━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第69号(20010 9日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メールマガジン10月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹・大豆)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究最前線』

 「トマト低段密植栽培の日射量による自動遮光システムを開発

・トピック

平成21年度農林水産祭むらづくり部門表彰式等の開催について

                        [九州農政局] 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、

降水量等の確率は以下のとおりです。

 天気は、数日の周期で変わるでしょう。

向こう1か月の気温は、平年並みまたは低い確率ともに40%です。

週別の気温は、1週目は平年並みの確率50%です。2週目は低い確率

50%です。

                       (10月9日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.fukuoka-jma.go.jp/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第7号(10月)

・病害虫発生予察特殊報第3号(茶:ミカントゲコナジラミ)

・病害虫発生予察技術情報第8号(水稲:ヒメトビウンカ)

 

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4704204.html 

 

 

◆生育情報(果樹・大豆)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・果樹生育概況(10月1日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・大豆の生育情報と対策(9月29日現在)

 農産部のホームページ

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 普通期水稲、大豆、イチゴ、アスパラガス、青ネギ、温州ミカン、

イチジク、トルコギキョウ、バラ、豚・鶏について生産状況と対策を

お知らせします。              (10月1日現在)

 

●普通期水稲

 9月は多日照で経過し、全体的に成熟が早まっています。

 「夢つくし」の収穫は9月6半旬で終了しました。「元気つくし」は

9月6半旬〜10月1半旬、「ヒノヒカリ」は10月2〜3半旬に収穫が

行われる見込みです。

 「夢つくし」の収量は、平年並み〜やや低い状況です。品質は、5月移植の

ものが7月下旬の寡日照の影響で充実がやや悪くなっていますが、6月以降

移植のものは良好です。

 成熟が早まっているため、刈遅れにならないよう注意してください。

 

●大豆

 8〜9月の少雨・多日照の影響で主茎長はやや短く、着莢数は同等〜やや少ない

状況です。

 豪雨後に播種したものは、豪雨前(7月中旬)播種と比べて、7月末播種では

主茎長、莢数とも7〜8割確保できましたが、播種が遅くなるほど主茎長は短く、

莢数は少ない状況です。

 収穫時の汚粒発生を防ぐため、雑草が多いほ場は、早めに抜き取りを行い

ましょう。

 

●イチゴ

 定植作業は、好天に恵まれ、早期作型から普通機作型まで順調に行われました。

 普通ポットの作型では、9月中旬の気温が低く経過したことで花芽分化が早まり、

定植時期が前年より早くなっています。

 早期作型や草勢が旺盛な場合は、2番果房の早期分化促進を目的として、寒冷紗

被覆やかん水制限などによる生育制御を徹底してください。

 

●アスパラガス

 9月の収穫量は多く、品質も良好です。例年の収穫終了は10月下旬ですが、

一部の産地で早まる見込みです。斑点病の発生は少ない状況です。

 土壌の乾燥は、翌年の春芽収量に影響するので、少量・多回数のかん水を行い

ましょう。

 ヨトウムシ類、オオタバコガ、カメムシなどの害虫と斑点病防除を徹底して

ください。

 

●青ネギ

 現在、7月下旬に播種されたものを収穫中です。8月下旬から出荷量が増加し、

9月の出荷量は前年より多くなっています。

 かん水過多は、ネギの徒長を誘発するため、pF2.0〜2.2の土壌水分で管理

しましょう。

 ネギハモグリバエの発生は減少しつつありますが、11月下旬までは定期防除を

心がけてください。

 

●温州ミカン

 極早生は、9月中旬より出荷が始まっています。着果数が多く、8月以降の

少雨で果実肥大が抑制されて小玉果が多くなっています。早生種や普通種も、

摘果が不十分な園や樹冠上部摘果実施園などでは、小玉果が多くなっています。

 糖度は平年並みに回復し、クエン酸は平年よりやや低く、食味は良好です。

 過乾燥による樹勢低下が懸念されます。

 早生種や普通種は、小玉・傷果を中心に仕上げの摘果を徹底してください。

シートマルチ園では、降雨時のマルチ開閉を実施し、降雨がない場合は

5〜10mm/10aのかん水を行ってください。

 

●イチジク

 露地の収穫は、60〜70%終了しています。腐敗果の発生は全般に少なく、

収穫順調で品質も良好です。

 「とよみつひめ」の雨よけ栽培の品質は安定していますが、一部で高温障害が

見られます。黒葉枯病の発生は、8月中旬以降少なくなっています。

 適熟収穫と選果・選別を徹底してください。

 雨よけ栽培では、日中高温時の換気と枝梢管理により通風向上を図りましょう。

 乾燥が続く場合には、適宜かん水してください。

 収穫期の薬剤防除は、安全使用基準内で行ってください。

 

トルコギキョウ

 秋出荷(10〜12月)作型は、病害虫被害や生理障害の発生が少なく、生育は

順調です。出荷は10月上旬から開始され、10月下旬〜11月中旬にピークを迎える

見込みです。

 無駄枝除去とかん水管理を徹底し、品質向上に努めましょう。

 特にスリップス類、コナジラミ類、ヨトウムシ類が増加してくるため、早期の

防除を行ってください。

 

●バラ

 夏期の気温は昨年より低く、またヒートポンプによる夜間冷房の実施により

樹勢が維持されています。

 秋以降のブライダル需要に向けて、安定的な出荷が行われる見込みです。

 ダニ類、スリップス類などの害虫防除を徹底してください。

 気温が下がり雨天が続くと、べと病が発生しやすくなるので、換気・除湿など

に努めましょう。

 

●豚・鶏

 気温の低下に伴い、家畜の飼養環境は改善されており、豚・鶏の生産状況は

順調です。

 暑熱期には換気不良による鶏の死廃が一部で発生しましたが、現在では改善

されています。

 暑熱期も終わり、飼料採食量が増加するので、給与量や飲水量に留意して

ください。また、日長時間が短くなるので、点灯管理などに注意しましょう。

 

◆農総試成果情報『研究最前線』

全国農業新聞福岡県版9月25日掲載)

 

「トマト低段密植栽培の日射量による自動遮光システムを開発」

  県農業総合試験場野菜栽培部では、トマトの低段密植栽培で積算日射量に基づき

遮光カーテンを自動的に開閉できる方法を開発した。

 10a当たり8,000株の苗を植え付け、養液栽培で2段目までの果房の収穫を

年間3〜4回繰り返す低段密植栽培では、これまで、5月から9月の高温期に

高温・強光ストレスを回避するため、常時遮光を行うと生育抑制や果実肥大不良

などにより収量が安定しない問題があったからだ。

 5月から9月の高温期に、30分間の積算日射量1u当たり0.8メガジュール

(日射量瞬時値1u当たり440Wに相当)を指標値として遮光率45%の遮光

カーテンを自動的に開閉できる装置を用いることで、常時遮光に比べて

平均1果重が増加するとともに、不良果の発生率が減少し、果実糖度と商品果収量

も同等以上となった。

 この装置には、日射計、汎用制御装置、リレーなどが必要であるが、約40万円

で市販されており簡単に組み立てることができる。

 装置の組み立てや使用方法などの問い合わせは、県農業総合試験場野菜栽培部

(電話092−922−4364)まで。

 

 

◆トピック◆

 

●平成21年度農林水産祭むらづくり部門表彰式等の開催について[九州農政局]

農林水産祭の表彰行事の一つとして行われている「豊かなむらづくり全国表彰

事業」について、九州農政局表彰式等が平成21年10月21日(水)福岡市役所前広場

(福岡市中央区天神1-8)「ふくおかマルシェ」会場で行われます。

※雨天の場合は「西日本新聞会館」 14階会議室(福岡市中央区天神1−4−1)

福岡県からは、農林水産大臣賞を福岡県北九州市 「合馬(おうま)校区まちづくり

協議会地域振興部会」が受賞されました。

詳細については

  ⇒http://www.maff.go.jp/kyusyu/press/kikaku/091008.html

をご覧ください。

 

●統計データ等(農林水産省ほか)

輸入麦の政府売渡価格の改定について(平成21年10月)

http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/boueki/091002.html

平成21年産水稲の作付面積及び9月15日現在における作柄概況

http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/suitou_090915.pdf

平成20年産秋冬野菜、指定野菜に準ずる野菜等の

作付面積、収穫量及び出荷量

http://www.maff.go.jp/j/tokei/pdf/yasai_syutou08.pdf

◇農水刊行物:農業経営統計調査 平成19年度 畜産物生産費

http://www.maff.go.jp/j/tokei/kikaku/book/index.html

農林水産統計月報

http://www.maff.go.jp/j/tokei/kikaku/monthly/index.html

財務省貿易統計7月(輸入)・(輸出)

  http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/toukei

農林水産基本データ集

http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/index.html

 

●新聞見出し記事紹介

農業生物資源研究所は、光受容体「フィトクロム」が、植物唯一の赤色光を

感知する受容体であることを証明した。光と耐病性やストレス耐性などの現象を

解明するための切り口となることが期待される。 
           (化学工業日報 2009. 8.28  9面)
             
 国際稲研究所(IRRI)が開発した、2週間の冠水に耐性を持つ稲

「スワルナ−サブSSI」の栽培が、インドの洪水多発地で広がっている。

2010年中にインド中央農業総合研究センター新種発表委員会の認証を受け、

全国展開する予定。

           (日本農業新聞 2009. 8.  9  3面)

 北海道大学は、放牧で飼う牛の生乳は舎飼いの牛の生乳に比べて、こくがあり、

不飽和脂肪酸が多いことを確認した。 
           (日本農業新聞 2009. 8.10  1面)

 シンジェンタは、モンサント社のヒマワリ種子事業を買収。遺伝資源や育種技術

などを引継ぎ、搾油用ヒマワリ種子市場のシェア4割を握る。  
           (日本農業新聞 2009. 8.10 11面)

 (株)つくばアノイとアグリカルチャールネサンス(株)は共同で、発酵もみ殻を

使用して、土壌のカドミウムを固めて取り除きやすくする技術を開発した。

商品名は「土の命(いのち)」。 
           (日本農業新聞 2009. 8.14 12面)

 新潟県妙高市、農研機構中央農業総合研究センター北陸研究センター、(株)エア.

フォート.サービスの3者は、水稲栽培技術向上に関する協定を締結し、共同研究を

開始した。ラジコンヘリコプターを使って圃場の写真を撮影し、水稲の品質などの

データを解析する。 
           (上越タイムス 2009. 8.20  8面)

 鳥越製粉(株)は、九州大学や新潟大学などと産学連携し、レジスタントスターチ

を通常のコメの30倍含む「超硬質米」米粉を使って、糖尿病予防などが期待できる

パンやめん類を開発し、試験販売する。 
           (日経MJ(流通新聞) 2009. 8.21 19面)

 岐阜県畜産研究所は、筋肉内脂肪含量が多いデュロック種の種豚「ボーノブラウン」

を育成した。 
           (日本農業新聞 2009. 8.21 14面)

 京都府農林水産技術センター農林センターは、丹波黒大豆の乾燥による品質低下

を防止するため、かん水のタイミングの判断材料として、簡易土壌水分計が効果的

であることを確認。マニュアルを作成し普及を図る。 
           (日本農業新聞 2009. 8.22 12面)

 福島県農業総合センターは、ハウスを遮光率50%程度の遮光幕で覆うことで、

特産の夏秋トマト「桃太郎サニー」の裂果を減らす技術を開発した。

         (日本農業新聞 2009. 8.22 16面)

 農林水産先端技術産業振興センターや山形大学などが研究コンソーシアムを組み、

先端バイオ技術を応用し、食用ギクの形質評価や育種に役立てる技術開発に取り組んで

いる。
           (化学工業日報 2009. 8.25  9面)

 (有)川村製作所は、保水の安定性に優れ、夏場の潅水が週1回ですむ「ふわ砂」

を使ったプランター「イッペコッペ」を開発し、販売をしている。  

       (大阪日日新聞 2009. 8.25  8面)

 秋田県農林水産技術センター農業試験場は、7月上旬の定植で10月に出荷でき、

秋のブライダルシーズンの主力品種として期待される、八重咲きトルコギキョウの

新品種「こまちホワイトドレス」を育成した。 
           (日本農業新聞 2009. 8.26 12面)

 米議会行政監察院の調査によると、米軍が運営する全地球測位システム(GPS)

が、老朽化したGPS衛生の更新の遅れから、早ければ来年から、精度低下する

可能性があることが判明した。 
           (朝日新聞 2009. 8.24  1面)

 理化学研究所は、無重力状態で受精させたマウスが誕生する確率は、地上の半分

しかないことを突き止めた。ほ乳類の調査では初。 
           (朝日新聞 2009. 8.25 14面)
             
 東洋紡績(株)は、肌の老化抑制効果が期待できる天然素材「ポリアミン」が、

小麦胚芽に高濃度で含まれていることを見いだし、抽出法も確立した。

化粧品に応用できるとして、9月にも本格生産を開始する見込み。 
           (日経産業新聞 2009. 8.27 14面)

 農林水産省は、農林水産関係研究機関などに、体細胞クローン家畜等の取り扱い

についての通知を行い、研究機関で飼育する、実用化レベルに達していない生産率

情報などを同省に報告するなどの指針を示した。 
           (化学工業日報 2009. 8.28  9面)

 産業技術総合研究所北海道センターは、経済産業省の「先進的植物工場施設整備費

補助金」の助成事業で、医療面に特化した植物工場の建設に着手、2011年度から稼働

させる。ダイズやジャガイモなどの遺伝子組み換え作物を特殊な環境下で栽培し、

メタボリック症候群やアルツハイマー病などに有効な機能性成分の分析、研究を行う。
           (日本農業新聞 2009. 9. 5 16面)

 三重県農業研究所伊賀農業研究室は、巨峰などの大粒系ブドウを1粒ずつ

プラスチック製密閉容器に入れて1ヶ月以上保存可能な技術を開発した。
房の軸と果実をつなぐ枝部分を少し残すことで、水分蒸発や腐敗を防止できるのが

ポイント。

     (日本農業新聞 2009. 8.30  1面)

 農林水産省の調査によると、2008年度に国民一人が消費した野菜の量は、年間

94.2kgと3年連続で減少した。近年、乾燥パウダーを使ったスイーツや、染料、

シート状にした海苔など廃棄野菜の有効活用に向けた利用技術の開発が進んでいる。
           (日本経済新聞 2009. 8.31 13面)

 農研機構果樹研究所は、今春、九州地方を中心に発生した露地栽培のニホンナシの

発芽不良の原因について、発芽直前の大きな寒暖差で発生する凍害が主因であると

発表した。 
           (日本農業新聞 2009. 9. 4 14面)


 京都大学と東京大学は、細胞内で脂肪の合成を妨げる化合物を突き止めた。

メタボリック症候群の治療薬開発につながる成果と期待される。 
           (日本経済新聞 2009. 8.28 42面)

 熊本大学と科学技術振興機構は、メタボリック症候群や糖尿病などの生活習慣病

を引き起こす原因となるたんぱく質「アンジオポエチン様たんぱく質」を発見した。

このたんぱく質を抑える方法を解明すれば、肥満や糖尿病の治療薬の開発に

つながると期待される。 
           (日経産業新聞 2009. 9. 2  9面)

 三菱樹脂(株)の子会社のMKVドリーム(株)は、生分解性農業用シートを

従来品より価格を約半分に抑えた製品を開発した。 
           (日経産業新聞 2009. 8.28 15面)

 理化学研究所植物科学研究センターは、植物細胞の成長を抑制する遺伝子

「GTL1」を発見した。植物成長の過程の解明に役立ち、成長を加速できれば

作物の収量増加やバイオマスエネルギーの確保につながると期待される。
           (日経産業新聞 2009. 9. 2  9面)

 (株)森久エンジニアリングは、水耕栽培する完全人工光型の野菜工場での

照明コストを従来の6割節減する照明ユニットを開発し、販売を始めた。

光を乱反射させずに1回の反射で真下へ照射させ、ドーム状に野菜を覆うことで

光が外へ漏れない。  

(日本農業新聞 2009. 9. 2 14面)

 愛媛県農林水産研究所果樹研究センターは、ブドウ「安芸クイーン」の実用的な

着色向上技術を開発した。着色開始から収穫期まで樹冠下に反射マルチを敷き、

房には透明袋を使用することで果房周辺の光環境が改善され、着色が向上する。

           (日本農業新聞 2009. 9. 3 10面)

 農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは、感水紙サンプルに付着した

液斑の多少を解析するPC用画像処理ソフトを開発した。農薬散布時の飛散状況

評価を効率化できる。 
           (化学工業日報 2009. 9.10  4面)

 岩手県農業研究センターは、リンドウのコンテナ栽培の培地として、杉皮を

粉砕した資材を考案した。軽量で労力軽減でき、根張りや欠株発生が改善、杉皮が

有効利用できるなどメリットが多い。施肥方法などが今後の課題。
           (日本農業新聞 2009. 9. 5 16面)

 福島県農業総合センターは、もち米の県オリジナル品種「あぶくまもち」を開発し、

品種登録を行った。既存品種「ヒメノモチ」より冷害に強く多収。蒸し上がりが早く、

丸めやすい、硬化が早いなど加工に適している。 
           (福島民報 2009. 9. 5 25面)

愛知県農業総合試験場は、小麦の新品種「東海103号」を開発し、品種登録を

行った。多収で色つやがよく、コシが強いなどが特徴でうどんの加工に適している。  

           (日本農業新聞 2009. 9. 8 10面)

 農研機構野菜茶業研究所、東北大学、掛川市立総合病院は、農林水産省の委託を

受け、静岡県掛川市で緑茶の健康増進効果を3年間にわたって調べる1000人規模の

大規模な疫学研究「掛川スタディ」を開始した。 
           (日本農業新聞 2009. 9. 6  1面)

 学術情報会社のエルゼビア・ジャパンの調査によると、日本の科学系論文の質の

向上は最近10年間頭打ちで、世界での順位は低下しており、論文数も減少傾向にある。

一方、中国は質・量ともに急上昇している。 
           (朝日新聞 2009. 9. 7 21面)
 
 愛媛県農林水産研究所は、低コストで軟弱野菜を生産する底面給水システムを

開発した。貯水槽に水稲用育苗箱を用いかん水チューブで給水し、育苗箱上部に

底面給水マットを重ねるなどして組み立てる。 
           (日本農業新聞 2009. 9. 8 10面)

 全国米麦改良協会がまとめた2010年産水稲種子の品種別購入動向で、コシヒカリや

ひとめぼれなどの主要品種に変動はないものの、高温耐性品種や県独自に育成した

品種の人気が高いことが分かった。 
           (日本農業新聞 2009. 9. 9 14面)

 菊正宗酒造(株)と神戸大学、新産業創造研究機構、兵庫県立工業技術センター、

エイチビィアイ(株)などは産学官共同で、比較的食物繊維が多い水稲品種

(ホシニシキ)を乳酸菌で発酵させ、健康機能性が期待できる飲料を開発した。

2010年春に発売。
           (日刊工業新聞 2009. 9. 9 17面)

 森林総合研究所は農業環境技術研究所と共同で、落ち葉や土などの有機物組成を、

そのままの状態で調べることが可能な「固体13C 核磁気共鳴法」を用いて、

世界で初めて落葉が土壌有機物へ変化していく過程を明らかにした。

         (化学工業日報 2009. 9.10 10面)

 農研機構中央農業総合研究センターと畜産草地研究所は共同で、籾や玄米のまま

家畜に給与する際、消化しやすいよう効率よく破砕できる飼料用米破砕装置を開発

した。高水分の籾も破砕できる。 
           (日本経済新聞(茨城版) 2009. 9.10 35面)
   
 農研機構花き研究所とサントリーホールディングス(株)は共同で、青色系のキクを

作出できる技術を開発した。青色色素(デルフィニジン型アントシアニン)を持つ

植物から青色遺伝子を取り出し、遺伝子組換え技術を用いて、キクに導入した。

今後、デルフィニジン含有率を100%に高め、さらに青いキクの作出に向けた

研究を進める。 
            (日本農業新聞 2009. 9.15  1面)


高い収益性が期待できる夏秋どりイチゴの収量や品質を安定させるため、高温対策

や病害虫防除、局所冷房など最新技術の紹介記事(3回連載)。 
           (日本農業新聞 2009. 9. 8 14面)


 山形大学は、発泡スチロールを作る技術を応用して、グルテンを使わずに、

粘り気のある米粉と普通の米粉を混ぜて膨らみやすい条件を見出し、米粉100%の

パン作りを可能にした。
            (日本農業新聞 2009. 9.11  1面)

 山梨県環境科学研究所などは、ワイン生産で生じるブドウの搾りかすを豚のふんに

混ぜ、ブドウに含まれるポリフェノール類の消臭作用を利用し、においの発生を

抑えられる堆肥作りに成功した。大半が廃棄処理されているブドウかすを資源利用

できる。

          (山梨日日新聞 2009. 9.12  7面)

 岡山県農業総合センターは、景観植物125種の中から土着天敵が増えやすい

スカエボラと、害虫が増殖しにくいペチュニアを選抜した。総合的病害虫管理

(IPM)など農薬を使わない防除法としての利用法を探る。 
           (日本農業新聞 2009. 9.15 10面)

 富山大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は共同で、国際宇宙ステーションの

日本実験棟「きぼう」で、シロイヌナズナの栽培実験を開始。花芽形成期や

結実期にサンプルを採取し地球に持ち帰り、遺伝子解析などを行って、重力が

植物の生長に与える影響を調べる計画。 
           (朝日新聞 2009. 9.11 10面)
             
 山形県農業総合研究センター園芸試験場は、サクランボを傷つけずに輸送できる

容器の開発を進めている。 
           (山形新聞 2009. 9.14  2面)

 富山県農林水産総合センター農業研究所は、東北大学などとの産学官連携で、

米ぬかに含まれるスーパービタミンEの一種「トコトリエノール」の含有量を、

コシヒカリの2倍に高めたイネの開発に取り組んでいる。3年後の実用化を

目指す。

           (北日本新聞 2009. 9.15 29面)

 定食屋チェーンの大戸屋は、独自販売を目的として、照明にLEDを採用する

省エネ型の野菜工場を新設し、来年春にも栽培を開始する計画。  
           (朝日新聞 2009. 9.16 15面)

 戸田工業(株)はNEDOの助成を受け、スペインのソルテックスと共同で、

ナノ鉄粒子を利用した土壌浄化法の開発に取り組んでいる。 
           (日経産業新聞 2009. 9.16  1面)

 茨城県農業総合研究センターは、イチゴの新品種「ひたち4号」、青じその新品種

「ひたち1号」、グラジオラスの新品種「ひたち9号」を育成した。  

       (日本農業新聞 2009. 9.16 10面)

玄米や白米に混入した斑点米や異物などを選別、除去する小型色彩選別機の導入が

増えつつある。農機メーカー各社は、コメを直販している中小の稲作農家などの

ニーズに対応した、小型で低価格など種類豊富な機種を販売し、人気を集めている。

  (日本農業新聞 2009. 9.17 14面)

 静岡県果樹研究センターは、25年生以上の高樹齢カンキツの省力管理技術を

開発した。高さ3m以上の木が対象で、2m付近で全ての主枝を切り下げ、剪定や

摘果を省力化。年間作業時間が3割減らせる。
           (日本農業新聞 2009. 9.19 16面)

 岩手県農業研究センターは、早咲きの鉢物向けリンドウ「花研鉢2」を開発し、

農林水産省へ品種登録出願を行った。サザリンドウとエゾリンドウの交雑種で、

花はピンク。9月中旬の出荷が見込め、室内など光の弱い場所でも開花するのが

特徴。生産コストの削減も期待できる。 
           (岩手日報 2009. 9.19 19面)
             
 農研機構東北農業研究センターは、豆腐用大豆の新品種「里のほほえみ」を

育成した。ダイズモザイク病に強い、倒れにくい、大粒でタンパク質含量が多い

などが特徴。栽培適地は南東北地方。 
           (日本農業新聞 2009. 9.30 12面)

 農研機構作物研究所は、低アミロースで良食味などが特徴の水稲新品種を育成した。

温暖地の早場米や沖縄向け多収良食味米として「ミルキーサマー」、温暖地の麦作後

の二毛作栽培に適した「ミルキースター」の2品種。 
           (日本農業新聞 2009. 9.29  1面)
 九州大学は、肉牛(黒毛和種)の受精後2〜3日の胚に特定の抗生物質を投与する

ことで、異物を細胞外に排出して防御機能を高める「P糖タンパク質」が数倍に

増えることを突き止めた。受胎率向上技術として、福岡県では来年度にも生産現場

への普及を図る。 
           (西日本新聞 2009. 9.24  1面)

 農林水産省農林水産技術会議事務局は、平成22年度の新規事業として、異分野を

含む産学官連携の強化と技術移転を目指す「農林水産連携支援事業」を開始する。

コーディネーターユニットを全国8カ所に設置するなど、地域における取り組みを

強化する。 
           (日刊水産経済新聞 2009. 9.25  2面)

 愛知県農業総合試験場と岐阜県畜産研究所は、県を跨いだ共同開発で2007年に

育成した、国内初のブタ品種であるデュロック種の「アイリスナガラ」の普及に

取り組んでいる。大型で発育が早く、脂肪の厚みを持つのが特徴。 

     (日経MJ(流通新聞) 2009. 9.28 18面)

 埼玉県秩父地域で、ショ糖含量が多く豆腐加工に向く在来大豆「借金なし」の

商品開発促進協議会が発足した。産学官が連携し、消費者ニーズに応じた商品開発を

通じて地域活性化につなげたい考え。 
           (日本農業新聞 2009. 9.29 12面)

 

 

◆その他◆

 最後までお読みいただきありがとうございます。

 

農業総合試験場ではメールマガジンの内容充実をめざしています。「こんな話題を

掲載して欲しい」、「もっと詳しい情報が欲しい」等、ご意見・ご要望がございましたら

お聞かせください。

ご感想もお待ちしております。            

 あて先:chizai@farc.pref.fukuoka.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
福岡県農業総合試験場
企画情報部知的財産管理課
(福岡県農産物知的財産権センター)
818-8549
福岡県筑紫野市大字吉木587
TEL 092-924-2986
FAX 092-924-3084
e-mail: chizai@farc.pref.fukuoka.jp
−−−−−−−−−−−−−−−−−−