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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第66号(200 713日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン7月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究最前線』

 「大豆の生産力向上へ 土壌管理技術を確立

・トピック

米政策・水田農業政策に関するアンケートの公表  

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、

降水量等の確率は以下のとおりです。

九州北部地方では、天気は前半は平年と比べて曇りや雨の日が多く、

後半は平年と同様に晴れの日が多いでしょう。

週別の気温は、1週目は平年並みまたは高い確率ともに40%です。

                           (7月10日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.fukuoka-jma.go.jp/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第4号(7月)

・病害虫発生予察注意報第1号(茶:カンザワハダニ)

・病害虫発生予察技術情報第2号(果樹全般:チャバネアオカメムシ)

 

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4704204.html 

 

 

◆生育情報(果樹)◆

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

     果樹生育概況(常緑果樹7月2日、落葉果樹6月30日・7月1日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 早期水稲、普通期水稲、大豆、アスパラガス、青ネギ、温州ミカン、

イチジク、シンテッポウユリ、ガーベラ、豚・採卵鶏について

生産状況と対策をお知らせします。(7月1日現在)

 

●早期水稲

 平年に比べ草丈はやや低く、茎数は同等〜やや少なく、葉色はやや濃く

推移しています。4月5半旬植「コシヒカリ」の出穂期は7月4半旬と予想

されます。

 間断かん水を実施しましょう。出穂前に斑点カメムシの侵入源となる畦畔や

周囲雑草の除草を行ってください。

 

●普通期水稲

 田植えは朝倉、筑後の平坦部では6月下旬を中心に行われ、6月末で終了

しています。5月下旬〜6月上旬植は、6月中旬の高温多照の影響で、分げつは

順調に増加し、茎数はやや多くなっています。

 スクミリンゴガイ常発地は、田植え後2週間の浅水管理を徹底してください。

 

●大豆

 県北地域では7月上旬から、県南地域では7月中旬から播種が始まる

見込みです。

弾丸暗渠や周囲溝等の排水対策を実施してください。

 

●アスパラガス

 生育は順調で摘心作業中です。害虫では、アザミウマ類の被害が見られます。

現在出荷量はピークを迎えています。

 施設内の通風と降温に努めましょう。

 2週間ごとに窒素成分で3〜4kg/10aを追肥してください。

 追加立茎と整枝を実施しましょう。

  

●青ネギ

 4月下旬播種(生育期間約60日)の作型を収穫中です。生育及び出荷は

順調です。

 倒伏を防止するには、晴天時に寒冷紗による遮光を行ってください。

 ネギアザミウマやネギハモグリバエの被害を抑えるため、初期防除に

努めましょう。

 

●温州ミカン

 果実生育は、前年より5日程度、平年より3日程度早くなっています。

5月中旬〜6月の生理落果は全体的に多くなっていますが、着花量が非常に

多かったため、現在の着果量は多く推移しています。

 乾燥が続いていたため、果実肥大抑制等の影響が懸念されます。

 極早生種は、早急に粗摘果を終わらせ、初期肥大を促しましょう。

 早生種は、6月下旬〜7月上旬に樹冠上部を摘果してください。

 普通種は、早生種の摘果が終了次第、枝別全摘果を行いましょう。

 

●イチジク

 加温ハウスの「とよみつひめ」「蓬莱柿」「桝井ドーフィン」とも出荷中で、

品質は良好です。各品種とも出荷時期は、前年より3〜7日程度早くなって

います。

 露地の生育は各品種とも順調で、着果開始は5月下旬で前年より7日程度早く、

出荷開始も早くなる見込みです。

 6月中旬までが乾燥傾向であったため、アザミウマ類、ハダニ類の発生が

多くなっています。

 新梢の誘引、摘心、副梢管理を徹底してください。

 降雨とともに疫病の発生が多くなるので、防除を徹底しましょう。

 

シンテッポウユリ

 雨よけ施設の切り花が、6月中旬から出荷中です。草丈は十分で、輪数も

確保され、品質は良好です。

 露地は、8月上旬をピークに7月中旬〜9月中旬の出荷見込みです。一部の

地域で葉枯病が発生し始めています。

畝溝の停滞水は、疫病の原因となるので、排水溝の整備等の排水対策を

行いましょう。

 葉枯病の防除を徹底してください。

 

●ガーベラ

 改植は、6月中にほぼ終了しました。改植した株からの切り花は

9月から収穫開始される見込みです。

 降雨時のハウス施設内への浸水に備え、側溝等の整備を行いましょう。

 ハモグリバエ類、ハダニ類の防除を徹底してください。

 

●豚・採卵鶏

 暑熱対策により採食量の低下はなく、順調に発育しています。

 梅雨時期は、飼養環境が不衛生になりやすく、疾病を招きやすくなります。

飼養環境を良好に保つよう留意しましょう。

 高湿度は、家畜の体感温度を上げます。蒸し暑さを感じたら、即座に換気

あるいは送風を実施してください。

 梅雨時期は、飼料にカビが発生しやすいので、保管に注意しましょう。

 

 

◆農総試成果情報『研究最前線』

全国農業新聞福岡県版6月26日掲載)

 

「大豆の生産力向上へ 土壌管理技術を確立」

 水田で大豆の連作が増加したことにより、大豆の収量低下が問題となって

いる。そこで福岡県農業総合試験場土壌・環境部は、輪作体系と有機物施用を

組み合わせた試験を実施、大豆を中心とする輪作体系に適応した土壌管理

技術を確立した。

 大豆を連作すれば畑の状態が続くため、土壌の孔隙が減少して作土が硬く

なり、腐植含量の減少によって窒素肥沃度が低くなることで、大豆の収量は

次第に低下する。

 しかし、大豆と水稲を輪作すると土壌理化学性の悪化が抑制され、大豆の

収量は維持される。また、大豆と水稲の輪作体系で、稲わら・麦わらの全量

すき込みに加えて、牛ふん堆肥を年1回10a当たり2t施用すると、土壌の

理化学性は大幅に改善されて大豆の収量は多くなる。一方、窒素肥料の元肥

施用は、生育量の確保に有効だが、必ずしも大豆の収量増にはつながらない。

この理由として、堆肥は空気中の窒素を固定して利用できる根粒の肥大を

促進するものの、窒素肥料は根粒の肥大を抑制するからだ。

 わら全量すき込みと牛ふん堆肥施用は、水稲・麦の増収にも寄与するため、

大豆を中心とする田畑輪換田において実施することが望ましい。

 問い合わせは、県農業総合試験場土壌・環境部(電話092−924−2939)

まで。

 

 

◆トピック◆

●米政策・水田農業政策に関するアンケートの公表

 このアンケートは、国民各層のコンセンサスの下に、実効性ある分かりやすい

政策が継続できるよう、具体的な政策のあり方検討の材料とするため、全国の

農業者、農業団体、地方公共団体、全国の消費者、消費者団体を対象として

平成21年5月25日〜6月19日に行われました。

詳しくは

http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/090707.html

 

●夏ベジプロジェクト(夏野菜の消費拡大)実施

 農林水産省では、毎年度、夏野菜のシーズン(7月から9月)を集中活動期間

として標記プロジェクトを実施します。

キャンペーンの内容は、

@     統一ロゴマークの作成

A     夏ベジソングの提供

B     「のぼり」「レシピ」などを農林水産省のホームページで提供

C     協力企業・団体募集

等です。

 詳しくは

http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/natuvege/index.html

 

「集落営農組織の設立等が地域農業、農地利用集積等に与える影響に関する分析」

の研究成果公表

農林水産省(農林水産政策研究所)では、平成19年度から導入された水田・畑作

経営所得安定対策の下、各地域で行われた集落営農組織の設立等が地域農業や

農地の利用集積等に与えた影響について研究成果を公表しました。

詳しくは

http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo03/090703.html

 

 

●統計データ等(農林水産省ほか)

牛肉小売価格等の調査結果
   
    http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/kouri/k_gyuniku/index.html

麦製品等の取引価格の推移(平成21年4月)
     
 ⇒ http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/090526.html
   
21年4月の国内産米穀の卸小売価格の概況
      
 http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/090526_1.html

◇農林水産基本データ集(平成21年7月1日現在)

⇒ http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/index.html

 

☆統計データベース(農林水産省)
      http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/toukei

◇平成19年産 米および小麦の生産費

◇平成19年産 工芸農作物の生産費

平成19年  青果物卸売市場調査報告

財務省貿易統計4月(輸入)・(輸出)

 平成20年   耕地および作付面積統計

 平成20年  畜産統計

 

 

●新聞見出し記事紹介

 農研機構野菜茶業研究所と寺田製作所は共同で、赤ダニやヨコバイ類などの茶の

害虫を駆除する機器を開発した。乗用茶刈り機に送風機や給水タンクなどを搭載し、

風とミストを噴射して、茶樹の表面につく害虫を網で捕獲する。

             (静岡新聞 2009. 5.30  2面)

 

飼料米で飼育した銘柄豚の流通が定着し始めている。コストはトウモロコシの

2倍だが、国産米を用いた「安全・安心」や地域循環型農業というアピールが

支持を得ている。飼料米の生産は拡大傾向にあり08年の栽培面積は1600ha

以上となった。

            (日経MJ(流通新聞) 2009.6.1 14面)

栃木県農業試験場は、一般家庭向けに草丈が短いスプレイ菊を生産する栽培技術を

開発した。栽培期間を2週間短縮でき、植え付け本数1.5倍に増やすことが可能。
            (日本農業新聞 2009.6.2 10面)

 広島県農林振興センターの農業ジーンバンクは、国内外の伝統野菜等の種子、

1万8千種を保存し、栽培を希望する県内農家に種子を無料配布している。

県外の希望者には、その地方の伝統野菜の種子と物々交換で提供。農家に

自家採種の指導もしている。

            (朝日新聞 2009.6.3 25面)

 長崎県農林水産技術開発センターは、加工用や業務用向けのジャガイモの新品種

「西海31号」を開発し、2月に品種登録された。アントシアニンを含む赤肉で、

デンプン含有量が多い、水分が少ないなどが特徴。 
            (農業共済新聞 2009.6.3  9面)

 電気通信大学は、可視光の範囲であらゆる光を放つ発光物質の作製法を開発した。

化学反応で一部の分子を変化させた液体状の発光物質に、ホタルの発光酵素

「ルシフェラーゼ」を加え、10色の色を取り出すことに成功した。
            (日経産業新聞 2009.6.4 12面)

 宮崎県総合農業試験場は、高温耐性水稲の新品種「南海166号」を育成した。

極良食味、短桿で倒状しにくいなどが特徴。 
            (日本農業新聞 2009.6.5 14面)

 農研機構北海道農業研究センターは、種なしスイカの生産に必要な
花粉を長期間保存する技術を開発した。(北農研プレスリリース) 
            (北海道新聞 2009.6.5 4面)

 徳島県立工業技術センターは、スギの樹皮が吸音材として実用化できる性能が

あることを実証し、使用条件に応じて、吸音性能を発揮する最適な嵩密度を特定

する手法を確立した。 
            (徳島新聞 2009.6.5 9面)

 広島県立総合技術研究所食品工業技術センターは、食材の形を保持したまま、

任意の硬さに変えられる「凍結減圧酵素含浸法」を開発した。新たな高齢者・

介護用食品の実用化や機能性食品、医療検査食などの開発が期待される。
            (日刊工業新聞 2009.6.8 19面)

 

国立環境研究所は、世界各国の気候予測モデルを網羅的に使った気候予測を

行い、2020年代のアジア地域のコメ生産量は1990年代に比べて高い確率で

減少し、最悪のシナリオの場合2080年代に最大10%程度減少するとの推計結果を

まとめた。

(朝日新聞 2009.6.6 5面)
             
 茨城県農業総合センター生物工学研究所などは、約20年かけて県独自ブランドの

メロン新品種「イバラキング」を開発した。メロンの生産量が全国一の産地として、

茨城を前面に出したネーミングとさわやかな甘さが人気を呼んでいる。

            (毎日新聞 2009.6.6 23面)

 岡山県新見市の阿新農協水稲担い手部会は、農研機構九州沖縄農業研究センター

が開発し2005年に品種登録した、高温に強い水稲「きぬむすめ」の試験栽培を

開始した。「日本晴」や「コシヒカリ」からの転換を目指す。
            (山陽新聞 2009.6.7 9面)

 大阪大学は、試料を染色せず生きた細胞を高感度で3次元観察ができる光学顕微鏡

を開発した。 
            (日刊工業新聞 2009.6.8 18面)

 住友電気工業()は、近赤外線の反射から、検査対象物を加工しなくても食品など

に含まれている成分を分析できる技術を開発した。生産ラインで用いれば、全量検査

が可能になり、異物混入防止につながるとしている。 
            (日経産業新聞 2009.6.8 1面)
 
 農研機構野菜茶業研究所は、ウリ類退緑黄化病の診断と防除を解説したマニュアル

を作成し、ホームページで公開している。 
            (日本農業新聞 2009.6.9 14面)

 家畜改良センター兵庫牧場は、肉用鶏種「はりま」に、従来の飼料の配合割合で

10%の籾付きの飼料米を混ぜて給与したところ、成育が慣行の飼養と同等以上で

あることを確認した。 
            (日本農業新聞 2009.6.9 14面)

 岩手生物工学研究センターは京都大学などと共同で、国内のイネいもち病菌の

全ゲノム情報を解読し、イネに感染する際に働く遺伝子群を世界で初めて見いだした。

遺伝子群の中で、イネが抵抗性を持っている3種類の非病原力遺伝子の特定にも

成功した。

(岩手日報 2009.6.9朝刊 5面)

 農業生物資源研究所と農林水産先端技術産業振興センターは共同で、食肉用ブタ

の品種改良や生産性向上のための遺伝子診断キットの開発に取り組んでいる。

            (化学工業日報 2009.6.10 9面)

 

森林総合研究所九州支所は、宇土半島で特定外来生物に指定されている

タイワンリスによる農作物への被害が拡大していることから、効果的な駆除方法を

検討するため、学術捕獲を開始した。 
            (熊本日日新聞 2009. 6. 9朝刊 21面)

 新型インフルエンザの感染ルート解明が進められている。養豚現場における

各国の取り組みや、日本国内での対応を紹介した解説記事。 
            (朝日新聞 2009.6.11 3面)

 農研機構中央農業総合研究センターは、大豆の種まき前に種子の水分量を上げる

調湿処理を行い殺菌剤を塗布することで、収量減の要因となっている湿害による

出芽不良を改善する技術を開発。今年度から現地実証試験を開始する。

            (日本農業新聞 2009.6.11 14面)

 岩手県農業研究センターは、有機栽培水田用の機械除草技術を開発した。

乗用型の除草機に取り付けた特殊なツメを引いて、株間の雑草を浮き上がらせて

除去し、条間は田車で除草する。 
            (日本農業新聞 2009.6.12 16面)

 サティス製薬は埼玉県産業技術総合研究センターと共同で、クリの渋皮に

緑茶と同等以上の抗酸化作用があることを見いだした。化粧品の抗酸化剤などと

して開発を行う。

(化学工業日報 2009.6.12 9面)

 

奈良先端科学技術大学院大学は、植物の茎の先端から花、枝のどちらになるかを

決めるスイッチとなる3種類の遺伝子(PUCHI、BOP1、BOP2)を

発見した。これらの遺伝子はイネなどでも見つかった。 
            (日本経済新聞 2009. 6.12朝刊 34面)
           
 農研機構野菜茶業研究所金谷茶業研究拠点と掛川市立総合病院、東北大学は、

産地で緑茶の健康増進効果を探り、新しい緑茶関連食品を開発する3年間の研究を

農林水産省からの研究費で実施する。「掛川スタディ」と題し、緑茶の効能を

世界に発信する。 
            (静岡新聞 2009.6.12 25面)

 農研機構東北農業研究センターの中村俊樹氏は、世界初のモチ小麦と甘味種小麦

の開発につながる基礎研究が社会貢献につながったことが評価され、第17

木原記念財団特別賞を受賞した。 
            (岩手日報 2009.6.16 7面)

 静岡県は、県が所管する農林研究所など5試験研究機関08年度研究成果を

まとめ、「世界初、ラベンダーの香り漂うマーガレット(風恋香)開発」などを

県試験研究十大トピックスとしてホームページなどで公開する。 
            (静岡新聞 2009.6.17 22面)

 富山県農林水産総合技術センターは県薬事研究所と共同で、健康食として

注目される赤米の効果を高めた新品種「抗メタボ米」の開発に取り組んでいる。

            (北日本新聞 2009.6.17朝刊 27面)

 農研機構中央農業総合研究センターや九州沖縄農業研究センターが開発した

「イネウンカ類の飛来予測システム」が、今年度から本格稼働している。

気象データを基にウンカの発生源や発生量を推測し、飛来状況を予測する。
            (日本農業新聞 2009.6.18 1面)

 農研機構東北農業研究センターは、飼料用イネの簡易追肥法を開発した。

水稲の収穫用もみ袋に硫安を入れ、水口付近に置くだけで、施肥ムラの少ない

追肥が可能に。

            (日本農業新聞 2009.6.19 14面)

 野菜茶業研究所などは、冬春作レタス産地で問題となっている土壌伝染性の

ウイルス病であるビッグベイン病に強い抵抗性を持つレタスの新品種

「フユヒカリ」を育成した。
            (日本農業新聞 2009.6.24 16面)

 静岡県島田市の茶園農家が、茶の主要品種「やぶきた」より15〜20日摘採期

が早い極早生品種「金谷いぶき」と「金谷ほまれ」を開発し、品種登録された。

   (静岡新聞 2009.6.19 2面)

 農研機構中央農業総合研究センターは、チョウやガ類だけに感染する核多角体病

ウイルス(NPV)に、顆粒病ウイルス(GV)の一部を加えることで、

キャベツやレタスを加害するガ類を効果的に感染死させる技術を開発した。

            (日本農業新聞 2009.6.20 16面)

 防災科学技術研究所は、ゲリラ豪雨や乱気流の発生する段階から探知するレーダー

の開発を始め、来年度から3〜5年で実用化を目指す。 
            (朝日新聞 2009.6.20 1面)

 諏訪東京理科大学と(有)マテリアルサイエンスナガノは共同で、太陽光を

光合成に適した波長に変換する特性を持つピンク色の蛍光塗料をプラスチックシートに

混ぜ、ビニールハウスを被覆すると、スイカや小松菜などの糖度や大きさが

向上することを確認した。 
            (朝日新聞 2009.6.20 13面)

 米国農務省農業研究局は、コロンビアネコブセンチュウ(CRN)に抵抗性を持つ

ジャガイモを開発した。線虫防除に使われる土壌薫蒸剤の費用削減が期待される。

            (日本農業新聞 2009.6.21 3面)

福井県農業試験場は、ホウレン草の害虫「ホウレンソウケナガコナダニ」が、

粘質土より砂壌土で生息密度が増えることを突き止めた。 
            (日本農業新聞 2009.6.23 12面)

 

食品安全委員会は、カドミウムの摂取量を体重1kg当たり7マイクログラムに

設定することが妥当との判断をした。カドミウム含有基準値は、精米、玄米とも

0.4ppm以下であれば、耐用摂取量を超えないとの見方。今後、パブリックコメント

で異論がなければ、現行の1ppmから大幅に強化される。

            (日本農業新聞 2009.6.26  1面)

 山形県農業総合研究センター畜産試験場は、稲発酵粗飼料用の稲の刈り取り時期

を遅らせると、ビタミンAが大幅に減ることを確認した。収穫を遅らせることで

黒毛和種の肥育牛への給与が可能になり、稲発酵粗飼料の利用拡大につながると

期待される。
            (日本農業新聞 2009.6.30 1面)

 農研機構九州沖縄農業研究センターは、国内で初めて、穂いもち・縞葉枯病・

トビイロウンカの3重要病害虫に抵抗性遺伝子を持つ水稲「西海267号」の

新系統を開発した。 
            (日本農業新聞 2009.6.30 18面)

 福井県畜産試験場は、勝山市の県営奥越高原牧場で、ホルスタインのメスが

生まれる確率の高い性判別精液(メス精子)を受精卵に移植する方法で、公共牧場

としては初めて繁殖に成功したと発表。 
            (福井新聞 2009.6.30  6面)

 大阪大学は、既存の半導体加工技術による赤色発光ダイオードの試作に成功した。

青や緑色LEDの材料と同じ窒化ガリウムにユーロピウムを少量加えるので、

LEDディスプレーの高精細化につながり、有害なヒ素や資源確保が難しい

インジウムを利用しない利点もある。 
            (日経産業新聞 2009.7.1 11面)

 大分県農林研究センター畜産試験場は、同試験場が開発した豚の凍結精液を

使った人工授精技術を使い、臼杵市の足立牧場で繁殖に成功したと発表。

これまでの人工授精よりも、受胎率の大幅改善が見込める技術として期待される。

            (日本農業新聞 2009.7.5  1面)

 千葉県や愛知県などの農業試験場と名糖産業()は共同で、子牛に乳酸菌と

オリゴ糖を組み合わせて給与すると、発育が促進することを確認した。
腸内環境が改善されることで、下痢が減るなど増体が向上する。 
           (日本農業新聞 2009.7.3 14面)

 

茨城県工業技術センターは、筑波山麓特産の「福来みかん」に、フラボノイドが

多く含まれていることを突き止めた。ジャムなどの加工品開発が期待される。

            (日本農業新聞 2009.7.3 11面)

 中国農業科学院は、サツマイモの空中栽培法の特許登録を行った。
 根菜類が空中で育つことを証明した世界でも例のない栽培法として、内外の

注目を集めている。

            (茨城新聞 2009.7.3  4面)

 宮崎県総合農業試験場は、高温に強い普通期水稲の新品種「南海166号」を

開発した。外観が良く味もヒノヒカリと同等で、稲の全長が短く、倒伏も防げる。

        (宮崎日日新聞 2009.7.3 25面)

 奈良県果樹振興センターは、猿から農作物を守るための防護柵「猿落君」に

新たに電線を組み込んだ「電落君(でんらくくん)」を開発した。  
            (日本農業新聞 2009.7.5  1面)

 岩手県農業研究センター県北農業研究所は、ホウレンソウ萎ちょう病など

ナスやピーマンにも効果が期待できる防除技術を開発した。土壌消毒の被覆資材に

難透過性フィルムを使うことで、ポリエチレンフィルムに比べてクロルピクリン

燻蒸の錠剤を20%削減でき、消毒コストは13%減らせる。 
            (日本農業新聞 2009.7.7 16面)

 

 

◆その他◆

 最後までお読みいただきありがとうございます。

 

農業総合試験場ではメールマガジンの内容充実をめざしています。「こんな話題を

掲載して欲しい」、「もっと詳しい情報が欲しい」等、ご意見・ご要望がございましたら

お聞かせください。

ご感想もお待ちしております。

 あて先:chizai@farc.pref.fukuoka.jp

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福岡県農業総合試験場
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