新聞 2010. 7.20 16面)

 

 ()前川製作所は、イネから単離した共生細菌「アゾスピリラ」などを農作物に

感染させると、作物の免疫を高めて病害虫に対する抵抗性が向上することに加え、

イネやダイズの収量が増えることを突き止めた。

           (化学工業日報 2010. 7.20  4面)

 

 山形県は、今年度から地球温暖化による気候変化に備え、県園芸試験場で

ユズやスダチなど暖地系果樹の試験栽培に取り組んでいる。

           (河北新報 2010. 7.20 22面)

 

農研機構近畿中国四国農業研究センターは、近畿及び中国四国地方の平野部に向く、

熟期が中生晩の低アミロース水稲新品種「姫ごのみ」を育成した。

粘りが強い、良食味などが特徴で、うるち米品種に混ぜて炊飯しておにぎりなどに

すると、食味を向上させる効果がある。

           (日本農業新聞 2010. 7.16 14面)

 

 農研機構近畿中国四国農業研究センターは、ホールクロップサイレージ専用飼料稲

品種「たちすずか」を育成した。茎葉が多収で糖含量が高い、倒れにくいなどが特徴。

(日本農業新聞 2010. 7.16 14面)

 

 群馬県嬬恋村は、イノシシによる農作物被害を防ぐための電気柵の電源に、

信州大学が開発した水車を利用した小水力発電に乗りだした。

           (上毛新聞 2010. 7.21 2面)

 

 農林水産省は、コメや野菜など農産品の生産過程で排出されたCO2の量が分かる

表示制度を2011年4月から創設する。農家側の混乱を防ぐため、表示制度の

手続きや利用方法を定めたガイドラインも定める計画。

           (日本経済新聞 2010. 7.21  1面)

 

 京都府生物資源研究センターは農研機構中央農業総合研究センターなどと共同で、

黒大豆の収量が連作障害で低下する原因として、アグロバクテリウムなど数種の

土壌細菌が根粒の働きを阻害していること、連作により窒素固定や根粒形成の低い

根粒菌が増加することを確認した。

           (日本農業新聞 2010. 7.22 1面)

 

 ()北陸精機は、農業用水を活用した超小型の水力発電機を開発した。

JAや集落などまとまった地域に導入を働きかけ、エネルギーの地産地消を

アピールする。

          (日本農業新聞 2010. 7.22 13面)

 

庄内地域産業振興センターは山形県工業技術センターなどと共同で、渋柿の

庄内柿を100%使った「庄内柿ジュース」を開発した。皮ごと搾汁し、独自の

方法で加熱殺菌の際に渋みが戻る現象を防ぎ、糖類や着色料を一切使用しない

ジュースを完成させた。

           (山形新聞 2010. 7.22  7面)

 

 農業生物資源研究所は、東京慈恵医科大学などの医療機関や大学とコンソーシアムを

組み、スギ花粉症治療薬米の開発を行う。動物実験を経て早ければ3〜4年度にも

臨床試験を実施する計画。

           (化学工業日報 2010. 7.23  5面)

 

 山形県農業総合研究センター園芸センターは、一重の花が多くつくスプレータイプの

トルコギキョウの新品種「プチスノー」を育成した。切り花の高さが80cm以上

確保できるなどが特徴。

           (山形新聞 2010. 7.23  1面)

 

 

◆その他◆

 最後までお読みいただきありがとうございます。

 

農業総合試験場ではメールマガジンの内容充実をめざしています。「こんな話題を

掲載して欲しい」、「もっと詳しい情報が欲しい」等、ご意見・ご要望がございましたら

お聞かせください。

ご感想もお待ちしております。            

 あて先:chizai@farc.pref.fukuoka.jp

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