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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第73号(2010 210日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン2月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹・麦)

・主要農産物の生産状況と対策

・トピック

2019年における世界の食料需給見通しの公表   [農林水産省] 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、

降水量等の確率は以下のとおりです。

 平年に比べ曇りや雨または雪の日が多いでしょう。

向こう1か月の気温は、高い確率60%です。降水量は、平年並みまたは

多い確率ともに40%です。

週別の気温は、1週目は高い確率80%です。2週目は平年並みまたは

低い確率ともに40%です。3〜4週目は、平年並みまたは高い確率ともに

40%です。

                       (2月5日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.jma-net.go.jp/fukuoka/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第11号(2月)

 

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4704204.html 

 

 

◆生育情報(果樹・麦)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・果樹生育概況(常緑果樹2月1日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・麦の生育情報と対策(1月20日現在)

 農産部のホームページ

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 麦、イチゴ、青ネギ、促成トマト、ナシ、ブドウ、トルコギキョウ

ストック、肉用牛について生産状況と対策をお知らせします。(2月1日現在)

 

●麦

 1月の気温がやや低いため、平年に比べて生育はやや遅れています。11月下旬

播種では茎数が平年並み、12月播種ではやや少なくなっています。湿害は少なく、

生育は概ね順調です。

 小麦、食料用大麦、裸麦の1回目追肥が行われ、ビール大麦は現在追肥作業中

です。追肥後の土入れが遅れており、降雨による肥料の流亡が懸念されます。

 近年、茎立ちが早いため、踏圧・追肥後早めに土入れを実施してください。

 雑草が多いほ場は、生育中期処理除草剤を遅れないように処理しましょう。

 

●イチゴ

 2番果房の収穫が昨年・一昨年より早く、出荷量は既に増加傾向にあります。

今後、2月中旬には、2番果房の出荷ピークを迎える見込みです。

 現在3番果房の出蕾も見られており、比較的順調な生育状況です。

 今後は、2番果房の着色促進と3番果房の伸長促進が必要となるため、適正温度

管理と電照時間の調整により、適正草勢(新葉展開時の葉柄長が10p程度)を

保つようにしましょう。

 うどんこ病・ダニの防止に努めてください。

 

●青ネギ

 10月中旬に播種され、生育日数105日前後の作型が現在収穫中です。低温のため、

生育が遅れており、やや小さめのサイズで収穫しています。このため、1月の

出荷量は前年、前々年より少なくなっています。

 今後気温の上昇に伴い、ネギハモグリバエやネギアザミウマが増加するおそれが

あります。発生消長に留意し、発生初期の防除に努めてください。

 また、両害虫防除のため、被覆フィルムの張り替えに当たっては、紫外線カット

フィルムの導入を進めましょう。

 

●促成トマト

 促成作型の中心である10月中旬定植では、12月下旬から収穫が開始され、

現在、2〜3果房が収穫中です。県内で最も遅い10月下旬定植の作型は、

1月中旬に収穫を開始しました。

 今後、暖房機の稼動時間が少なくなると、灰色かび病が発生しやすくなります。

灰色かび病予防のため、換気によるハウス内湿度の抑制に努めましょう。循環扇を

活用したり、暖房機が稼動しにくい時期は設定温度をやや高くして、結露防止を

図ってください。

 

●ナシ

 休眠打破に必要な7.2℃以下の低温遭遇時間は、1月22日に800時間(太宰府)

に到達し、前年並みの低温遭遇となっています。

 このため、施設栽培におけるビニル被覆は、前年並みの1月末から開始され、

ピークは2月10日前後となる見込みです。

 発芽を促すため、被覆前後から十分なかん水を行い、ハウス内を高湿度に維持

してください。

 また、日中高温時の換気、および急激な夜温低下時の保温対策を徹底しましょう。

 

●ブドウ

 12月に加温を開始した作型では5〜6枚が展葉しており、発芽揃いは良好です。

しかし、年末から年明けにかけての低温の影響により、生育は昨年よりやや遅れて

います。

 昨年、長雨時にべと病多発により早期落葉したほ場は、枯れ込みが多くなって

 

います。

 ハウス栽培は、保温性向上に努めてください。

 枝の枯れ込みが多いほ場は、せん定時に充実のよい結果母枝を優先的に

残しましょう。

 

●トルコギキョウ

 3月出荷作型の草丈は、60〜70cm程度で側花蕾が発達中です。日照不足や

低温によりブラスチング(花蕾の枯死)の発生が多くなっています。灰色かび病の

発生も増加傾向にあります。

 早めの無駄枝除去を行い、発蕾以降の過剰な施肥を控え、ブラスチング対策を

図りましょう。

 灰色かび病を抑えるため、換気等による湿度低下に努めてください。

 

ストック

 菌核病の発生が一部に見られるが、生育は概ね順調です。現在、スプレー系の

4月出荷の作型は、摘心作業が実施されています。

 日照不足で、1月の出荷は遅れていましたが、今後は徐々に増加する見込みです。

 日中の十分な換気や適正なかん水管理、および予防散布により菌核病の対策を

図りましょう。

 生育後期の要素不足による下葉の黄化に対しては、カリウムの追肥を行って

ください。

 

●肉用牛

 牛舎内の敷料取り替えの遅れや防風対策が十分取られていない農家では、

呼吸器病の症状を示す牛が発生しています。

 牛肉の消費量は回復しましたが、低価格志向が依然として続いています。

 飼料費節減や疾病抵抗力を持続させるために防風対策を取ってください。

特に、哺乳期間中の子牛には対策をしっかりと行いましょう。

 韓国において口蹄疫が発生しました。靴底消毒など防疫対策を徹底して

ください。

 

 

◆トピック◆

2019年における世界の食料需給見通しの公表

「世界の食料需給見通し」は、10年後の世界の食料需給について、国際的な

経済予測を前提として分析モデルを用いて定量的に見通したものです。予測結果の

ポイントとしては、2008年の世界的な金融危機における経済成長の低迷は一時的な

ものであり、途上国の経済成長は今後とも高い水準で推移すると見込まれています。

これを前提とすると、世界の食料需給は、中長期的には人口の増加、所得水準の

向上等に伴うアジアなどを中心とした食用・飼料用需要の拡大に加え、バイオ燃料

原料用の農産物の需要の増大も要因となり、今後とも穀物等の在庫水準が低く需給が

ひっ迫した状態が継続する見通しであり、食料価格は2007年以前に比べ高い水準で、

かつ、上昇傾向で推移する見通しです。

詳しくは

http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo01/100203.html

                

2010年世界農林業センサス」(平成22年2月1日現在)調査が実施。

農林業センサスは、国内農林業の生産構造、就業構造を明らかにするとともに、

農山村の実態を総合的に把握し、農林行政の企画・立案・推進のための基礎資料を

作成し、提供することを目的に、5年ごとに行われる調査です。

「センサス」の語源について一言。古代ローマに”センソール”という職の

役人がいました。この役職は、5年ごとにローマ市民の数などを調査することを

職務としており、センソールが行う調査を”センサス”と呼んでいたといわれて

います。

詳しくは

http://www.maff.go.jp/j/tokei/census/afc/index.html

 

●統計データ等(農林水産省ほか)

農業経営統計調査平成20年個別経営の営農類型別経営統計(経営収支)−水田作−

農業経営統計調査平成20年個別経営の営農類型別経営統計(経営収支)

 −野菜作・果樹作・花き作経営−

農業経営統計調査平成20年個別経営の営農類型別経営統計(経営収支)

 −酪農・肉用牛・養豚・採卵養鶏・ブロイラ−養鶏経営−

農業経営統計調査平成20年個別経営の経営形態別経営統計(経営収支)

◇平成21年産もも、すももの結果樹面積、収穫量及び出荷量

http://www.maff.go.jp/j/tokei/index.html

農林水産統計月報(平成22年1月)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/kikaku/monthly/index.html

農林水産基本データ集(平成22年1月)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/index.html

 

●新聞見出し記事紹介

 

栃木県農業試験場いちご研究所は、夏秋イチゴの新品種「栃25号」を育成し、

品種登録出願を行った。

           (下野新聞 2009.12.19 10面)

 

京都府の生物資源研究センターは1997年に京野菜の品種育成強化を目的に

設置され、すでにトウガラシなどの品種を育成しており、現在、エビイモや小豆など

9種類の作物で品種改良を進めている。

           (京都新聞 2009.12.19  9面)

 

福岡県や鹿児島県では、有機農法で栽培された菜種を原料とした国産菜種油の

生産が注目されている。栽培農家や搾油業者の活動の現状を紹介。

           (西日本新聞 2009.12.20 33面)

 

 北海道名寄町は、高オレイン酸のヒマワリ新品種を使った食用油の生産事業に

乗りだした。

           (日経MJ(流通新聞) 2009.12.21 22面)

 

秋田県は、県農業試験場に水稲原種の調整・保管施設を新設することを決定した。

水稲原種の生産管理体制を強化し、管理・監督しやすい体制を整える。

          (秋田魁新報 2009.12.21  5面)

 

バイオベンチャー企業のジナリスは、同社が開発したソフトやネットワーク経由で

情報サービスを提供している「クラウドコンピューティング」を活用し、

従来に比べ10分の1の分析費用でヒトゲノムの受託分析を開始する。

           (日経産業新聞 2009.12.22  1面)

 

 埼玉県農林総合研究センターは、日本原子力研究開発機構、農研機構花き研究所と

共同で、イオンビームの照射により、世界初となる青色色素「デルフィニジン」を

主要色素に持つシクラメンを育成した。

           (日本農業新聞 2009.12.22  1面)

 

農研機構果樹研究所が育成した柿「太秋」の収量安定や、高品質化に向けた

栽培技術の開発が各地で行われている。

           (日本農業新聞 2009.12.22 14面)

 

社団法人発明協会が開催した2009年度九州地方発明表彰で、同協会鹿児島県

支部長賞に、琉球バイオリソース開発の「ウコンの食品としての利用方法」、

発明奨励賞に拓南伸線()と鹿児島県農業研究センターの「耐風性に優れた

パイプハウス」などが受賞した。 
           (沖縄タイムス 2009.12.22  9面)

 

筑波大学と農研機構食品総合研究所は、短時間で軽い運動を行うと、脳の注意力や

判断力を制御する機能を向上させることを科学的に実証した。

脳機能を向上させる運動方法の開発が期待される。

           (日経産業新聞 2009.12.24 12面)

 

奈良先端科学技術大学院大学は、薬用・食用植物の機能性研究向けのデータベース

KNASAK」をバージョンアップし、WEB上で無償公開している。

           (日刊工業新聞 2009.12.23 15面)

 

高知県畜産試験場は、土佐褐毛牛の受精卵を2分割し、双子の子牛を生産すること

に成功した。種雄牛の能力評価期間の大幅な短縮が期待される。

           (高知新聞 2009.12.23  8面)

 

山口県奨励品種審査会は、農研機構九州沖縄農業研究センターが育成した水稲の

新品種「きぬむすめ」を、県の奨励品種に採用することを決定した。

           (山口新聞 2009.12.23 19面)

 

農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは、5年後をめどに農業機械の

安定鑑定基準の見直しを行う。高齢者や女性の体力に配慮した基準作りを目指す。

           (日本農業新聞 2010. 1. 1  1面)

 

北海道立の試験研究機関を統合し2010年に発足する独立行政法人「道立

総合研究機構」は、道内の民間企業と連携し400の水蒸気で加熱した食品を

零下200まで急速冷却する世界初の加工機器の実用化を目指す。
          (北海道新聞 2010. 1. 3  1面)

 

農研機構生物系特定産業技術研究支援センターはマメトラ農機()と共同で、

キャベツの収穫を高能率に行う収穫機の開発に取り組んでいる。

2011年度の実用化を目指す。

           (日本農業新聞 2010. 1. 5 14面)

 

富山県農林水産総合技術センターと名古屋大学は共同で、富山県が育成した

チューリップ「紫水晶」から、鉄を運ぶタンパク質「Vit1」遺伝子を見いだし、

Vit1」遺伝子を紫色細胞に導入すると、その細胞だけ青色にすることに成功した。

他の植物にも応用できる可能性があるとして期待。

            (朝日新聞 2009.12.30  2面)

 

 富山農林水産総合技術センター畜産研究所は、肉牛の受精卵を化学物質

「パーコール」水溶液に浸すだけで、死滅せずに育つ受精卵を容易に選別できる

パーコール・システムを開発した。

            (富山新聞 2009.12.30 27面)

 

豚骨ラーメン専用の小麦を開発した、福岡県農業総合試験場の古庄雅彦課長の

紹介記事。       (読売新聞 2009.12.31  2面)

 

北海道の農業生産法人「神内ファーム21」は、夏の涼しい気候を生かした

「冬採りマンゴー」の生産に取り組んでいる。

            (北海道新聞 2009.12.31 27面)

 

富山県農業技術課広域普及指導センターなどは、黄色LEDがガを寄せ付けない

効果があることを確認した。キクの害虫防除に有効として期待。

           (富山新聞 2010. 1. 3 35面)

 

長野県農業試験場は、県内の農地が蓄えている炭素量は、大気中にCO2

放出されたことで25年前と比較して平均で16.5%減っているとの調査結果を

明らかにした。有機物を土中に増やせば、大気中のCO2削減に貢献できるとの見方。

           (信濃毎日新聞 2010. 1. 4 12面)

 

長崎県雲仙市の農家が、突然変異したジャガイモから育成し品種登録した

「タワラポラリス北極星」など5品種について、種苗管理センターによる無菌化が

完了し、育成者の俵氏は種イモ生産に乗り出した。いずれも病害抵抗性があり、

色や形、味に特長がある。

           (長崎新聞 2010. 1. 4 23面)

 

近年、中国大陸などから気流に乗って飛来したイネウンカ類の被害が、熊本県

など九州で相次いでいる。農研機構九州沖縄農業研究センターの松村正哉難防除害虫

研究チーム長は、飛来源のベトナムや中国で農薬使用量が増え、薬剤に耐性をもった

ウンカが増えたためと分析。

           (熊本日日新聞 2010. 1. 4 21面)

 

富山県農林水産総合技術センター農業研究所は、抗酸化作用があるとされる

ポリフェノールの一種アントシアニンを含む古代米の黒米とコシヒカリを交配させた

新品種「富山75号」を開発した。2011年度にも一般へ販売する予定。

           (読売新聞 2010. 1. 5 35面)

 

北海道立北見農業試験場は、中華めんに適した小麦の新品種「北見85号」の

開発を進めている。2012年にも品種登録される見通し。

           (北海道新聞 2010. 1. 5 1面)

 

三重県農業研究所は、三重大学やNECシステムテクノロジーなどと産学官研究

開発チームを結成し、農研機構中央農業総合研究センターが開発したフィールド

サーバーを使用し、高品質ミカン生産のための利用技術の開発を始めた。

           (化学工業日報 2010. 1. 6  9面)

 

熊本県畜産研究所は、2004年以降、クローン牛を熊本県農業研究センター等、

県内の関係機関の職員ら132世帯へ配布する試食試験を8回実施していた。

農林水産省はクローン牛の肉と明示し、一般消費者に渡らない配慮をした上での

試食のための配布なら問題はないとしている。

           (熊本日日新聞 2009.12.29 19面)

 

熊本大学衝撃・極限環境研究センターは、高圧放電によって発生させた衝撃波で、

成分を壊すことなく瞬時に原料米を米粉にする技術を開発した。

11年度には製粉会社への技術移転を進める計画。

          (熊本日日新聞 2010. 1. 5  1面)

 

福岡県農業総合試験場が育成したイチゴ品種「あまおう」の開発経緯についての

紹介記事。

(西日本新聞 2010. 1. 6 23面)

 

茨城大学や筑波大学が、地元の酒蔵や酒店と提携して発売されている大学ブランドの

日本酒の紹介記事。

          (茨城新聞 2010. 1. 3 12面)

 

東北大学と首都大学東京は、ショウジョウバエの雄が味覚細胞のある前脚で雌の

腹部にある油脂の味を感じて、同種の雌を識別し求愛行動を行っていることを

突き止め、センサー役のタンパク質を特定した。

           (日経産業新聞 2010. 1. 4 12面)

 

筑波大学と国立遺伝学研究所が共同開発した、トマトの突然変異体のデータベース

「TOMATOMA」から、突然変異体を特徴で検索し、欲しい系統を入手できる

サービスを始めた。研究者が得られた研究成果をフィードバックすることで、

データベースの充実を図る。

           (日刊工業新聞 2010. 1. 7 24面)

 

千葉県農林総合研究センターは、収穫を終えたトマトの茎葉を袋に詰めて密閉して

乳酸発酵させることで、雑菌の発生を抑えて圃場で再利用できることを確認した。

           (日本農業新聞 2010. 1. 8 11面)

           

農研機構畜産草地研究所は、豚ぷん堆肥を発酵させる際に発生する温暖化ガスを、

完熟した堆肥を混ぜることで大幅に削減する方法を開発した。

           (日経産業新聞 2010. 1.18 15面)

 

農業生物資源研究所は東京大学などと共同で、昆虫の脱皮制御機構を解明した。

ウンカなど害虫の防除に有効な新規農薬の開発につながる成果として期待。

           (日経産業新聞 2010. 1.19 11面)

 

農研機構中央農業総合研究センター、同畜産草地研究所などで行っている飼料用米に

関する最新の研究成果の紹介記事(6回連載)。

           (日本農業新聞 2010. 1. 5 14面)

           (日本農業新聞 2010. 1. 6 14面)

           (日本農業新聞 2010. 1. 7 14面)

           (日本農業新聞 2010. 1.12 14面)

           (日本農業新聞 2010. 1.13 14面)

           (日本農業新聞 2010. 1.14 12面)

 

石油業界が微生物農薬や生育促進剤の開発などのバイオ事業に本腰を入れ始めた。

各社の取り組み状況の記事紹介。 
           (日本農業新聞 2010. 1. 7  3面)

 

家畜改良センターは、乳用牛の遺伝的能力評価方法を変更する。2月に発表する

2010−T評価から適用する。

           (日本農業新聞 2010. 1. 9 16面)

 

千葉県農林総合研究センターは、イチゴのハダニ、ピーマンのアザミウマ類対策

として、土着天敵であるオオメカメムシの2齢か3齢の幼虫が有効であることを

突き止めた。

           (日本農業新聞 2010. 1. 9 16面)

 

岐阜県畜産研究所などは、デュロック種の種豚「ボーノブラウン」の子豚に、

リジンを減らした飼料を給与することで、霜降り度合いが向上することを突き止めた。

           (日本農業新聞 2010. 1. 9 16面)

 

産業技術総合研究所は、電子顕微鏡で二つの分子が化学反応により融合する様子の

観察に世界で初めて成功した。

           (毎日新聞 2010. 1.11  4面)

 

瀬戸内地域では、地球温暖化を受け、アボカドやマンゴー、沖縄野菜などの

熱帯性植物を露地栽培する農家が増えつつある。

           (中国新聞 2010. 1.11  1面)

 

長野県中野市は、キノコの廃培地を乾燥・固形化したバイオマス燃料を、市所有の

温泉施設で2月から活用する。

           (日経産業新聞 2010. 1.12  2面)

 

大分県農林水産研究センター畜産試験場が、国内で初めて烏骨鶏を交配して

作出した、「おおいた冠地どり」が注目を集めている。

           (日本農業新聞 2010. 1.12 10面)

 

島根大学と島根県中山間地域研究センター、グリコ栄養食品()は共同で、

食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因になる成分を持たない小麦の生産、

研究を進めている。

           (山陰中央新報 2010. 1.12  1面)

 

美観やヒートアイランド対策のため、壁面緑化が増加しつつある。定番のツル性

植物に加え、最近ではコケや花などの新たな素材が広がっている。

           (産経新聞 2010. 1.13 20面)

 

日経産業地域研究所の調査によると、遺伝子組み換え作物や加工食品の購入に

対しては女性では拒否派が多く、男性は受け入れ派が約6割で多数派となっている。

    (日経MJ(流通新聞) 2010. 1.13  2面)

 

米国スクリプス研究所は、牛海綿状脳症(BSE)、クロイツフェルト・ヤコブ病

といった神経変性疾患の原因物質とされるプリオンたんぱく質が、宿主となる人や

動物の生体環境に応じて変異して進化を遂げることを突き止めた。

           (日刊工業新聞 2010. 1.13 20面)

 

理化学研究所など日米の国際研究チームは共同で、大豆のゲノムを解読し、

約4万6000個の遺伝子を発見した。

           (日本農業新聞 2010. 1.15 12面)

 

秋田県農林水産技術センター畜産試験場と秋田県立大学は、豚尿から液肥を

生産する実験を行っている。

           (日本農業新聞 2010. 1.14 10面)

 

農業環境技術研究所は、農薬や化学肥料を減らした環境配慮型農業が、生き物に

とって良い効果をもたらしているかを判断するため、生き物を指標にした新たな

評価方法の開発に取り組んでいる。

            (朝日新聞 2010. 1.14 10面)

 理化学研究所とJFC石井農場は、山形県などで栽培されている「敬翁桜」に

重イオンビームを照射して突然変異を誘発させ、室内で栽培すれば一年中いつでも

開花し、屋外だと春と秋に開花する桜の新品種「仁科乙女」を育成し、品種登録を

行った。

           (朝日新聞 2010. 1.15 35面)

 

(有)ユニーク工業は、農作物のイノシシ被害対策として、イノシシが唐辛子の

臭いを嫌うことから、カプサイシンを練り込んだ蚊取り線香状の撃退線香

「イノダ−」を開発した。

            (朝日新聞 2010. 1.13 14面)

 

日本経済新聞社がまとめ2009年度の技術トレンド調査を発表した14位には、

農業生物資源研究所などの「いもち病抵抗性遺伝子の発見」が入った。

           (日経産業新聞 2010. 1.14 19面)

 

兵庫県立篠山産業高校東雲校の生徒が、県、JA丹波ささやまと共同で、

ヤマノイモのウイルスフリー化に成功した。生育がよく農薬や化学肥料も減らせる

として、今春の植え付けから産地へ種芋を供給する。 
            (日本農業新聞 2010. 1.14 13面)

 

理化学研究所は、シロイヌナズナから、葉緑体が活性化して盛んに光合成をする

時の司令塔となる遺伝子「BPG2」を見いだした。

            (朝日新聞 2010. 1.15 21面)

 

九州大学は、赤外線と紫外線を利用した青果物の電磁波殺菌装置と鮮度保持効果が

高いコンテナを開発して、高鮮度輸送技術を確立した。輸送技術は、

農林水産省事業で福岡県農業総合試験場、機械メーカー、JA全農ふくれん

と共同開発した。

   (日本農業新聞 2010. 1.16  1面)

 

農研機構野菜茶業研究所は、トマト栽培の労働時間3割、コスト4割減を目指す

研究の一環として、全自動でトマトの着果促進と収穫をするロボットの開発に

めどを付けた。

           (日本農業新聞 2010. 1.16 16面)

 

大分県農林水産研究センター畜産試験場と(株)リモートは共同で、分娩を予知

する「牛温恵(ぎゅうおんけい)」と発情発見を支援する「JOGA(ジョーガ)」を

使った牛の飼養管理の効率化・省力化を目的とする新システムの開発に取り組んでいる。          (日本農業新聞 2010. 1.16 16面)

 

秋田県農業試験場は農研機構東北農業研究センターなど東北の研究機関と共同で、

通年出荷ができるアスパラガスの低コスト栽培技術の確立に向けた研究に

取り組んでいる。

(秋田魁新報 2010. 1.18  5面)

 

宮崎県総合農業試験場は、青枯病に強いピーマン台木の新品種「みやざき台木3号」

を育成した。

         (日本農業新聞 2010. 1.19 16面)

 

長崎ちゃんぽんチェーン店のリンガーハットは、品種の選定や加工技術の開発を

進め、全店で使用するちゃんぽん麺の原料小麦をすべて国産にした。

            (食品産業新聞 2010. 1.18  3面)

 

農研機構食品総合研究所は、アレルギー反応などを詳しく分析できる

「DNAチップ」を開発するなど、喘息や花粉症につながるアレルギーや炎症を

抑える効果のある食品を探す研究に取り組んでいる。

             (毎日新聞 2010. 1.19 22面)

 

ウェザーニューズのグローバルセンターは、花粉症対策の実用化に向け、全国

700箇所に花粉観測ロボット「ポールンロボ」を設置し、観測データをネット上で

公開することにめどを付けた。ロボットの目の色で花粉の量がわかる仕組み。

        (日本経済新聞 2010. 1.21 35面)

 

理化学研究所は、植物が乾燥などのストレスにさらされたときに働き、乾燥耐性

ホルモンを誘導するタンパク質「AtABCG25」を見いだした。乾燥時だけ蒸散を

抑制させることが可能になると期待。

           (日経産業新聞 2010. 1.21 12面)

 

岩手県農業研究センターは、イチゴの高設栽培で、低コストで水管理も容易な

栽培システムを開発した。

           (日本農業新聞 2010. 1.21 14面)

 

農業生物資源研究所などの国際研究チームは、「寄生バチ」のゲノムを完全解読し、

性決定や毒素分泌に関わる遺伝子の特定に成功した。化学物質を使わない害虫駆除が

可能になるとして期待。

           (日経産業新聞 2010. 1.22  9面)

 

東京農工大学や農研機構近畿中国四国農業研究センターなどは、線虫が寄生

しやすいダイコンなどの野菜を中心に、メタゲノム解析による土壌線虫の診断技術の

開発に取り組む。

           (化学工業日報 2010. 1.22  9面)

 

兵庫県立農林水産技術総合センターは()サカタのタネと共同で、トマトの

青枯病に効果がある微生物「シュードモナス・フルオレッセンス」をトマト種子に

吸着させて病害を防ぐ「ライブコート技術」を開発した。

           (日本農業新聞 2010. 1.23 16面)

 

和歌山県工業技術センターや花王香料開発研究所などは共同で、最も香りの強い

開花直後の南高梅について、香りの主要成分の割合や微量成分を明らかにした。

香りの再現が可能になる。

           (紀伊民報 2010. 1.23 13面)

 

兵庫県立農林水産技術総合センターは、トマトの3段密植養液栽培システムを開発

した。従来の長段どり栽培に比べ、10アール当たりの収量は1.5倍の30トン、

所得は2倍見込める。

            (日本農業新聞 2010. 1.26 14面)

 

青森県産業技術センター野菜研究所は、菓子の素材や加工品に適したヤマイモの

独自品種「つくなが1号」の特産化に取り組んでいる。粘りや甘みがヤマイモの2倍

ほど強いなどが特徴。

            (河北新報 2010. 1.25 27面)

 

兵庫県は、農作物に被害を与える野生シカを捕獲し、食肉への有効利用法として、

衛生的な解体方法のガイドラインを作成する。食肉の安全性をアピールし、特産化を

目指す。

(神戸新聞 2010. 1.25  7面) 

 

 

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