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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第63号(200 4 9日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン4月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹・麦)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究最前線』

 「カンキツのウイルス診断へ モノクローナル抗体開発

・トピック

「農林水産分野における省CO効果の表示の指針」の公表

                     [農林水産省]

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の

確率は以下のとおりです。

九州北部地方では、天気は数日の周期で変わるでしょう。

向こう1か月の気温は、高い確率50%です。

週別の気温は、1週目は平年並の確率50%です。2週目は高い確率60%です。

                           (4月3日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.fukuoka-jma.go.jp/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第1号(4月)

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4704204.html 

 

 

◆生育情報(果樹・麦)

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

     果樹生育概況(4月1日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・麦の生育情報と対策(3月19日現在)

 農産部のホームページ

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 早期水稲、麦、イチゴ(あまおう)、アスパラガス、トマト、露地果樹全般、

ブドウ、ガーベラ、トルコギキョウ、肉用牛について生産状況と対策を

お知らせします。                 (3月31日現在)

 

●早期水稲

 播種後の気温が平年より高く、出芽揃いは良く生育は順調です。田植えは

4月10日頃から始まり、最盛期は「コシヒカリ」で4月5半旬、「夢つくし」で

4月6半旬です。

 温度管理の徹底によりムレ苗を防止しましょう。田植え3〜5日前にビニルを

除去して、苗を馴化させましょう。

 

●麦

 2月以降気温が高く推移しているため、平年に比べ出穂期は7日程度早く、

播種時期別の出穂期は次のとおりと予想されます。

・裸麦、大麦

 11月下旬播種…3月6〜4月1半旬

 12月上旬播種…4月1〜2半旬

 12月中旬播種…4月2〜3半旬

・小麦

 11月中旬播種…3月6〜4月1半旬

 11月下旬播種…4月1〜2半旬

 12月上旬播種…4月2〜3半旬

 大麦、小麦とも平年に比べ茎数は少なく、排水が悪いほ場では湿害が発生して

いるようです。

 排水口の整備、点検とともに溝さらえを実施しましょう。

 ミナミノカオリ、ちくしW2号は穂揃い期に追肥を実施してください。

 また、赤かび病防除を徹底しましょう。防除適期は、小麦では開花最盛期

(出穂後7〜10日)、大麦では葯殻抽出期(出穂後12〜14日)、裸麦では

穂揃い期です。

 

●イチゴ(あまおう)

 3番果房の収穫が本格化し、出荷量が多くなっています。今後の出荷量は、

4月上旬まで多い状態が続き、その後徐々に減少する見込みです。

 品質低下を防ぐため早朝よりハウスの谷・サイド・つま面の換気を行い、

低温管理に努めてください。また、収穫した果実は早めに低温の場所へ

移しましょう。

 果実付近の葉除けを行い、風通しを良くしてカビ等の発生を防ぎましょう。

 親株の炭疽病の予防防除を実施してください。

  

●アスパラガス

 2月下旬から3月上旬にかけて日射量が少なかったが、気温は平年より高く

推移したため、出荷は前年に比べ順調でした。

 全刈り後の焼却が不十分なほ場で、アザミウマ類が発生しているようです。

 多年生株では、収穫開始後55日経過後、1日の収穫量が10kg/10a以下になって

S級の発生割合が増えたり、異常茎の発生が多くなったら立茎を開始します。

立茎は径が11〜13mmの茎を1m間隔に8〜10本立てます。立径開始時に畝間に

苦土石灰と化成肥料を施しましょう。

 

●トマト

 促成作型の中心である10月中旬定植で、5〜6段果房が収穫中です。

2月下旬の日照不足と着果負担増加のために草勢が低下しているところが多く、

2月下旬以降に出荷量が低下、3月の出荷量は前年及び前々年を下回っています。

 今後、黄化葉巻病の媒介虫であるタバココナジラミが増加するおそれが

あります。病害の発生を抑えるために、コナジラミ類が小発生のうちに防除を

徹底しましょう。

 

●露地果樹全般

 2〜3月の気温が高く、果樹全般で生育が早くなっています。

 モモの開花盛期は3月26日で、平年比で10日、前年比で12日早くなっています

(豊前分場)。

 ナシは、「新高・豊水」で開花を始めており、平年比12日、前年比14日早く

なっています。

 温州ミカンの発芽期は、平年比12日、前年比18日早くなっています(農総試)。

 3月26日の低温により、キウイ、ナシの一部の産地で晩霜害が発生しています。

 ナシで「ねむり症(発芽障害)」の発生が多く、現在、詳細について調査中です。

 開花期を過ぎたモモ、スモモ、ナシ及び発芽しているカキ、イチジク、キウイは

晩霜害の危険性が高いので、気象情報に十分注意してください。

 生育ステージが例年よりかなり早いため、結実管理や病害虫防除など作業適期を

逸しないようにしましょう。

 

●ブドウ

 12月加温の「巨峰」は果実肥大期で4月下旬より出荷開始予定、1〜2月加温は

展葉〜開花期で生育は順調です。

 種なし関係は、加温の早い作型で「種なし巨峰」は2回目のジベレリン処理中、

「種なしピオーネ」は1回目のジベレリン処理が終了、「デラウェア」は2回目の

ジベレリン処理中です。

 無加温は萌芽〜展葉期、トンネルは萌芽期で、生育は平年より7日以上早くなって

います。

 ハウス栽培では、日中高温にならないよう換気に留意してください。

 無加温ハウスでは、晩霜対策として簡易な暖房機を準備しましょう。

 

●ガーベラ

 2月は景気後退の影響から、花き全般で大きく相場を下げました。

 品質は平年並みでしたが、2月の価格は24円/本(前年比68%)でした。

 今後は日照量の増加、気温の上昇とともに出荷量が増加する見込みです。

 マメハモグリバエ、コナジラミ類、スリップス類の発生が多くなるので、

発生初期防除の徹底を図りましょう。

 

●トルコギキョウ

 2月の出荷量は前年より増加しましたが、1月中下旬の日照量不足による

ブラスチング(蕾の枯死)や茎の軟弱化により品質低下が生じました。

2月の価格は106円/本(前年比66%)でした。

 栽培面積が増加しており、今後の出荷量は前年を上回る見込みです。

 スリップス類の被害が増加する時期です。初期防除を徹底してください。

日中の換気に努め、茎葉の軟弱化を防ぎましょう。

 

●肉用牛

 採食性は良好で、順調に肥育が進んでいます。日内の寒暖差が大きいため、

一部の牛で鼻水を流すなど体調を崩す個体が出ています。

 夜間の防風対策と日昼の換気により畜舎内の温度変化の緩和を図ってください。

特に、哺育牛や導入直後の牛はストレスの感受性が高いので、良く観察して、

異変がある場合には早期の治療を心がけましょう。

 トウモロコシ価格や海上運賃の下落から4〜6月期の配合飼料価格は

3,200〜4,200円/t程度引き下げられる見込みです。

 

 

◆農総試成果情報『研究最前線』

全国農業新聞福岡県版3月27日掲載)

 

「カンキツのウイルスの診断へ モノクローナル抗体開発」

 福岡県農業総合試験場果樹苗木分場は、カンキツ樹の接ぎ木部異常病の病原・

リンゴステムグルービングウイルス(ASGV=旧カンキツタターリーフウイルス)

に感染しているかどうかの有無を診断するモノクローナル抗体(単一の抗体産生

細胞のクローンから得られた抗体分子)を開発した。

 カンキツ経営では、果樹の枯死を招きかねない接ぎ木部異常病などを防ぐために

健全な穂木や苗木を確保することが重要だ。そのため、これまでは病害を防ぐため

一般的に抗血清(ポリクロナール抗体)を用いてウイルス保毒の有無が診断されていた。

だが、この抗血清では、産生される抗体の量が限られていることや抗体の能力に

差があった。そこで、半永久的に利用できるモノクローナル抗体が望まれていた。

  この抗体が開発されたことにより、エライザ法による高感度の診断が可能と

なった。今後は、開発したモノクローナル抗体を利用し、ほ場でも簡単に診断できる

キットを来年の販売を目指して開発している。

 なお、温州萎縮ウイルスのためのモノクローナル抗体は同分場ですでに開発され、

実用化されている。

 問い合わせは県農業総合試験場果樹苗木分場(電話0943−72−2243

まで。

 

 

◆トピック◆

 

「農林水産分野における省CO効果の表示の指針」の公表

 農林水産省では、国産農林水産物につき、その成果を消費者にわかりやすく示す

指針を公表した。指針では、農林水産物の省CO効果の表示の基本的考え方や

温室効果の排出削減効果の表示、排出量の表示、炭素貯蔵量等の表示、化石資源

代替効果の表示の4つの選択しを示し、より多くの事業者が取り組みやすい仕組み

とすることとしている。

http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/090401_1.html

 

●統計データ等(農林水産省ほか)

     牛肉小売価格等の調査結果
     
 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/kouri/k_gyuniku/index.html
平成20年産大豆、小豆、いんげん及びらっかせい(乾燥子実)の収穫量
     
 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/daizu2008/daizu2008.pdf

平成21年産水稲10a当たり平年収量
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/seiryu/090312.html
平成20年産4麦の収穫量(第2報)
     
 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/4baku2008-3/4baku2008-3.pdf
飼料安全法に基づく収去飼料等の試験結果
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/090323.html
 
平成21年2月の国内産米穀の卸・小売価格の概要
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/090325_1.html
 
麦製品等の取引価格の推移(平成21年2月)
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/090325.html
 
農業協同組合の経済事業に関する意識・意向調査結果
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/joho/090326.html
 
集落営農実態調査結果の概要(平成21年2月1日現在)
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/census/090326.html

平成20年度農林水産省 農林認定品種
  
  ⇒ http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/090327.htm

「農の雇用事業」実施農業法人等の決定について

 ⇒ http://www.maff.go.jp/j/press/keiei/zinzai/090401_1.html

 

☆統計データベース(農林水産省)
    http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/toukei

平成18 農林水産関係試験研究機関基礎調査報告

財務省貿易統計1月(輸入)・(輸出)

平成19年度 食料需給表
平成19 農業物価統計
平成20米穀年度 生産者の米穀現在高等調査結果

平成19年度 園芸用ガラス室・ハウス等の設置状況
平成19 食品流通段階別価格形成調査報告
平成18年度 水産業協同組合統計表(都道府県知事認可の水産業協同組合)
財務省貿易統計平成20 年間計(輸入)・(輸出)

平成19 花き流通統計調査報告

平成20 市町村別統計(麦、てんさい)

 

●新聞見出し記事紹介


農研機構食品総合研究所と東京大学は共同で、ビフィズス菌の増殖に寄与する糖類の

生産に不可欠な酵素の立体構造を解析した。機能性食品としての糖類の大量合成法の

効率化や安定性を高めることが期待される。

(日経産業新聞 2009. 3.13 10面)

 石川県農業総合研究センターは、水稲のもみ枯細菌病と苗立枯細菌病の両方を

防除できるバクテリオファージを見いだした。種子消毒に化学農薬を使わない

生物防除資材として期待。 
                 (日本農業新聞 2009. 3.15  1面)

 富山県農林水産総合技術センター農業研究所は、約50年前に作成した耕地

土壌図をデジタル化し、パソコン上で利用できるようにデータの汎用性を高める

ことに成功した。 
                 (日本農業新聞 2009. 3.15 12面)

 京都府立大学などは、米のおいしさはタンパク質の一種「プロラミン」が、米粒の

表面にどれだけ蓄積されているかが鍵となることを突き止めた。「プロラミン」が

表面にたまると炊飯時に米に水が浸透せず、ふっくら炊きあがらない。

                 (日本農業新聞 2009. 3.16  1面)

 

富山県立大学は、チューリップから、機能性プラスチック原料を製造することに

成功した。抗菌作用のある花弁などからの抽出物に、同じくチューリップから

取り出した酵素を加えて「チューリッパリン」を効率よく変換する技術を開発した。

(日経産業新聞 2009. 3.13  10面)

 

()微生物科学研究所は、ズッキーニ黄斑モザイクウイルスの感染を防止する

植物用のワクチン「キュービオZY−02」を販売する。 
                (日本農業新聞 2009. 3.13  1面)

農研機構九州沖縄農業研究センターが育成した飼料用サトウキビの新品種

「KRFo93−1」が注目されている。年2回の収穫が可能で、ローズグラスに

比べ、年間3倍程度の収量が見込める。 
               (日本農業新聞 2009. 3.17  12面)

 田中貴金属工業(株)と大阪大学微生物病研究所感染症国際研究センターは共同で、

抗体と金ナノコロイドを用いて、H5N1型鳥インフルエンザを短時間で検出できる

試薬を開発した。 
               (日刊工業新聞工業 2009. 3.17  14面)

 京都府農業総合研究所は、わい化剤の濃度や処理時期を工夫して、嵯峨菊の草丈を

25〜30aに縮める栽培法を開発した。 
               (日本農業新聞 2009. 3.18  12面)

 兵庫県立農林水産技術総合センターは、トマト黄化葉巻病の病原ウイルス

(TYLCV)を媒介する害虫のタバココナジラミのうち、農薬が効きにくい

「Qタイプ」系統にピリタベン水和剤と脂肪酸グリセリド乳剤が有効であることを

確認した。                (日本農業新聞 2009. 3.18 12面)

 埼玉県農林総合研究センターは、果実の鮮度保持に効果がある農薬登録申請中の

薬剤「1−MCP」を短時間で簡単に使える技術を開発した。  
               (日本農業新聞 2009. 3.18  16面)

 

京都府畜産技術センターは、畜産農家のふん尿処理施設の悪臭成分を取り除く簡易

装置を開発した。樹木チップで微生物のすみかを作り、その微生物の働きで悪臭の

アンモニアを無臭の窒素ガスに変換する。 
               (日本農業新聞 2009. 3.19  12面)

 

宮城県畜産試験場と東北大学、あいコープみやぎは、放牧した肉用豚(ランドレース

純粋種の去勢)の生産性や肉質が通常の飼養方法と差がないことを確認した。

放牧豚は消費者の評価も良く、有望な技術として期待される。 
               (日本農業新聞 2009. 3.19  14面)

 
福井県農業試験場は、高温登熱下でも玄米の外観品質が落ちにくい水稲品種

「あきさかり」を育成した。コシヒカリより20a短桿で倒れにくく、成熟期は

7〜10日遅いのが特徴。 
               (日本農業新聞 2009. 3.20  16面)

 佐賀県畜産試験場などは、陶磁器系の焼き物を使いブタのふん尿からリンを回収

する技術を確立した。事前にマグネシウムを付着させることで、これまでの3倍

程度の回収効率が見込める。 
               (日本農業新聞 2009. 3.20  16面)
 
 
長野県中信農業試験場は、グリシニンを含まない国内初の大豆「東山205号」

を育成した。中性脂肪を下げるタンパク質「βコングリシニン」も多く含まれて

いることから、特定保健用食品の原料として期待される。 
                (日本農業新聞 2009. 3.21  1面)

 
富山県農林水産総合技術センター畜産研究所は、肥育後期に飼料米を15%

配合すると、低コストで良質脂肪の豚肉生産が可能になることを見いだした。

               (日本農業新聞 2009. 3.22  12面)

 長野県中信農業試験場は、果房がブドウのような形状の短節間性のミニトマト

「桔梗交43号」を育成した。誘引やつる下ろし作業が低減でき、房も丸ごと回収

できるのが特徴。 
                (日本農業新聞 2009. 3.23  1面)

 名古屋大学は、花のめしべの先端に付着した花粉の精細胞を、めしべの根本にある

「卵細胞」まで花粉管を誘導する2種類のタンパク質「ルアー1」「ルアー2」を

見いだした。 
                 (朝日新聞 2009. 3.19  38面)
             
 
岡山県農業試験場は、マスカットの加温栽培で、従来より1ヶ月程早くハウス内

にビニールを内張りして保温性を高め、加温時期を繰り下げることで燃料使用量を

2割減らす栽培方法を確立した。 
                  (山陽新聞 2009. 3.22  9面)

 
岡山大学は、大麦の穀粒に含まれる水溶性の食物繊維「βグルカン」の合成に

かかわる遺伝子を発見した。βグルカンの量をコントロールすることで、ビール醸造

過程で発生する濁りの解消などが期待できる。 
                 (山陽新聞 2009. 3.22  34面)

 生物が遺伝情報としてもつDNAのごく一部をバーコードのようにして登録し、

生物種の同定を直ぐできるようにするシステムづくりが国際的に進んでいる。

日本でも「DNAバーコード」は、食品偽装の摘発や農作物被害を起こす昆虫などの

早期特定などに役立つとして、システムの構築やデータ収集に乗り出している。      

(朝日新聞 2009. 3.23  3面)

 ()サティス製薬は、埼玉県産業技術総合センターと連携して、県内の酒造場の

酵母菌を原料にした約2倍の抗酸化機能を持つ抗酸化エキス「埼玉酵母」を開発した。

将来的に県産天然素材を使った化粧品として商品化を目指す。         

(日刊工業新聞 2009. 3.24    35面)

拓殖大学北海道短期大学は、分球性に優れ、白い花の咲く「小輪1号」を4品種と

交雑して、子房培養法で個体を育て、耐寒性があり草丈の低い花壇用ユリの品種育成

の研究を始めた。 
            (日本農業新聞 2009. 3.26  16面)
 

愛知県農業総合試験場は、短日処理が不要でつぼみを取る作業も少なくて済み、

生育期間を既存より20日程度短縮した、夏秋系黄色一輪菊の新品種「愛知夏黄1号」

を育成した。 
           (日本農業新聞 2009. 3.27  1面)


米国エール大学は、トウモロコシの性決定遺伝子ts1が、ジャスモン酸

シグナリングに影響するリポキシゲナーゼであることを見いだした。  
                 (科学新聞 2009. 3.20  3面)

 茨城大学は、物質材料研究機構や()日立製作所などと共同開発した超高感度

の核磁気共鳴分光計測装置を使って、環境浄化微生物のタンパク質や酵素ポリフェ

ノールオキシターゼの構造分析に成功した。環境保全技術やバイオ燃料電池の開発、

アルツハイマー病の解明が期待される。 
                 (茨城新聞 2009. 3.27  21面)


 滋賀県農業技術振興センターは、水稲育苗ハウスの有効利用策とし、農研機構

九州沖縄農業研究センターや静岡県などが開発した低段密植栽培を導入したトマトの

夏秋取り栽培技術を開発した。プランターを使い、短期間の栽培で収量を確保する

ことが可能。 
               (日本農業新聞 2009. 3.29  12面)

 兵庫県農林水産技術総合センターは、水田に稲わら堆肥を与えていれば、リン酸

肥料を施用しなくても米は収量が維持できるが麦は収量が確保できないというデータ

をまとめた。 
              (日本農業新聞 2009. 3.29  12面)

 岡山大学は、イネのアルミニウム耐性にかかわる二種類の遺伝子STAR1」

「STAR2」を見いだした。遺伝子組換えなどにより、酸性土壌での耐性を持った

作物への改良が期待される。
                 (山陽新聞 2009. 3.29  9面)

 地球環境産業技術研究機構は、遺伝子組み換えで増殖させないようにした菌を

利用し、この菌をアミノ酸づくりに専念させて従来の2倍以上の効率で製造できる

技術を開発した。 
              (日本経済新聞 2009. 3.30  13面)

 大分県農林水産研究センター畜産試験場は広島大学と共同で、凍結保存したブタ

の精液を使い、子豚を安定生産できる技術を開発した。人工授精の経験があれば

作業は容易で、使いたいときにいつでも使用可能。 
               (大分合同新聞 2009. 3.30  1面)

 農林水産省は、2009年度から農業や水産分野での発光ダイオード技術を促進

するための支援に乗り出す。花は農研機構花き研究所などに7100万円、害虫は

農研機構野菜茶業研究所などに1億5000万円を充てる。農林水産技術会議は、

工業分野で先行しているLED技術を農業水産分野でも確立し、国際的にも優れた

技術に発展させたい考え。 
             (日本農業新聞 2009. 3.31  20面)

 科学技術振興機構(JST)は、複数の科学技術情報をつないで、質の高い情報を

支援するサービス「J−GLOBAL」試行版を公開した。大学、公的試験研究機関

などの人物情報や論文情報、特許情報などを中心に関連情報を有機的につなぐことが

できる。 
           (日刊工業新聞 2009. 3.31  30面)

 

◆その他◆

 最後までお読みいただきありがとうございます。

 

農業総合試験場ではメールマガジンの内容充実をめざしています。「こんな話題を

掲載して欲しい」、「もっと詳しい情報が欲しい」等、ご意見・ご要望がございましたら

お聞かせください。

ご感想もお待ちしております。

 あて先:chizai@farc.pref.fukuoka.jp

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