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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第76号(2010 514日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン5月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹・麦)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究だより』

 「高品質な二番茶生産

・トピック

「農林水産業の将来ビジョン」について   [農林水産省] 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、

降水量等の確率は以下のとおりです。

 天気は数日の周期で変わる見込みですが、ぐずつく時期もあるでしょう。

向こう1か月の気温は、高い確率50%です。降水量は平年並みまたは

多い確率ともに40%です。

週別の気温は、1週目は高い確率60%です。

     (5月14日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.jma-net.go.jp/fukuoka/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第2号(5月)

・病害虫発生予察注意報第1号(麦:赤カビ病)

・病害虫発生予察注意報第2号(水稲:縞葉枯病ヒメトビウンカ保毒虫率)

・筑後支所予察情報速報第1号(イグサ:イグサシンムシガ)

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4704204.html 

 

 

◆生育情報(果樹・麦)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・果樹生育概況(常緑果樹5月11日、落葉果樹5月10日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・麦の生育情報と対策(4月26日現在)

 農産部のホームページ

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 早期水稲、麦類、イチゴ、アスパラガス、トマト、温州ミカン、イチジク、

トルコギキョウ、シンテッポウユリ、茶、肉用牛について生産状況と

対策をお知らせします。              (4月30日現在)

 

●早期水稲

 田植えは4月25日頃が最盛期となり、5月の連休明けまで行われます。

田植え後の低温で活着がやや遅れていますが、植え傷みは少ない状況です。

 田植え後の低温や、風が強い場合には深水で苗を保護しましょう。

苗の活着を確認し、除草剤を散布してください。

 

●麦類

 出穂期は大麦では平年並み〜1日程度、小麦では3〜4日程度早く推移

しました。しかし、出穂後の低温で、成熟期は大麦では平年より2〜3日遅く、

小麦では平年並みと予想されます。穂数は平年並みに確保されています。

出穂後の降雨により、生育旺盛なほ場では倒伏が発生しています。3月以降の

降雨で湿害が発生したほ場では下葉枯れが多く、今後、好天が続くと急激に

成熟が進むと考えられます。

 排水口の再整備を行ってください。また、共乾施設の荷受け計画を作成

しましょう。

 

●イチゴ

 3番果房の収穫ピークを過ぎ、収穫終盤となっています。

 今後は、徐々に出荷日量が減少し、5月中〜下旬には出荷が終了する

見込みです。

 親株からのランナー発生が始まっています。

 親株への炭疽病感染拡大時期となるため、降雨に注意しながら定期的な

予防防除に努めてください。

 また、生育不良親株の除去や親株床の排水対策を徹底しましょう。

 

●アスパラガス

 1月下旬〜3月中旬の気温が高く、太い茎の発生比率が高かったので、春芽の

出荷量は多くなっています。立茎(親茎)は3月下旬から4月中旬に始まり、

立茎後から摘心までの出荷量は減少し、5月下旬から増加する見込みです。

 アザミウマ類の被害は少ない状況です。

 立茎した茎葉上部が垂れ下がったら120cm〜130cmで摘心してください。

 土壌水分がpF1.8〜2.0で推移するように少量多回数かん水管理を実施し、

追肥も行いましょう。立茎後に斑点病、アザミウマ類の防除を徹底してください。

 

●トマト

 3月上旬の日照不足のため果実着色が遅く、日出荷量の推移は3月が

横ばいで、4月は徐々に増加しました。

 灰色かび病は、3月に多発しましたが、4月は少発となりました。現在、

コナジラミ類が増えつつあります。

 コナジラミ類の多発を防ぐため、少発生時期での防除を心がけてください。

また、トマト栽培終了時にはハウスを閉めこみ、ハウス内のコナジラミ類を

死滅させ、ハウス外への飛び出しを防ぎましょう。

 

●温州ミカン

 生育は、2月の高温により芽の動き始めは早い状況でしたが、3月下旬の

低温により抑えられ、現在は平年並みで推移しています。

 着花量は、全体的に平年並み〜やや少なく、園地、樹により着花程度や

生育スピードのバラツキが大きくなっています。前年の着果量が多く結果母枝が

極端に少ない早生、普通種で著しく少なくなっています。

 着花が少ない園地では、新梢の芽かきを徹底し、結実促進を図ってください。

また、リン酸・苦土の葉面散布を行い、新梢の緑化促進と遅伸び防止を図り

ましょう。

 

●イチジク

「とよみつひめ」は、12月加温が展葉23〜24枚で摘心中です。生育は

順調ですが、出荷開始は5月20日以降の見込みで、前年より2〜3日遅れと

なっています。

無加温ハウスは展葉5〜6枚、露地は展葉期で、生育は前年より遅く

平年並みです。

「蓬莱柿」は、1月加温の夏果の出荷開始が5月6日以降の見込みで前年並み

です。露地の生育は前年より遅く、平年並みとなっています。発芽期以降の

降雨でそうか病の発生が見られます。

加温栽培では、着色・糖度向上のため、不要な枝や副梢を除去してください。

新植した苗木は適宜かん水し、乾燥防止に努めましょう。

そうか病は、発芽期から展葉期の初期防除を徹底してください。

 

●トルコギキョウ

 10月下旬〜11月上旬定植の作型で、4月上中旬から出荷が開始されました。

3月上旬の日照不足によるブラスチング(花蕾の枯死)発生により全体的に

品質が低下し、収穫も遅れています。5月は、日射量の増加により品質向上、

出荷量の増加が見込まれます。

 日中は、25℃を目安に十分な換気を行い、締まった茎葉づくりに努めてください。

 また、無駄な花蕾の除去により開花を揃えましょう。

 アザミウマ類の発生が増加していますので、防除に努めてください。

 

シンテッポウユリ

 施設の6月出荷作型(2月定植)は抽台中ですが、やや茎が細い傾向にあります。

 露地の7月出荷作型(3月上中旬定植)は、生育がやや遅れています。

8月出荷作型の定植は、4月上〜中旬にかけて行われました。施設、露地ともに

病害虫の発生は少ない状況です。

 施設栽培では日中25℃を目安に換気を行いましょう。茎が細い場合は、追肥を

適宜実施してください。

 アブラムシ類、アザミウマ類、葉枯病の防除に努めましょう。

 

●茶

 主力品種「やぶきた」の萌芽期は前年と同時期でしたが、4月中旬以降の

低温により生育は緩慢となり、前年より3〜4日遅れています。初入札は4月20日

(前年は4月16日)に行われ、3月27日の晩霜の影響が懸念されましたが、

上場量は前年をやや下回る程度でした。

 気温の変動が激しいため、生育状況を正しく把握し、適期に摘採しましょう。

クワシロカイガラムシが一部で多発しています。発生情報を活用し、適期(1齢

幼虫期)に防除してください。

 

●肉用牛

 国産牛肉の価格(省令規格)は、依然低迷しています。3月の輸入牛肉の

数量が、冷蔵を中心に増加する見込みです。

 宮崎県において、口蹄疫の確定と、擬似患畜12例目を確認しました。

(4月30日時点)

 牛・豚飼養農家が参集する会議等を自粛し、牛・豚飼養農家への不要不急の

立入自粛、立ち入った場合の消毒等の衛生管理を徹底してください。

 

 

◆農総試成果情報『研究だより

農業共済新聞福岡県版5月5日掲載)

 

「高品質な二番茶生産」

 県農業総合試験場八女分場では、玉露栽培に利用した被覆棚施設を二番茶生産でも

活用し、高品質な二番茶を生産するための被覆開始時期と期間を明らかにしました。

 新葉が1.5葉開葉した時期までに被覆を開始すれば、二番茶であっても、玉露に

特徴的に含まれる高級茶の香り成分であるジメチルスルフィド(青海苔様の香り)が

増加します。また、1.5葉期から被覆した場合、被覆期間が20日程度までであれば、

日数が長くなるほど茶生葉収量は増加しますが、うま味成分である遊離アミノ酸

含量は減少します。生葉収量とアミノ酸含量、香りのバランスが良く、収益性

(荒茶単価×収量−生産費)が優れるのは、14日間被覆した場合です(図参照)。

 ⇒  http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/nibancha.JPG

 栽培上の留意点として、一、二番茶の連続した被覆栽培を、連年行うと樹勢が

低下することがあります。このため、二番茶摘採後は樹勢に応じた整剪枝の高さや

時期を考えた茶園管理が必要です。 

 問い合わせは、県農業総合試験場八女分場(電話0943−42−0292)まで。                         

 

 

◆トピック◆

「農林水産業の将来ビジョン」について 

農林水産省では、農林水産業・農山漁村の現状と、政府が進めようとしている

農林水産政策を分かりやすくまとめたパンフレットである「農林水産業の将来ビジョン

(農業編)(森林林業編)(水産業編)」を作成しました。

詳しくは

http://www.maff.go.jp/j/kanbo/seikatu/vision.html

●統計データ等(農林水産省ほか)

平成21年産春野菜、夏秋野菜等の作付面積、収穫量及び出荷量

併載:平成21年産きゅうり、なす、トマト、ピーマンの年間計

平成21年産大豆の収穫量(第2報)

平成21年産西洋なし、かき、くりの結果樹面積、収穫量及び出荷量

集落営農実態調査結果の概要(平成22年2月1日現在)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/index.html

農林水産統計月報(平成22年4月26日)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/kikaku/monthly/index.html

農林水産基本データ集(平成22年4月1日)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/index.html

平成21年産米穀の検査結果(速報値)(平成22年3月末日現在)

http://www.maff.go.jp/kyusyu/press/s_tyosei/100422.html

 

●新聞見出し記事紹介

農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは、「民間実用化研究促進事業」

について、平22年度新規課題の公募を4月12日から開始する。

           【化学工業日報 2010. 3.29  5面】

 

農研機構中央農業総合研究センターは、「タカナリ」「モミロマン」など

新規需要米向けの7つの水稲品種の中に、ベンゾビシクロンなど3つの除草剤成分

に極めて弱いものがあることを明らかにした。

           【日本農業新聞 2010. 3.27 16面】

 

東京大学は産業技術総合研究所と共同で、細胞内にある遺伝子が、必要なときだけ

働く仕組みを突き止めた。

           【日経産業新聞 2010. 3.23  11面】

 

京都大学、東京大学、兵庫県立大学の研究グループは、植物の細胞内で

原形質流動が起こる仕組みを明らかにした。

           【日刊工業新聞 2010. 3.23  14面】

 

青森県立名久井農業高校の生徒が育成した、甘みがあり収穫後も約2ヶ月間

変色しない「白いリンゴ」が注目を集めている。

           【朝日新聞 2010. 3.23 10面】

 

 鹿児島県特産の芋焼酎づくりに欠かせないサツマイモ品種「コガネセンガン」を

育成し、鹿児島県鹿屋市の第1次産業の確立に多大な貢献をしたとして、

元農林水産省技官の坂井健吉さんに、鹿屋市長から感謝状が贈られた。

           【朝日新聞 2010. 3.25  35面】

 

岩手県農業研究センターは、リンドウの褐斑病感染の仕組みを解明した。

収穫後に残った茎や葉に付着した病原菌が越冬し、翌年の梅雨に増殖、雨水に

溶け込んでほかの茎や葉に感染していることが判明。

           【日本農業新聞 2010. 3.26 16面】

 

農業生物資源研究所と名古屋大学大学院は共同で、遺伝子組み換え技術を使って、

アレルゲンを低減化したコシヒカリ系統のイネ品種を開発した。

今後、安全性評価を行い、良食味の低アレルゲン米の実用化を目指す。

           【日本農業新聞 2010. 3.26 16面】

 

カゴメ()は、トマトに多く含まれる成分のリコピンに、日焼け予防の効果が

あることをマウスを使った実験で突き止めた。

           【日経産業新聞 2010. 3.26  21面】

 

福岡県うきは市などの柿の産地で、樹幹にスタークル顆粒又は

アルバリン顆粒水溶剤を塗り、害虫のフジコナカイガラムシを防ぐ新しい

防除法が今春から始まった。

   【日本農業新聞 2010. 3.27  16面】

 

農研機構作物研究所が育成したパン用小麦「ユメシホウ」を使ったパンが

注目されている。つくば市内で栽培された「ユメシホウ」を商工会が買い取り、

希望するパン屋に安価で提供し、学校給食や一般に販売する。

           【毎日新聞(茨城版) 2010. 3.28 26面】

 

三菱農機()は、農研機構生物系特定産業技術研究支援センターと共同で

開発した2条刈りコンバイン「VMA215/217」を発売した。従来機よりも

9%の低燃費化が期待できる。

           【日本農業新聞 2010. 3.29 11面】

 

MKVドリーム()は、農業用生分解性マルチフィルム「カエルーチ」を

開発した。フィルムは3〜5ヶ月で土壌中の微生物によって分解されるため、

はぎ取りや回収が不要。

           【日刊工業新聞 2010. 3.30 13面】

 

農業生物資源研究所は農研機構作物研究所などと共同で、インド稲「カラサース」

から、種子の品質を損なう穂発芽を防ぐ遺伝子「Sdr4」を特定した。

今後、小麦でも穂発芽耐性遺伝子の機能を解明し、品種改良に役立てる考え。

         【日本農業新聞 2010. 4. 2 14面】

 

みたけ食品工業()は、4月から米粉の本格生産に乗り出した。生産ラインを

増設し、「彩のかがやき」など埼玉県産米を使ったパン、めん類、菓子などを

業務用に販売する計画。

           【日経産業新聞 2010. 3.31 23面】

 

産業技術総合研究所は、家庭ごとの電気温水器を制御して、夜間に風力発電装置が

発電する電気を効率よく使う制御技術を開発した。スマートグリッドの要素技術

として期待される。

           【日刊工業新聞 2010. 3.31  1面】

 

JA全農あきたは、秋田県農業試験場が育成した水稲新品種「ゆめおばこ」を

4月から販売すると発表した。炊きあがりがふっくらする、冷めても硬くなりにくい

などが特徴。 

         【日経MJ(流通新聞) 2010. 4. 5 14面】

 

山梨県総合理工学研究機構は県果樹試験場などと共同で、赤色LEDを使って

ブドウの粒を大きくできる装置を開発した。品質の向上と安定化が見込め、

農家の収益向上につながるとして期待される。

           【山梨日日新聞 2010. 4. 1朝刊  1面】

 

和歌山県林業試験場は、山菜の一種でタデ科の「イタドリ」の試験栽培に

取り組んでいる。遊休農地の活用を目指す。

           【紀伊民報 2010. 4. 1朝刊  1面】

 

農研機構は、「日本標準飼料成分表(2009年版)」を8年ぶりに改訂した。

飼料の配合成分値の見直しや新しい飼料の追加掲載を行い、精度を向上させた。

          【日本農業新聞 2010. 4. 2 14面】

 

群馬県は、遺伝子組み換え蚕の実用化に向け、今年度から品種育成や

飼育環境整備などに取り組む。

今秋にも県内の養蚕農家による実用飼育に乗り出す方針。

           【上毛新聞 2010. 4. 2朝刊  1面】

 

静岡県のトマトの生産者グループは、()サンファーマーズを設立し、高糖度の

トマト「アメーラ」の生産・販売を行っている。デザイナーやフードコーディネーター

など異業種と連携し、ブランド管理、販売管理、営農支援をしているのが特徴で、

新しいビジネスモデルとして注目されている。

           【日本農業新聞 2010. 4. 5 14面】

 

日本デルモンテ()などは、トマトの新品種「フルーツゴールドギャバリッチ」

を育成した。オレンジ色の中玉で、ギャバの含有量が一般品種よりも2倍以上多い

などが特徴。

           【日本農業新聞 2010. 4. 7 14面】

 

農業環境技術研究所や英国などの研究チームは、英国の250年に及ぶ記録を

もとに、植物の開花時期の変化を数値で示す技術を開発した。

           【化学工業日報 2010. 4. 8  9面】

 

みずほ情報総研()がまとめた栽培時のCO2排出を減らした「エコ農作物」に

関する消費者調査によると、「エコ農作物」を購入したいとの回答が52.5%だった。

     【日経産業新聞 2010. 4. 2  2面】

 

ライオン()と京都府立医科大学は、牛乳などに含まれるタンパク質

「ラクトフェリン」に、内臓脂肪を分解する働きがあることを突き止めた。

           【日経産業新聞 2010. 4. 2 11面】

 

栃木県農業試験場は、イチゴのハウス栽培で、キビクビレアブラムシを活用した

バンカープラントによる県内向きのワタアブラムシの長期防除法を開発した。

           【日本農業新聞 2010. 4. 2 11面】

 

()畜産技術協会は、アニマルウェルフェアの考え方に対応した、乳用牛と

ブロイラーについての飼養管理指針をまとめた。

           【日本農業新聞 2010. 4. 2 14面】

 

理化学研究所は、DNAを修復するタンパク質が、壊れた部分から切り離された

一本鎖のDNAを特異的に結合するメカニズムを解明した。

           【日刊工業新聞 2010. 4. 2 21面】

 

山梨県北杜市白州町の農業、上原公夫氏は、シカによる山林の食害防止策として、

木の幹の地上約1mの位置に古着を巻く方法を考案し、効果を上げている。

           【毎日新聞 2010. 4. 7  8面】

 

日本経済新聞社は、主な技術開発成果を評価する「技術トレンド調査(2010年度

第1回)」をまとめた。6位に農業生物資源研究所の「オオムギの開花遺伝子、

病害防止に応用」が選ばれた。

          【日経産業新聞 2010. 4. 8 19面】

 

岩手県一関市の世嬉の一酒造()は、農研機構東北農業研究センターが育成した

ビール用二条大麦「小春二条」を使用した炭酸飲料「こはるこーら」を開発した。

           【日本農業新聞 2010. 4. 8 13面】

 

農研機構近畿中国四国農業研究センターは、小動物やシカ、イノシシ、猿など

複数の野生動物から農作物を守る「立体柵おしゃもじ型」を開発した。

           【日本農業新聞 2010. 4. 8 14面】

 

シンジェンタ社は、国際トウモロコシ・コムギ改良センターと、コムギの

生産向上など革新的技術の創出に向けた研究開発のパートナーシップを結んだ。

           【化学工業日報 2010. 4. 8  9面】

 

水産総合研究センターは、世界で初めてウナギの完全養殖に成功したと発表した。

ウナギの安定供給や水産資源の保護に役立つとして期待される。

           【朝日新聞 2010. 4. 9 34面】

 

農林水産省は、農林水産研究開発の今後10年程度を見通した「農林水産研究

基本計画」を策定した。

          【日本農業新聞 2010. 4. 9  3面】

 

農研機構近畿中国四国農業研究センターが2007年に開発し、生物農薬として

期待される「飛ばないテントウムシ」の実用化にめどがつきつつある。

           【日本農業新聞 2010. 4. 9 14面】

 

愛媛県農林水産研究所は、アスパラガスの改植1年以内に多発している株枯れは、

土壌病害による可能性が高いことを突き止めた。

           【日本農業新聞 2010. 4. 9 14面】

 

農研究機構北海道農業研究センターは、カルビーの出資によるバレイショの

新たな研究連携体制をスタートさせる。

           【化学工業日報 2010. 4. 9  9面】

 

農業環境技術研究所は、農地に分布する土壌の種類が全国レベルで分かる

「土壌情報閲覧システム」を開発し、インターネット上で公開した。農作物の

栽培計画や施肥管理などに利用できる。

           【茨城新聞 2010. 4.14 20面】

 

農研機構畜産草地研究所は名古屋大学と共同で、「ミツバチ不足に対応した

緊急プロジェクト研究」を実施し、最終報告書を畜産草地研究所のホームページ上で

公開している。

           【日本農業新聞 2010. 4.14  1面】

 

佐賀県や()佐賀県地域産業支援センター、日本エア・リキード()などは、

間伐材など未利用の木質チップから水素を精製・貯蔵して、燃料電池車に供給する

システムの開発に乗り出した。

           【日経産業新聞 2010. 4. 6  2面】

 

田中貴金属工業()は、食品中に豚肉が含まれているかを判定する検査キットを

開発した。検査液に検査用紙を浸すだけで15分程度で判定可能。

           【日経産業新聞 2010. 4. 6 14面】

 

()サカタのタネは、トルコギキョウの新品種「レイナ ホワイト」を育成した。

大輪でやわらかなフリルが特徴で、通年にわたり安定的に生産・供給が可能。

       【日経産業新聞 2010. 4. 6 15面】

 

神奈川県と千葉県は共同で、両県に集積するバイオベンチャーや研究施設を

活用し、バイオ関連産業の集積と活性化を促す「千葉・神奈川バイオ産業広域連携

事業」に乗り出した。

           【日刊工業新聞 2010. 4. 7 28面】

 

福岡県農業総合試験場筑後分場は、促成ナスの施設栽培に透明フィルムで

トンネルを作り株元保温を行うと、低い温度管理でも一定の果数が確保でき、

省エネルギー効果が高いことを確認した。

           【農業共済新聞 2010. 4. 7  13面】

 

カゴメ()総合研究所と東京理科大学は、ブロッコリーの新芽「ブロッコリー

スプラウト」から抽出したエキスに、花粉症を抑制する効果があることを

突き止めた。 

【日経産業新聞 2010. 4. 8 16面】

 

三井化学()は、コメの収穫量を5割高められるハイブリッド種子の独自品種

「みつひかり」の増産に取り組んでいる。

           【日本経済新聞 2010. 4.10 11面】

 

()前川製作所は、稲の体内に生息する多数の植物共生菌の中から、病気や害虫へ

の耐性を高める働きを持つ細菌アゾスピリラムなど3種を発見した。

           【北海道新聞 2010. 4.11 11面】

 

キリンホールディングス()と長野県野菜花き試験場は、抗酸化物質

「グルコラファニン」を豊富に含むアブラナ科のケール「ハイパール」を育成した。

           【日経産業新聞 2010. 4.13 15面】

 

東京大学と立教大学は、植物の葉の鋸歯(ぎざぎざ)の謎について、

シロイヌナズナを用いて、基本的な仕組みを解明した。

           【科学新聞 2010. 4. 9  6面】

 

新潟県胎内市は、米粉用米や米粉など原材料を作るだけではなく、加工・商品化

して特産化を目指すなど、「米粉の街」づくりが進んでいる。

           【日本農業新聞 2010. 4.11  1面】

 

島根県農業技術センターと農研機構近畿中国四国農業研究センターなどは共同で、

果樹の葉の茂り具合と日照時間を測定して、最適な水と肥料を自動供給する

ブドウ用「リーフソーラー点滴かん水装置」を開発した。

           【日本農業新聞 2010. 4.27 10面】

 

奈良先端科学技術大学院大学と理化学研究所は共同で、植物に備わる水の通り道

(導管)の細胞形成を制御する抑制遺伝子「VNI2」を突き止めた。

          【日経産業新聞 2010. 4.14 11面】

 

産業技術総合研究所とスギノマシン()は、稲わらなどのバイオマスの分解を

高圧水を使って容易に行える装置を開発した。

           【日経産業新聞 2010. 4.14 11面】

 

()ターナープロセスは、水の電気分解を利用した強酸性水を作る装置を開発

した。農薬の使用量を減らせる効果などがあるとして、農業用に売り込む計画。

           【日経産業新聞 2010. 4.14 19面】

 

埼玉県は、農研機構生物系特定産業技術研究支援センターなどが開発した

「加工用軟弱野菜収穫機」を使い、業務・加工用ホウレンソウを量産する

省力・低コスト作業体系を確立した。

           【日本農業新聞 2010. 4.14 14面】

 

岩手県農業研究センターは、気象庁のアメダスデータを活用して、県内の水田で

水稲の直播栽培に適した品種や地域を判断する方法を開発した。

           【日本農業新聞 2010. 4.15 14面】

 

会津大学は、半年先の局地の天候を数時間単位で予測するシステムの試作品を

開発した。今秋にも会津北部で試験運用を開始し、農作物の栽培計画に生かす計画。

           【福島民友 2010. 4.15  3面】

 

福島大学は、最低気温予測・気温監視システムを開発した10分ごとに

50m四方単位の気温分布が確認でき、果樹などの霜害予防に活用できる。

           【福島民友 2010. 4.15  3面】

 

長崎県工業技術センターは県農林技術開発センターと共同で、ハウス栽培の

アスパラガスを全自動で収穫するロボットシステムの試作機を開発した。

           【長崎新聞 2010. 4.15  7面】

 

宮崎県工業技術センターは宮崎大学などと共同で、温室用吸収式除湿機を開発した。

農作物の病気予防や収量増加に効果があり、燃料費削減も期待できる。

           【宮崎日日新聞 2010. 4.15 11面】

 

農林水産省は、現場への普及が期待でき14作物20品種を、2009年度

「農林認定品種」として公表した。

           【日本農業新聞 2010. 4.16 16面】

 

富山県農林水産総合技術センター畜産研究所は、アンモニアを分解する細菌を

活性化させる資材として、もみ殻が有効であることを突き止めた。堆肥舎の脱臭に

応用できるとして、開発中の設備で研究に着手し、実用化を目指す。

           【富山新聞 2010. 4.18 35面】

 

埼玉県久喜市の梨農家の木村豊氏が育成した梨品種「豊華(ゆたか)」が、黒星病と

黒斑病に非常に強い抵抗性があることを、農業環境技術研究所が実証した。

           【日本農業新聞 2010. 4.20 14面】

 

農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは、2010年度から新たに取り組む

18課題を公表した。

           【化学工業日報 2010. 4.20  4面】

 

長野県工業技術センターは、常に太陽の方向を向くように、センサーでパネルの

角度を制御できる太陽追尾型の太陽光発電装置の稼働を始めた。

発電効率は、固定型に比べ最大2倍。

          【電波新聞 2010. 4.20  4面】

 

東京大学と米国ソーク研究所などは共同で、藻類「ボルボックス」で生物のメス

らしさを決めていると見られる5遺伝子「HIBOTAN(ヒボタン)」を突き止めた。

       【日経産業新聞 2010. 4.16 11面】

 

全国農業改良普及支援協会は、インターネット上で温暖化の情報を提供し、

作物の生育管理や防除に役立つ技術対策情報を盛り込むウェブサイト

「農業温暖化ネット」を公開している。「QアンドA」のコーナーでは、農研機構を

中心に研究者などが回答する。

           【日本農業新聞 2010. 4.16 16面】

 

福島県水産種苗研究所は、高級魚の「ホシガレイ」のふ化直後の仔魚を、

放流できる大きさまで大量に成長させる技術を確立した。

             【福島民報 2010. 4.16 23面】

 

農林水産省は、今年1月現在の花粉交配用ミツバチの飼育蜂群数が、前年度より

37%増えたことを明らかにした。

              【日本農業新聞 2010. 4.17  1面】

 

名古屋大学と大阪大学、立命館大学は共同で、植物や藻類の中にある葉緑素が

緑色になる仕組みの一部を突き止めた。

              【日刊工業新聞 2010. 4.19 18面】

 

富士通研究所とミュンヘン工科大学は、DNAの運動から、タンパク質を従来の

100倍の速さで検出できるバイオセンサー技術を確立した。

              【日刊工業新聞 2010. 4.19 18面】

 

日立アプライアンス()は、ビニールハウス用の空調装置を開発した。

室内機と室外機を一体化したような構造で、冷暖除湿ができる。

              【日経産業新聞 2010. 4.201面】

 

内閣府が発表した「科学技術と社会に関する世論調査」によると、科学技術への

関心があると答えた人は63%、科学者や技術者の話を聞いてみたいと答えた人は

61%に上ったが、聞いて見ないと思わない人も37%おり、前回より7ポイント

増加した。

             【日経産業新聞 2010. 4.20 11面】

 

東京農工大学は、生物の体内で起こる酵素反応を試験管で再現し、好みの

有機化合物を効率よく合成する手法を考案した。

              【日経産業新聞 2010. 4.20 11面】

 

()サカタのタネは、キャベツの新品種「青琳(せいりん)」を育成し、6月から

種子を販売する。玉揃いや生育の揃いに優れ、玉割れが遅いため、広い栽培地でも

一斉収穫ができるなどが特徴。

              【日経産業新聞 2010. 4.20朝刊 15面】

 

農研機構九州沖縄農業研究センターなどは、国内で初めて化学合成物質による

植物に抵抗性を持たせる技術を確立した。薬剤成分「アシベンゾラルSメチル」を

メロンに散布すると、ウリ類退緑黄化ウイルスに対して抵抗性があることが判明。

           【日本農業新聞 2010. 4.21 14面】

 

 

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