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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第59号(20012 8日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン12月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究最前線』

 「アジサイを好みの時期に咲かせる技術

・トピック

 サイエンスマンス2008 inアクロス」に出展〔福岡県農業総合試験場〕 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の

確率は以下のとおりです。

九州北部地方では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。

向こう1か月の気温は、平年並または低い確率ともに40%です。

週別の気温は、1週目は平年並の確率50%です。2週目は平年並の確率50%

です。3〜4週目は平年並または低い確率ともに40%です。(12月5日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.fukuoka-jma.go.jp/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第8号(12月)

・病害虫発生予察技術情報第4号(水稲:イネ縞葉枯病)

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4704204.html 

 

 

◆生育情報(果樹)

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

     果樹生育概況(常緑果樹12月2日、落葉果樹12月1日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 水稲、大豆、麦、イチゴ、冬春ナス、青ネギ、温州ミカン、カキ、

キク、ガーベラ、豚・鶏について生産状況と対策をお知らせします。

(12月1日現在)

 

●水稲

 10月31日現在の米穀検査結果は、1等米比率24.9%(前年同期26.7%)と低く

なっています。格下げの主な理由は、充実度、心白・腹白です。

 「夢つくし」は早期〜早植で、8月上〜中旬の高温による乳心白粒の発生が多かった

ため、次年度に向けて作型・品種の検討が必要です。

 

●大豆

 11月中下旬に降雨日が多く、11月20日現在の収穫状況は45%と遅れています。

 収穫作業は、筑後が11月末、朝倉、八幡が12月上旬、その他地域は12月中旬まで

かかる見込みです。収量は平年より高いものの、紫斑病がわずかに発生しています。

 収穫後に乾燥が遅れると紫斑病が多くなるため、収穫後は速やかに乾燥を行って

ください。

 

●麦

 播種は、11月15日頃から始まっており、11月5半旬〜12月1半旬が最盛期と

なります。

 大豆後作の麦は12月中旬まで播種が行われる見込みです。12月以降の播種となる

場合は、播種時期に応じて播種量を増やしましょう。

 

●イチゴ

 早期作型は、11月下旬から果実肥大も徐々に良くなってきています。全体的に

生育がやや遅れているため、現在までの出荷量は昨年よりやや少なくなっています。

 普通期作型の出荷開始は、12月10日頃からと予想されています。早期、普通期

作型をあわせた第1番果房の出荷ピークは12月下旬〜1月上旬となる見込みです。

 収穫開始までは高めの温度管理で生育促進を図りましょう。

 収穫開始後は品質重視の適温管理とし、収穫量の増加とともに電照時間の延長

により株のわい化を防止しましょう。

 

●冬春ナス

 9月中下旬の曇天の影響で花芽が流れ、10月の出荷量はやや少なかったものの、

11月に入り順調な出荷が続いています。

本年は青枯れ病の発生は少なかったが、スリップス類、コナジラミ類の発生が

多くなっています。

 気泡緩衝材の利用やサイドの3重被覆、株元保温等で保温性の向上に努め

ましょう。同時に病害発生予防のため、換気扇や暖房機を活用してハウス内が

長時間高湿度にならないよう留意してください。

 

●青ネギ

 9月中旬に播種され、生育日数75日程度を要した作型が収穫中です。病害虫の

発生も少なく、生育は良好です。

 厳寒期のかん水過多は低温障害、地温低下による生育制御の要因となります。

生育の初期はpF1.8〜2.0、中期以降は2.0〜2.3の土壌水分管理を励行しましょう。

 

●温州ミカン

 早生、普通温州は出荷量が減少傾向で、価格は上昇傾向です。8月以降の後期肥大

により大玉傾向です。糖度は平年並みで減酸が早く、浮皮の発生が多くなっています。

 また、流通段階での腐敗果が多くなっています。

 減酸が早く浮皮も多く見られることから、適期収穫に心がけ、収穫、家庭選別を

丁寧に行いましょう。

 収穫が終了した園では、シートマルチを速やかに除去するとともに、早急に

秋肥を施用し、樹勢回復に努めましょう。

 

●カキ

 出荷最盛期の「富有」は、一部でヘタスキやカメムシ、フジコナカイガラムシ

の被害が見られますが、果実肥大は良好で、糖度は平年より高くなっています。

生果の出荷は12月上旬まで続き、出荷量は前年より多く、平年並みの見込みです。

 冷蔵ガキは12月15日から販売開始予定です。11月20日の降霜により一部で

凍結果実が発生しましたが、出荷量への影響はほとんどありません。

 今後、収穫前に低温に遭遇した場合は、凍結状況を確認し家庭選別を徹底しま

しょう。

 冷蔵ガキの選果・調整は、基準を遵守しましょう。

 

●キク

 10月出荷は病害虫の発生もなく、順調に出荷が行われました。年末に向けての

電照ギクも生育は良好です。

 スリップス類、ダニ類、サビ病の発生に注意し、防除を徹底してください。

 日中は、採光・換気の管理により品質向上に努めましょう。

 20年度「雪姫」の10〜3月の栽培面積は、約16ha(前年比152%)増加し、

それに対し「神馬2号」は減少しています。

 

●ガーベラ

 久留米・八女普及センター管内を中心に、秋から出荷量が増えています。

日射量及び気温の低下で生育は緩慢になっていますが、品質は良好です。

 スリップス類、ホコリダニ類、ハモグリバエの発生に注意し、防除を徹底して

ください。

 日中は、採光・換気の管理により品質向上に努めましょう。

 

●豚・鶏

 生育は順調で、目だった疾病も発生していません。気温低下とともに飼料要求量

が増えるので、生産量を維持するために飼料給与量に留意する必要があります。

 畜舎の換気に留意するとともに、すきま風を防ぐなど寒冷対策を実施しましょう。

特に幼齢期の家畜は寒さに弱いため、局所暖房機の設定温度に留意してください。

 また、畜舎の定期的な消毒による疾病対策も重要です。

 南九州で、豚サーコワクチン接種の効果等から出荷頭数が増加しており、

景気後退による消費の低迷と相まって、相場の低迷が心配されます。

 

 

◆農総試成果情報『研究最前線』

全国農業新聞福岡県版11月28日掲載)

 

アジサイを好みの時期に咲かせる技術」

 福岡県農業総合試験場花き部は、これまで交配してから開花するまで約3年という

長い年月を要していたアジサイの育成期間を、交配してから15月で開花させる

育成年限短縮技術を開発した。

 「母の日」の主要なギフト商品でもあるアジサイの開花メカニズムは、気温が

低下する10月以降に新梢の先端部に花芽分化を開始し、花芽分化が進んだ後、

冬季の低温で休眠に入り、その後、初春に休眠から覚め生育を開始し、

自然条件の下で5〜6月にかけて開花する。 

 今回開発した栽培法では、交配して約10月たった実生を、15℃の冷房ハウスに

60日間置き花芽分化させた後、5℃の冷蔵庫に移し、50日間低温条件下に置いて

休眠を打破、これを雨除け栽培すると秋季に開花するというもの。この方法は

全国初の画期的な技術であり、アジサイ新品種の育成に要する期間を半減できた。

 この栽培法を活用すると、例えば3月上旬に挿し木し、図の流れのような処理を

行うことによりクリスマス時期に花を咲かせることも可能になる。(図参照)

⇒ http://farc.pref.fukuoka.jp/mailmaga/ajisai.pdf

 

また、これら一連の処理時期を変えることによって、アジサイを好みの時期に

咲かせることができる。 

 問い合わせは、県農業総合試験場花き部(電話092−922−4958)まで。

 

 

◆トピック◆

●「サイエンスマンス2008 inアクロス」に出展

 111日(土)、2日(日)に福岡市中央区のアクロス福岡で福岡県と

NPO法人科学の公園が主催する科学イベント「サイエンスマンス2008 inアクロス」が

開催されました。

  農総試からは「DNAを見てみよう!簡単にできる野菜からのDNA抽出実験」を

出展し、約200名の子どもたちに、実験を通して楽しく科学を体験していただきました。

 

●統計データ(農林水産省ほか)

平成20年産大豆の作付面積(乾燥子実)
     
 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/sakutuke-daizu2008/sakutuke-daizu2008.pdf
   
平成20年産麦類の作付面積
     
 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/youto-mugirui2008/youto-mugirui2008.pdf

担い手の今後の意向と経営動向に関する分析(水田作経営)
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/keikou/081118.html
   
平成19年個別経営の営農類型別経営統計(水田作経営)、(畑作経営)、
     
(野菜・果樹・花き作経営)
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/keikou/081118_1.html
   
普通肥料の検査結果(平成203月、4月、5月分)の公表について
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/081121.html

   牛肉小売価格等の調査結果
     
 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/kouri/k_gyuniku/index.html
   
麦製品等の取引価格の推移(平成2010月)
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/081125.html
   
平成2010月の国内産米穀の卸・小売価格の概況
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/081125_1.html
 
 クローン牛の異動報告(H20101日〜30日異動情報提供分)
     
 http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/081128.htm
   
飼料安全法に基づく収去飼料等の試験結果
     
 http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/081128.html
   
平成20年産びわ、おうとう、うめの収穫量及び出荷量
     
 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/biwa2008/biwa2008.pdf
   

 

☆統計データベース(農林水産省)
    http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/toukei
      平成18年産畜産物生産費

財務省貿易統計9月(輸入)
財務省貿易統計9月(輸出)

 

 

●新聞見出し記事紹介


農研機構中央農業総合研究センターは、飼料イネを栽培している水田に繁殖和牛を

放牧して立毛のまま給餌するとともに、ホールクロップサイレージや牧草、周辺の

植生などと組み合わせて効率的に周年放牧する技術を、茨城県常総市の生産者と共

同で開発した。飼料イネの収穫・利用のコスト削減、飼料の自給率向上や遊休農地

の解消に期待。 
           (日本経済新聞 2008.11. 6 39面)

農研機構東北農業研究センター福島研究拠点は、刈り敷いた大麦で雑草を抑え、大

豆を不耕起栽培する方法「大麦カバークロップ−大豆栽培体系」が、地球温暖化を

防ぐ効果があることを確認した。大麦が雑草の発芽や成長を抑え、肥料としても有効。 
           (日本農業新聞 2008.11. 1 16面)

農研機構東北農業研究センターは、キュウリホモプシス根腐病の伝染源を特定し、

防除方法も確立した。土壌を通じて、同病が広まることと病原菌の土壌密度が低く

ても根に触れると発病することが判明したため、同病の病原菌に汚染された土の移

動を制限することが必要であり、農機具や作業着の洗浄も必要。

         (日刊工業新聞 2008.11. 3 16面)

英エコセキュリティーズは、インドネシア・スマトラ島で、パームオイル工場から

排出されるヤシの種子殻を石炭ボイラー用燃料に調整。CO2排出量を相殺できる

石炭代替バイオマス燃料として、来年度から日本への販売を開始する。

       (日経産業新聞 2008.11. 4  1面)

秋田県立大学は、もみ殻に砂糖シロップを混合したもみ殻を原料として、油など粘

性の高い物質の不純物吸着に利用できる活性炭を世界で初めて開発した。

       (日本農業新聞 2008.11. 4  1面)

タカラバイオは農研機構動物衛生研究所と共同で、ウシ白血病ウイルスを約2時間

で検出可能な試薬「CycleavePCRウシ白血病ウイルス検出キット」を開

発し製品化した。 
           (日刊工業新聞 2008.11. 4 11面)

JA全農は、3時間程度で牛、豚、鶏の堆肥成分を分析できる機器を開発した。来

春以降の本格普及を目指す。化学肥料を削減し、施肥コストの低減に期待。

      (日本農業新聞 2008.11. 6  1面)

農林水産省は、バイオマス燃料の世界基準の作成に向け、稲わらや籾から作った燃

料の温室効果ガス削減効果を高く評価するなど、食料生産と競合しないバイオ燃料

の生産拡大を促す内容の日本提案を決定した。 
           (日本農業新聞 2008.11. 6  2面)

山口大学は、タミフルの原料となる「シキミ酸」をコーヒー粕麹から量産すること

に世界で初めて成功した。 
           (化学工業日報 2008.11. 6  1面)

東京農工大学は、「イネいもち病」、「アルタナリア菌」を弱毒化するマイコウイルス

を世界で初めて見いだした。今後、民間企業などと連携し、農薬として早期実用化

を目指す。 
           (化学工業日報 2008.11. 6  3面)

 
H−063.産業技術総合研究所発ベンチャーの融合技術研究所は、農研機構な
どと共同で、動画を用いて乳牛の発情期の兆候を検知でき、95%程度の精度で
乳牛の個体識別も可能なシステムを世界で初めて開発した。2009年秋までに
実用化を目指す。   (日経産業新聞 2008.11. 7  9面)

福岡県農業総合試験場が育成し、農薬と化学肥料を半減した新品種「つやおとめ 

SAYA(サヤ)」が発売された。食味の良い「ヒノヒカリ」といもち病に強い

「葵(あおい)の風」を交配しており、洋食に良く合うコメとして販売。

    (日経MJ(流通新聞) 2008.11. 7 21面)

北海道空知農業改良普及センター南部支所は、道立工業試験場と連携し、農作業の

労力を軽減できる作業軽減スーツの開発を進めている。軽くて装着が簡単にできる

ものを安価に提供することを目指す。 
           (日本農業新聞 2008.11. 7 10面)

(
)農学会は、若手研究者を対象とした第7回日本農学進歩賞の受賞者を発表し、

農研機構農村工学研究所の遠藤和子氏、同九州沖縄農業研究センター原貴洋氏など

が受賞した。11月25日に都内で授賞式と受賞者講演会を行う。

           (日本農業新聞 2008.11. 8  2面)

静岡県茶業研究センターなどは、低コストで茶の生葉から粉末茶を作る新たな製茶

法を確立し、来年度中の実用化を目指す。製法は、LPガスを使って約170度の

高温にした湿度の高い熱気を茶葉に当てて製茶し、粉砕する。

         (日本農業新聞 2008.11. 8 16面)

島根県中山間地域研究センターは、竹パウダーを混入した発酵飼料を飼育牛に給与

すると増体率が高くなることを確認した。中山間地域に繁茂する竹林問題の解決に

向け、竹の有効利用と自給飼料化を目指す。 
           (日本農業新聞 2008.11. 8 16面)

農家の負担を軽減する目的で開発されてきた遺伝子組換え作物で、栄養や薬の成分

を加えて消費者の利点を訴える次世代型の開発が進んでいる。農業生物資源研究所、

産業技術総合研究所、東京大学で研究が進められている遺伝子組み換え技術につい

て紹介。 
           (日本経済新聞 2008.11. 9 11面)

農研機構食品総合研究所は、10月31日に茨城県つくば市で、健康で豊かな食生

活の構築と食品産業の振興に貢献することを目的とした「研究成果展示会2008」

を開催し、最近の研究成果についてパネル展示し説明を行った。

        (食品産業新聞 2008.11. 10  3面)

チッソと福井県立大学は、同種類のアミノ酸のみが連結するホモポリアミノ酸の合

成酵素「PLS」を世界で初めて見いだした。今後、ポリアミド系バイオプラの酵

素や微生物による直接合成による工業化など実用化を目指す。
           (化学工業日報 2008.11. 10  1面)
           (読売新聞 2008.11. 11  2面)

愛知県農業総合試験場は農研機構野菜茶業研究所と共同で、トゲがなく受粉をしな

くても肥大し、冬春向けハウス栽培に適したナスの新品種「試交05−3」を育成

した。 
           (日本農業新聞 2008.11. 11  1面)

農研機構九州沖縄農業研究センターは、ホールクロップサイレージ用飼料イネの有

望系統「THS1」を育成した。年2回刈りで乾物収量が10アール当たり2.5

トン見込め、倒状しにくいのが特徴。 
           (日本農業新聞 2008.11. 11 12面)

岡山県生物科学総合研究所は、アミノ酸の一種プロリンを加水分解する酵素

「Kibilysn」を見いだした。食品産業への利用に向け、改良や企業とのタ

イアップを視野に開発を進める。 
           (化学工業日報 2008.11. 11  6面)

 

()国際農林業協働協会は、国際イモ年にちなみ11月9日に横浜市で、芋を通

じて食糧問題を考える講演とシンポジウムを開催した。この中でFAOシニアエコ

ノミストのデービット・ダウ氏は、貧困層が食料不足に直面している実態などを報

告した。各国の食料自給率を高めていくためにも、芋類にも注目していくべきとの

指摘も。 
           (日本農業新聞 2008.11.11  3面)

農研機構農村工学研究所は、11月21日に都内で、「人口減少・低炭素社会に向

けた農村地域における資源管理農村の叡智と資源を次世代に継承する」と題し、

農村研究フォーラム2008を開催する。 
           (日本農業新聞 2008.11.12 14面)

東京大学、高エネルギー加速器研究機構、産業技術総合研究所は、薩摩硫黄島で宇

宙線を使い活火山の内部を透視することに世界で初めて成功した。

           (朝日新聞 2008.11.12 15面)

長野県中信農業試験場は、果皮が赤く倒状に強いソバ「桔梗3号」を育成し、有望

と判定。今年度の品種登録出願を目指す。 
           (日本農業新聞 2008.11.13 10面)

産学官が連携する「新品種産業化研究会」が発足し、会長には農林水産技術情報協

会名誉会長の西尾敏彦氏が就任した。実需者や消費者の視点を重視した新品種の普

及を目指す。12月2日に分科会を立ち上げ、サツマイモ「すいおう」をテーマに、

シンポジウムを開催する。 
           (日本農業新聞 2008.11.14 12面)

国際獣疫事務局と農林水産省は、11月14日に都内で、「アジアにおける鳥イン

フルエンザのコントロールに関するシンポジウム」を開催した。
北海道大学の喜田宏教授は、「ワクチンだけの防除では、根本的な対策にならな
い」などと述べた。  (日本農業新聞 2008.11.15 16面)

福井県農業試験場は、水田の田面を均平にできる高精度代かき均平機「均平バー」

を開発した。装着が簡単で湛水直播栽培に有効。 
           (日本農業新聞 2008.11.15 16面)

農研機構花き研究所は、フラワーアレンジメントが、アルツハイマー病など脳の病

気のリハビリ効果を高めることを突き止めた。望月寛子研究員は、「バランスに気

を配りながら花を挿すことが、脳を活性化させる」との見方。

           (毎日新聞 2008.11.16 27面)

 

近畿大学は、奄美大島と徳之島だけに生息し、特別天然記念物に指定され、絶滅危

T類に区分されている「アマミノクロウサギ」のクローン胚をつくることに成功

した。現在、実験用ウサギの卵管に移植し、妊娠を待っている。

           (朝日新聞 2008.11.18 35面)

農研機構生研センターは、同果樹研究所と中央農業総合研究センターが試作した

「揺動噴射式果実洗浄機」をベースに、リンゴやナシなど輸出用果実を効率的に洗

浄できる高速洗浄装置の開発に取り組んでいる。 
           (化学工業日報 2008.11.19  9面)

 

農研機構作物研究所が開発したパン用小麦「ユメシホウ」を使用したつくば発地産

地消のパン作りが始まった。地元の農家が生産し、旗振り役の「パンの街つくばプ

ロジェクト」のメンバー店が製造・販売する。香りが豊かで、しっとり、もちもち

感があると好評で、生産が追いつかない状況であり、増産を望む声が強まっている。 
           (日本農業新聞 2008.11.16 10面)

日本原子力研究開発機構は、抗菌成分であるヒバ油を高濃度に担持する生分解性ゲ

ル剤の開発に成功した。ヒバ油は青森ヒバから抽出し、ゲル剤もセルロースのため

100%天然素材の抗菌ゲルが製造できる。除菌性消臭剤や芳香剤などに応用が可

能であり、トイレタリーメーカーなどと商品開発を進める意向。

         (化学工業日報 2008.11.18  1面)

米国とロシアの研究チームが、シベリアの永久凍土から発掘された
約2万年前のケナガマンモス2頭の体毛から、全ゲノムのうち約70%を解読する

ことに成功した。絶滅動物で大半のゲノム解読に成功したのは初めて。 
           (朝日新聞 2008.11.20 37面)
           (日本経済新聞 2008.11.20 42面)

山梨県総合農業技術センターは、イノシシやシカ、猿、ハクビシンなど多くの害獣

に対応した万能型の電気柵「獣塀(じゅうべい)くん」を3タイプ開発した。建築

資材の金網(メタルラス)に電流を流し侵入を防ぐ方法で、安価で簡単に設置が可

能。         (日本農業新聞 2008.11.20 16面)

11月20日に福島県で開催された自給飼料のシンポジウムにおいて、農研機構東

北農業研究センターの魚住順主任研究員が、飼料大豆の不耕起無農薬栽培について

の取り組みを紹介した。 
           (日本農業新聞 2008.11.21 16面)

産業技術総合研究所と旭化成ファーマは共同で、ゲノム情報データベースから候補

遺伝子のリン酸化能力を調べ、免疫抑制剤ミゾリビンの血中濃度を測定できる酵素

「ミゾリビン酸化酵素」をバクテリアから発見し、効率的な製造技術も開発した。

   (化学工業日報 2008.11.21  8面)

農業生物資源研究所は、ミュンヘン大学などと共同で、根粒菌や菌根菌と植物の共

生に関与する遺伝子の一つである「Cyclops(サイクロップス)」遺伝子をマ

メ科のモデル植物から見いだしたと発表した。 
           (日本農業新聞 2008.11.25 16面)

米フロリダ大学などは、除草剤として使われる「アトラジン」が、カエルなどの両

生類の減少の一因になっていると発表した。肥料のリン酸塩と一緒になると免疫力

を低下させ、寄生虫の増加を招き死に至らせる可能性がある。
           (朝日新聞 2008.11.21 22面)

東京大学は、脳が鼻の穴の詰まり具合に応じて、脳内で匂いの情報を受ける場所を

切り替えていることを突き止めた。 
           (朝日新聞 2008.11.21 22面)

農地管理による温暖化対策技術の開発状況についての解説記事。農業環境技術研究

所のコメントや、農研機構九州沖縄農業研究センターが開発した牛糞とおがくずを

使った堆肥を、軽量のペレットに加工する成果などの紹介。 
           (日本経済新聞 2008.11.23 11面)

徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究所は、稲刈り後の水田に繁殖和牛

を放牧し、再生イネ(ひこぼえ)を餌として与える放牧の実証試験に取り組んでい

る。自給飼料率の向上につながる技術として、実用化に期待。
           (日本農業新聞 2008.11.23 12面)

農林水産省は、平成21年度における種子生産に向けた多収性稲品種原種種子の譲

渡に係る手続きを開始した。対象となる譲渡予定品種は、「きたあおば」、「べこごの

み」、「夢あおば」、「モミロマン」、「ホシアオバ」、「西海203号」など10品種。 
           (日本農業新聞 2008.11.25  2面)

薬草の宝庫であるヒマラヤ地帯における薬用植物ミュージアム設立や栽培農場運営

に対する日本人による支援活動について紹介。 
           (日本経済新聞 2008.11.24 32面)

環境保護団体のグリンピース・ジャパンは、11月26日に都内で、

「GMO−FREEは今後最大のビジネスチャンス」をテーマに講演会を開催した。

GM作物の価格高騰で、低コストを売りにしているGM作物のメリットが薄れてい

ることなどが報告された。 
           (日本農業新聞 2008.11.27 15面)

日本応用細胞生物学会は、12月9日に大阪府堺市で「第6回大会」を開催する。

農研機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点の尾崎主任研究員が、「酵素による果実

加工の可能性」などを報告する。 
           (日本農業新聞 2008.11.27 16面)

伊藤園と長崎大学は、デジタルカメラを改良した簡便なセンサーを用い、茶葉の生

育状況を数値化する技術を開発した。茶摘み時期の判定などへの応用が期待される。

  (日本農業新聞 2008.11.27 16面)

農研機構作物研究所は、12月10日に都内で、平成20年度農研機構シンポジウ

ム「食料危機を克服する作物科学」を開催する。 
           (日本農業新聞 2008.11.28  9面)

農研機構野菜茶業研究所は、11月27日に鹿児島市で、平成20年度農研機構シ

ンポジウム「茶の新規機能性を利用した茶産地活性化への展開」を開催した。この

中で、茶をよく飲む人では、病気などにかかるリスクが低いことなどが報告された。

 (日本農業新聞 2008.11.28 15面)
          
世界気象機関(WMO)が発表した温室効果ガス年報によると、2007年の大気

中のCO2、N2O、メタンの世界平均濃度は過去最高になった。18世紀半ばの

産業革命以前との比較では、CO2は37%、N2Oは19%、メタンは156%

上昇している。 
           (化学工業日報 2008.11.28 10面)

 

 

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