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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第70号(2001110日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン11月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究最前線』

 「カキの軽労生産へ 超低樹高一文字の仕立て方法を開発

・トピック

平成21年度試験研究成果発表会(野菜部門)開催!

                    [福岡県農業総合試験場] 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、

降水量等の確率は以下のとおりです。

 天気は、数日の周期で変わりますが、平年に比べて曇りや雨の日が多い

でしょう。

向こう1か月の気温は、高い確率60%です。降水量は、平年並みまたは多い

確率ともに40%です。日照時間は、平年並みまたは少ない確率ともに40%です。

週別の気温は、1週目は高い確率80%です。2週目は平年並みまたは低い確率

ともに40%です。3〜4週目は平年並みまたは高い確率ともに40%です。

                       (11月6日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.fukuoka-jma.go.jp/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第8号(11月)

 

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4704204.html 

 

 

◆生育情報(果樹)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・果樹生育概況(常緑果樹11月2日現在、落葉果樹11月1日・2日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 普通期水稲、大豆、イチゴ、ブロッコリー、青ネギ、温州ミカン、

イチジク、トルコギキョウ、ストック、肉用牛について生産状況と対策を

お知らせします。                (11月1日現在)

 

●普通期水稲

 晩生品種「ヒヨクモチ」の一部を残し、収穫は終了しました。

 中晩生品種は、穂数は少なかったが、登熟期間の9月の日照時間が多く、

充実が良かったため、収量は平年並みと見込まれます。

 後作に麦の作付けを行う場合は、土壌分析を行い、減肥の判断を行いましょう。

 

●大豆

 7月中旬播種の「フクユタカ」の収穫は平年並みの11月10日頃から

開始され、豪雨被害が少ない地域は、作柄も平年並みの見込みです。本年は

播種期による成熟期、作柄の差が大きく、豪雨後の8月播種は収穫開始が

11月下旬以降で、莢数が少なく作柄は不良の見込みです。

 青立株や雑草を早めに抜き取るようにしましょう。

 主茎長が短い地域は、コンバインにリフターキットを装着するなど

刈り取りロスを少なくする対策を行ってください。

 

●イチゴ

 10月の気温が、昨年・一昨年より低く経過したことで、葉の展開速度が

やや遅くなっています。

 早期作型では果実肥大が始まっており、大半の産地で11月中旬から出荷が

開始される見込みです。普通期作型では、出蕾期を迎えています。

 病害虫の発生は、全般に少ない状況です。

 収穫開始までは、やや高めの温度管理で生育促進を図りますが、収穫開始後は

高温管理を控え、電照時間の調整により草勢維持を図ってください。

 

●ブロッコリー

 10月の定植は、降雨により一部地域で遅れましたが、適期に行われました。

12月上旬から出荷量が多くなる見込みです。

 気温が高い時期は生育が速いので、適期収穫を心がけましょう。

 今後、厳寒期でもアオムシが発生しますので、防除を徹底してください。

 

●青ネギ

 現在、8月下旬に播種されたものを収穫中です。9月下旬〜10月上旬の

日照不足のため、10月中旬の収穫株重は9月より軽くなり、収穫量が減少

しました。

 現在、害虫の発生は少ない状況ですが、11月下旬までは害虫の発生が

見られるため、定期的な防除に努めましょう。

 また、急な温度低下に備えてサイドビニルの設置を行ってください。

 

●温州ミカン

 極早生種は10月末で終了し、10月末から早生種の出荷が始まりました。

着果量は多いですが、8月以降の少雨により果実肥大が抑制され、出荷量は

少なくなっています。

 果実の糖度は高いですが、減酸が遅れ、全体的には酸が高くなっています。

着色は平年より早く、外観は良いです。

 収穫が終了した極早生種では、速やかに秋肥を施用し、樹勢回復を

図りましょう。

 早生種は、葉のしおれが朝になっても回復しない場合は、5〜10oの

かん水を行ってください。果実分析を行い、クエン酸含量が1.0以下に

下がったのを確認して収穫しましょう。

 

●イチジク

 出荷は10月末でほぼ終了しました。収穫期が好天に恵まれたため、前年と

比較して果実品質は良好で収量も多くなっています。病害虫の発生は8月中旬以降

少ない状況です。

 次年度の病害の発生源となる落葉、残果を圏外に持ち出し処分してください。

 12月以降に−5℃以下の低温に遭遇しやすい産地では、樹体のワラ巻きなどの

防寒対策を徹底しましょう。

 

トルコギキョウ

 秋(10〜12月)出荷は、10月中旬から盛期となり、11月上旬にピークを迎える

見込みです。

病害虫の被害は少ないですが、9月下旬以降の日照不足で、ブラスチング

(蕾の枯死)等の生理障害が増加しました。

 無駄枝除去及び発蕾期以降のブラスチング(蕾の枯死)対策を図ってください。

 夜温は13〜15℃を確保し、順調な開花を促すとともに花色発現を良くしてください。

 

●ストック

 スタンダード系(一本立ち)は10月下旬から出荷が増加しています。

スプレー系は、11月中旬から増える見込みです。

 立ち枯れ性病害やコナガ等の虫害も少なく、生育は概ね順調です。

 今後もコナガ等の防除を徹底してください。十分な換気、農薬予防により

菌核病対策を図りましょう。

 生育後期の窒素、カリウム欠乏に注意してください。

 

●肉用牛

 家畜には過ごしやすい季節であり、採食や健康状況は良好です。繁殖用雌牛も

良好な発情を示しています。

 晴天が続き、稲ワラの収集作業は順調で、昨年よりも稲ワラの確保量は

増大する見込みです。

 気温が低下するとともに飼料摂取量が増加するので、飼料給与量、飲水量を

確保してください。

 稲ワラ収集終了後の水田に堆肥散布をする場合は、堆肥を素早く鋤込むことで

悪臭の発生を軽減させてください。

 

 

◆農総試成果情報『研究最前線』

全国農業新聞福岡県版10月30日掲載)

 

「カキの軽労生産へ 超低樹高一文字の仕立て方法を開発」

  県農業総合試験場果樹部では、カキ作業の軽労化が図られる超低樹高一文字

仕立てを開発した。

 これは、カキが高木性の果樹で樹高が高く、せん定や収穫など高所での作業が

多く、脚立の使用を余儀なくされるなど労働負担が大きく、転落の危険性も高い

ため、少しでも軽減させたいと研究されてきたもの。

 この仕立て法は、カキ栽培で一般的な仕立て方法(立ち木仕立て)に比べ

樹高を顕著に低く仕立てる方法。パイプなどの簡単な資材を用いて、2本の主枝を

1mの高さで水平に分岐させ一直線に配置する。樹高は、最高でも2m程度である。

よって、摘蕾、摘果、収穫などの管理作業に脚立が不要となり、作業時間が短く

作業負担も小さい。さらに、収穫時には作業がしやすい手下げ姿勢の割合が多く、

作業が大幅に軽減される。

 1樹当たりの収量は、立ち木仕立てよりも少ない。だが、密植により10

当たりの収量は、立ち木仕立てに比べて樹齢11年生で35%程度多く、

果実品質はへたすきが少なく、ほぼ同等である。

 今後は、カキの新植・改植時に軽労生産を重視する新たな仕立て法として、

普及を図っていく考えだ。

 問い合わせは、県農業総合試験場果樹部(電話092−922−4946)まで。

 

 

◆トピック◆

●平成21年度試験研究成果発表会(野菜部門)開催!

 平成11月5日にナス産地のみやま市で175名の出席のもと、試験研究成果発表会

(野菜部門)が「資材高騰時代に対応した促成ナスの新技術」をテーマに開催され

ました。株元保温、加温など省エネ技術、土壌診断に基づく施肥、天敵利用に

弾みがつく研修会となり、農家のみなさんからは「早速取り組みたい」などの声を

いただきました。

 

暖房ほどほどお鍋でほかほか(鍋ほか推進プロジェクト2009)

「鍋ほか推進プロジェクト」が始まります。農林水産省生産局生産流通振興課が

事務局で「暖房ほどほどお鍋でほかほか」をコンセプトに鍋料理の多様な効用

(国産食材の消費拡大、家族団らん、健康増進、C0排出削減、郷土料理での

村おこしなど)を活かし、さまざまな企業、団体や行政機関と連携し、統一ロゴ

マークを活用しながら、鍋料理の普及活動を行うものです。11月から3月は、お鍋や

野菜のイベントが全国各地で、行われます。

http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/y_hokanabe/index.html

 

●統計データ等(農林水産省ほか)

平成21年産大豆の作付面積(乾燥子実)(11月5日)

平成21年産麦類の作付面積(全国)及び収穫量(都府県)(11月5日)

平成21年産「い」の作付面積、収穫量及び畳表生産量(主産県)11月5日)

平成21年産一番茶生産量(主産県)(10月30日)

平成21年果樹及び茶栽培面積(7月15日現在)

平成21年耕地面積(7月15日現在)

http://www.maff.go.jp/j/tokei/index.html

平成21年産水稲の作付面積及び予想収穫量(10月15日現在)

http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/seiryu/091030.html

農林水産統計月報

http://www.maff.go.jp/j/tokei/kikaku/monthly/index.html

財務省貿易統計7月(輸入)・(輸出)

  http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/toukei

農林水産基本データ集

http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/index.html

 

●農林水産省等プレスリリース

改正食糧法に基づく勧告及び公表の指針の決定について

http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/091105.html

     米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律に基づく勧告

及び公表の指針の決定について

http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/091105_2.html

平成21年度「農業技術の匠」の選定結果について

http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/gizyutu/091102.html

 

●新聞見出し記事紹介

東北大学は、4万人規模の追跡調査によって、緑茶をよく飲む女性はあまり

飲まない人に比べ、肺炎により死亡するリスクが半分程度に下がるとの結果を

まとめた。男性では差がなかった。今後、インフルエンザを抑える効果について、

調べる方針。     (朝日新聞 2009. 9.28 16面)


 米コーネル大学は10年間で在来種のナインスポッティドテントウなど3種類の

在来テントウムシが激減しているとの調査結果を発表した。激減の理由として、

害虫防除のため導入した外来種のナミテントウとナナホシテントウの影響が

疑われている。

  (朝日新聞 2009. 9.29 18面)


 山形県農業総合センターは、米粉パンの製造過程で、大豆の搾りかすを加えると、

パンの膨らみやきめが安定することを見いだした。大豆粉や豆乳でも同様の効果が

あることが判明し、グルテンを使わなくても良質な米粉パンが作れる。

(日本農業新聞 2009.10.4  1面)

 

鳥取県園芸試験場河原試験地は、早生カキの新品種「輝太郎(きたろう)(仮称)」

を開発し、品種登録を行った。特産の西条柿より収穫期が早い、大玉で糖度が高い

などが特徴。 
           (日本海新聞 2009.10.3 22面)


 東京大学は、明治大学、明治製菓()と共同で、イネが抗菌物質を作るために

必要な遺伝子「OsTGAP1」を突き止めた。イネいもち病の感染を防御する添加剤

などの開発に応用する。 
           (日経産業新聞 2009.10.5 11面)


 ()ADEKAは、農研機構作物研究所、大妻女子大学と共同で、機能性素材

β−グルカン高含有オオムギ「関東裸91号」を活用し、サプリメントや加工食品の

製品化を目指したプロジェクトを開始する。

           (化学工業日報 2009.10.6 9面)


 農業技術ベンチャーのニアスは、近畿大学と共同で、農産物の病気やカビへの

抗菌効果が高い微生物の量産技術を開発した。フィルム状に加工し、種子を包んで

抗菌効果を持続させる。近く微生物農薬として許可申請を行う予定。 

           (日本経済新聞 2009.10.7 13面)

 

埼玉大学は()東洋精機製作所と共同で、物体の位置や形の変動を1ナノメートル

以下の精度で測定できる装置を開発した。植物の生育観察に応用できるとして期待。

  (日経産業新聞 2009.10. 7朝刊 11面)

 

産業技術総合研究所と農研機構動物衛生研究所などは、無線センサーを使った

ニワトリの健康モニタリングシステムを開発した。鳥インフルエンザの早期発見

などに応用できるとして期待。

           (日本農業新聞 2009.10.7 20面)

             

大分県農林水産研究センター果樹研究所は、界面活性剤で作った泡を2重被覆の

ハウスの被覆間に充満させ、保温効果を高め、加温コストを下げる技術を開発した。

夏季の遮光や遮熱にも有効。

           (日本農業新聞 2009.10.7 20面)

 

農業用ハウスや畜舎などの冷暖房費の節減や省エネ対策として、ヒートポンプの

普及が加速している。 

           (日本農業新聞 2009.10.9 14面)

 

 今年度の補正予算「最先端研究開発支援プログラム」が見直しの対象となった。

700億円減額するとともに、一人当たりの支給額を減額。

 約1000億円を若手研究者など新たな支給者へ配分する方針。 

           (日本経済新聞 2009.10.12 12面)

 

 コニカミノルタセンシング()は、約2秒で計測し、反復データの蓄積や解析が

可能な葉緑素計「SPAD(スパッド)-502Plus」を、11月に発売を開始する。

イネやブドウなど農作物の生育状況を簡単に計測できる。

           (日経産業新聞 2009.10.8  1面)

 

埼玉県農林総合研究センター森林・緑化研究所は、植物成長調整剤を使用して、

枝物レンギョウの開花を早め、早出しする技術を開発した。花束への加工の

しやすさからコンパクトな枝物の人気は高く、新たな需要が期待できる。

            (日本農業新聞 2009.10.8 17面)

 

山梨県果樹試験場は、ブドウの着色不良の原因究明のため、定量PCR測定器

を導入するなど遺伝子レベルでの研究を強化する。温暖化対策や新品種の開発にも

力を入れる方針。 

(山梨日日新聞 2009.10.8  1面)

 

鳥取県農業総合研究所中小家畜試験場の橋本紘子研究員は、農研機構

畜産草地研究所との共同研究で、「鳥取地どり」育種の効率化に有効な産卵率の高い

個体を見つけるためのQTLマーカーを見いだし、「第59回関西畜産学会大会」で

優秀発表賞に選ばれた。

            (日本海新聞 2009.10.8  8面)

 

バイオエタノール製造装置の小型化、大幅なコスト削減に向けた変換技術開発、

多様な素材の活用など、国内企業や大学によるバイオエタノール変換技術の開発が

急速に進んでいる。

           (毎日新聞 2009.10. 9  9面)

 

シンジェンタは、主要なトウモロコシなどの農作物に高温や干ばつなどの

環境ストレス耐性を付与する、スプレー散布が可能な新農薬「Invinsa」を開発し、

来年にも販売を開始する。 

         (化学工業日報 2009.10.9  4面)

 

農研機構近畿中国四国農業研究センターは、()エルガと共同で、ソーラー

パネルで得た電力を使い、自動点滴灌漑システムを開発した。急傾斜で電源のない

カンキツや茶などの園地で、点滴灌漑が必要な作物に応用できるとして期待。

   (日本農業新聞 2009.10.12  1面)

 

富山県畜産研究所は、千葉・岐阜・兵庫・熊本県の研究所と共同で、乳牛の

出産前搾乳休止期間を20日間短縮しても、母体の健康状態や受胎率に影響がない

ことを確認した。生乳生産量の増加が期待できる。 

          (北日本新聞 2009.10.11 32面)

 

岡山県農業試験場は、害虫の卵がふ化する前に落花する「カリフォルニアポピー」

や、茎などから殺虫成分を含んだ粘着物質を出す「ペチュニア」など13種類の

害虫防除効果が期待できる景観植物を選定。野菜畑の周辺に植え、害虫駆除や

農薬使用量の低減などの実用化に向けた検証を進める。

           (山陽新聞 2009.10.11  9面)

 

気象研究所や筑波大学の研究チームによると、日本近海でも「海洋酸性化」が

進行していることが判明した。気象庁の海洋気象観測船を使って、紀伊半島沖の

北緯30度で測定した26年間の海水表面のpHが約0.04低下していた。

       (朝日新聞 2009.10.14  1面)

 

北海道大学は、食品加工技術ベンチャーのネピュレが開発した技術を使い、

日本茶の茶葉をピューレ状にすると、うま味成分のグルタミンやポリフェノールが

3倍程度増加することを見いだした。機能性食材として、幅広い用途が見込める。

  (日経産業新聞 2009.10.15 16面)

 

農研機構中央農業総合研究センターと畜産草地研究所は、茨城県常総市の

ドリームファームと共同で、飼料用イネ「夢あおば」収穫後の再生イネと牧草を

組み合わせた、和牛放牧の実証試験を開始した。

          (日本農業新聞 2009.10.16  1面)            

 

長野県果樹試験場はエムケー精工()と共同で、リンゴやナシなどの果樹の

土壌病害「白紋羽病」対策として、温水を利用した防除法を開発した。

 50の温水を感染した果樹の周囲に点滴し、病原菌を死滅させる。

          (信濃毎日新聞 2009.10.16  8面)

 

熊本県のJA菊池は、全国のJAとしては初となる、家畜ふん尿を活用した

完熟有機質ペレット堆肥の専用施設を整備した。今後、耕畜連携による地域循環農業

や農産物のブランド化を目指す。 

           (日本農業新聞 2009.10.18  1面)

 

農研機構畜産草地研究所は、豚のふん尿から堆肥を作る過程で揮散するアンモニア

から液体肥料を作る技術を開発し、これを飼料用米肥料として用いる資源循環

システムを確立した。

           (化学工業日報 2009.10.21  4面)

 

ジャガイモの深刻な病害である疫病菌のゲノムが解読された。

           (朝日新聞 2009.10.16 23面)

 

サントリーホールディングス()は、遺伝子組み換え技術により開発に成功した

世界初の「青いバラ」を11月3日から首都圏や京阪神、愛知県内で発売する。

価格は、1本2,000〜3,000円。 

          (朝日新聞 2009.10.21 1235面)

 

 

長野県野菜花き試験場は、タンパク質の主成分β−コングリシニンの含有量が

従来品種の1.8倍多い大豆の新品種「ななほまれ」を育成した。

           (信濃毎日新聞 2009.10.21  6面)

 

農林水産省10月21日、新型インフルエンザに感染した疑いがあるとされた

大阪府内の養豚場の豚について、農研機構動物衛生研究所での検査結果で新型と

確認されたと発表。国内では動物への新型インフル感染は初。

           (日本農業新聞 2009.10.22  2面)

 

切り花の消費拡大は、消費者の大半が求める「日持ちする花」を育成することに

あるとの論説記事。

           (日本農業新聞 2009.10.22  2面)

 

徳島県立農林水産総合技術支援センターは、オリエンタル系ユリの栽培技術を

開発した。球根運搬用のボックスに綿状に砕いた杉皮を詰め、養液土耕栽培システム

を利用して栽培する。連作障害による品質低下を防止でき、廃棄物となっていた

杉皮を有効利用できる技術として期待される。

           (日本農業新聞 2009.10.22 14面)

 

石川県農業総合研究センターは、県産リンゴの新品種「秋星」の収穫期を判定する

方法を開発した。県産ブランドの品質管理を徹底する。 

           (北国新聞 2009.10.21  5面)

 

農業生物資源研究所と岐阜県などは、豚のDNA解析で霜降りになりやすい染色体

を特定、これを目安に交配を行い、霜降りの割合が通常の約2倍の豚を開発した。

   (日経産業新聞 2009.10.23  9面)

 

奈良県農業総合センターと奈良先端科学技術大学院大学、ナント種苗()

産学官共同研究で、奈良の伝統野菜「大和まな」の優良新品種を開発した。

         (日刊工業新聞 2009.10.23朝刊 29面)

 

福岡県農業総合試験場が開発したラーメン専用の小麦「ラー麦」を使った

ラーメンを、県内ラーメンチェーン店が11月9日から発売する。 

           (西日本新聞 2009.10.23朝刊 15面)

 

宮城県古川農業試験場は、短粒で高アミロースのコメ新品種「東198号」を

育成した。ピラフなど外食や冷凍食品への需要が期待される。

           (日本農業新聞 2009.10.24朝刊 16面)

 

千葉県農林総合研究センター暖地園芸研究所は、小林製袋産業()と共同で、

カメムシによるビワへの被害を大幅に軽減できる二重袋「5S−2」を開発した。

     (日本農業新聞 2009.10.24 16面)

 

家畜改良センターは、報告書「家畜改良における牛体細胞クローン活用のあり方

について」の中で、体細胞クローン技術の現場活用に否定的な見解を示した。

      (日本農業新聞 2009.10.25  1面)

 

農研機構果樹研究所は、ブドウの「クイーンニーナ」、リンゴの「もりのかがやき」、

アンズの「サニーコット」・「ニコニコット」、栗の「美玖里(みくり)」の4品目で

5新品種を育成した。 

           (日本農業新聞 2009.10.27 4面)

 

オックスフォード大学など英米の研究チームは、ショウジョウバエの脳に

人工記憶を書き込むことで、経験していないその記憶をもとに行動することを実験で

示し、この仕組みを担う脳の組織が12個の神経細胞でできていることを見出した。

      (朝日新聞 2009.10.23 14面)

 

茨城県結城地域農業改良普及センターは10月27日に結城市の水田で、農研機構

中央農業総合研究センターが開発した「細断型ホールクロップ収穫システム」の

飼料用稲収穫実演会を行った。

           (日本農業新聞 2009.10.28 10面)

 

秋まき麦の栽培が本格化するなかで、各地の試験場が増収、品質向上、低コスト

栽培に向けて開発した最新技術について、施肥体系を中心に紹介した記事。

       (日本農業新聞 2009.10.28 14面)

 

農研機構野菜茶業試験場は、短葉性で辛みが少ないネギの新品種「ふゆわらべ」

を育成した。緑の部分(葉身)と白い部分(葉鞘)が太くて短い、従来品種よりも

土寄せ回数を半減でき、短期間で収穫できるなどが特徴。 

           (常陽新聞 2009.10.29 11面)

 

徳島文理大学は、2種類の緑茶カテキン(エピガロカテキンガレート、

エピカテキンガレート)に、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果が

あることを見いだした。 
          (日本農業新聞 2009.10.25  1面)

 

日本脂質栄養学会は、コレステロール値や中性脂肪を下げることが、生活習慣病

予防にはつながらないという、これまでの考え方を覆す複数の研究結果をまとめ、

セミナーで報告した。 

           (東京新聞 2009.10.27 17面)

 

東京都は、日本医科大学との共同研究で、花粉エキスを食パンに含ませ、口の

粘膜から吸収する「舌下減感作(ぜっかげんかんさ)療法」を行うことで、140人

の花粉症患者の約7割に症状の解消や緩和などの効果が見られたと発表した。

          (朝日新聞 2009.11.4  1面)

 

JA全農大分県本部は、農研機構九州沖縄農業研究センターが開発した高糖度の

サツマイモ品種「べにはるか」を、独自ブランド名「甘太(かんた)くん」として、

11月末から県内や阪神方面へ出荷する。

           (大分合同新聞 2009.10.27  5面)

 

宮崎県総合農業試験場が、県内の水田の調査を行ったところ、化学肥料を加えずに

イネが生育する指標となる「地力」が低迷していることが判明した。 

        (宮崎日日新聞 2009.10.27 26面)

 

農業環境技術研究所は、同研究所が開発したモデル結合型作物データベース

MeteoCrop」を使い、2009年夏の天候が水稲作況に及ぼした影響調査を行った。

本州の日本海側では著しい日照不足、北海道では低日照に加え障害型冷夏により、

作況が「不良」となったことが判明した。 

           (化学工業日報 2009.10.28  4面)

 

リンゴ園の農薬飛散(ドリフト)対策として、1園に1品種を栽培し、受粉樹

として観賞用のクラブアップルを植栽する「単植化」を試験導入する産地が増えて

いる。結実率や品質が向上し、作業の効率化も期待される。 

           (日本農業新聞 2009.10.29 14面)

 

医学研究用の実験動物として用いられるマウスやラットの代替として、より人間に

近いデータが得られるとして、マイクロミニピッグやミニブタなど小型のブタが

注目されている。 

           (朝日新聞 2009.10.30 19面)  

 

農業資材メーカーのMKVドリーム()は、農研機構野菜茶業研究所主催の

研究会で、トマトの連続2段摘芯仕立て栽培における糖類の移動パターンについて

研究発表を行った。効果的な葉摘み法の考案に役立つことが期待される。

         (日本農業新聞 2009.10.30 14面)

 

北海道大学大学院先端生命科学研究院は、ベクターを利用して微生物でペプチドを

大量生産する技術を開発した。従来の遺伝子組み換え法より数十倍の効率で生産

できる。バイオ産業や食品産業分野への応用に役立つ技術として期待される。

     (化学工業日報 2009.10.30  9面)

 

農研機構九州沖縄農業研究センター久留米研究拠点は、イチゴの高設栽培で

生分解性不織布バッグを使って、育苗から定植、収穫までを行える養液栽培システム

を開発した。少量の培地で10アール当たり1万4000株の密植栽培が可能で、

年内収量が大幅に増えるなど収益性の向上が見込める。 

          (日本農業新聞 2009.10.31 16面)

 

鹿児島女子短期大学は、農研機構野菜茶業研究所枕崎研究拠点などと連携し、

県産の茶葉を使った漬け物風の食品「黒茶」を考案した。

           (日本農業新聞 2009.11.1  1面)

 

農研機構は、同機構が育成し輸入禁止を前提に、海外での育成を認めている大豆

「エルスター」について、輸入事業への投資などの情報が出回っていることを受け、

違法輸入に対する注意喚起をホームページ上で行った。

        (日本農業新聞 2009.11.2 11面)

 

 

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