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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第57号(20010 7日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン10月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

「ふれあいフェスタ」のお知らせ

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹・大豆)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究最前線』

 「高糖度縮み葉系ホウレンソウの播種・収穫適期を解明」

・トピック

 「農業技術の匠」の募集について[農林水産省]  

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◆「ふれあいフェスタ」のお知らせ◆

福岡県農業総合試験場では10月24日(金)と25日(土)にふれあいフェスタ

〜県民とはぐくむ「食」と「農」〜を行います。

年に一度の一般公開。この機会に、一度ご覧になりませんか?

皆様のお越しをお待ちしています!

 

10月24日(金)

★展示★ 9:30〜16:00

 ・ものしり館:新品種や新技術をパネルや実物で多数展示

 ・農業資料館:福岡県の農業の歴史を展示

★園芸講座★(参加費無料・事前申込制・定員有)

 ・10:00〜:秋野菜つくり講座

 ・12:30〜:フラワーアレンジメント講座

 ・14:30〜:果樹のつくり方基本講座

 ※定員は各講座とも50名、申込期間は、10月1日(水)から10月23日(木)まで。

定員になり次第受付終了となります。

※予約連絡先:092-924-2936(当場代表電話)

 

10月25日(土) 9:30〜16:00

★展示・相談コーナー★

 ・新品種・新技術や農業の歴史についての展示、土壌診断コーナーなど

★県農畜産物お試しコーナー★

 ・新米おにぎりや紫サツマイモの試食、お茶の試飲、ポン菓子など

★体験コーナー★

・動物とのふれあい広場、小学生以下のお子様対象の芋掘り(9:30、13:00の2回)、

麺つくり体験、大豆はしつかみ競争、○×クイズ、スタンプラリーなど

★即売コーナー★

 ・JA等による農畜産物、「夢つくし」の米粉パンなど

当日は、六本松バス停と当場間にシャトルバスを運行します。

 

 くわしくは当場HPへ。

http://farc.pref.fukuoka.jp/

(トップページの「トピックス」をご覧ください。

 

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の

確率は以下のとおりです。

九州北部地方では、天気は数日の周期で変わるでしょう。

向こう1か月の気温は、高い確率50%です。

週別の気温は、1週目は高い確率60%です。3〜4週目は平年並または高い確率

ともに40%です。                    (10月3日付)

 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.fukuoka-jma.go.jp/

 

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第6号(10月)

・病害虫発生予察注意報第5号(大豆:ミナミアオカメムシ)

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/4704204.html 

 

 

◆生育情報(果樹・大豆)

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開しています。

<更新情報>

・果樹生育概況(常緑果樹10月1日、落葉果樹9月30日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・大豆の生育情報と対策(9月25日現在)

 農産部のホームページ

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

 

主要農産物の生産状況と対策◆(「専技情報」より抜粋)

 普通期水稲、大豆、イチゴ、夏秋ナス、青ネギ、温州ミカン、イチジク、

トルコギキョウ、カーネーション、肉用牛について生産状況と対策をお知らせします。

(10月1日現在)

 

●普通期水稲

 各品種の収穫時期は次のとおりです。

「夢つくし」  収穫終了

「つくしろまん」9月6半旬〜10月1半旬

「ヒノヒカリ」 10月2〜3半旬

「ニシホマレ」 10月4半旬

「ヒヨクモチ」 10月4〜5半旬

 「夢つくし」の収量は平年並みです。品質は、降雨による刈遅れでやや悪く

なっています。

 9月中旬以降、高温寡照で経過しているため、「つくしろまん」で乳心白粒、

「ヒノヒカリ」以降の品種で充実不足の発生が懸念されます。

 病害虫の発生は、斑点米カメムシ類の発生が多くなっていますが、各地で穂揃期

防除が徹底されており、大きな問題は発生していません。

 1穂内の成熟差が大きいため、収穫適期の判断は、黄褐色籾比率・籾水分に加え、

枝梗の黄化程度を考慮して判断してください。

 

●大豆

 高温で経過しているため、生育は旺盛で、u当たりの莢(さや)数は平年より

多くなっています。

 病害虫の発生は、ハスモンヨトウは少なく、カメムシ類は平年並みです。

9月3〜4半旬にカメムシ類対策の防除が実施されています。

 ほ場内に停滞水が生じないよう、排水口の再整備を行いましょう。

 

●イチゴ

 9月中〜下旬の高温の影響により、普通ポットの作型では、生産者間で

花芽分化の早晩の差が見られます。

 定植作業は長雨もなく、計画的に実施されています。現在では、一部の作型

(10月定植)を残して、定植はほぼ終了しています。

 「炭疽病」の発生による苗不足は生じていません。

 早期作型では、2番果房の早期分化を目的として、寒冷紗被覆やかん水制限での

生育抑制を実施しましょう。

 日照時間が少ない状況が続いたため、軟弱徒長による「うどんこ病」の発生が

懸念されます。定期的な防除を実施してください。

 

●夏秋ナス

 7〜8月中旬は、着果過多により樹勢が低下したため、8月下旬は減収

しました。その後、9月に入り樹勢は回復しています。

 一部でつや無し果の発生がありますが、平年より品質は良好です。

コナジラミ類の発生が多くなっています。

 オオタバコガ、ヨトウムシ、コナジラミ類、アザミウマ類、うどんこ病の

発生に注意し、防除を行いましょう。

 樹勢を見ながら、10月上旬まで追肥してください。

 

●青ネギ

 現在は、7月下旬に播種されたものを収穫中です。8月下旬から

ネギハモグリバエ等の害虫が増加しましたが、防除により被害は抑えられています。

 かん水過多は、徒長の要因となるため、pF2.0〜2.2の土壌水分で管理して

ください。

 11月下旬までは害虫の発生が見られるため、定期的な防除を励行しましょう。

 

●温州ミカン

 極早生は、9月3半旬から八女地区で販売が開始されています。

 糖度は、8月上旬までは非常に高かったが、8月中旬以降の降雨と日照不足により

停滞し、現在は平年並みの9度台で推移しています。減酸が促進され、平年より

やや高い程度で出荷への影響は少ないと見られます。

 果実肥大は、S以下の小玉率は60%前後で、平年の70%程度と比べて、

近年では最も肥大状況が良くなっています。

 8月下旬の気温低下により、着色は早い傾向にあります。また、日焼け果の

発生は少ない状況です。

 カメムシの発生が多くなっています。初期防除に努めてください。

 収穫間近の園では、収穫前の防除を徹底するとともに、丁寧な収穫、傷果選別を

徹底し、流通時の腐敗防止に努めましょう。

 

●イチジク

 露地栽培の収穫は、60〜70%終了しています。収穫開始は前年より遅れた

ものの、その後の収穫は順調です。

 果実肥大は良好ですが、日照不足の影響もあり、着色や糖度は園地間差が

あるようです。

 「とよみつひめ」は無加温ハウス(雨よけ)では品質良好ですが、

露地栽培では一部で収穫時の熟度のバラツキが見られます。

 露地栽培では、園地によって疫病・黒葉枯病・腐敗果・ショウジョウバエの

発生が見られます。

 適熟収穫と選果・選別を徹底しましょう。また、果実品質向上のため、

不要な枝の切除、副梢整理を行ってください。

 排水対策とともに、乾燥が続く場合は適宜かん水を行いましょう。

 収穫期に入っているので、薬剤防除は安全使用基準内で行ってください。

 

トルコギキョウ

 秋出しトルコギキョウの定植は、7月下旬〜8月下旬を中心に行われました。

 7月定植は、高温の影響で茎がやや細い傾向で出荷を迎えています。

 一部で立ち枯れ性病害の発生や、ヨトウムシ類の被害が見られます。

 スリップス類、ヨトウムシ類の発生に注意し、防除を徹底してください。

また、保温開始後は灰色かび病の発生が増加するので、予防防除に努めましょう。

 無駄枝の除去は、早めに行ってください。

 

●カーネーション

 定植は、6月中旬から開始されました。

 本年は、立ち枯れ等の病害や害虫被害も少なく、順調な生育となっています。

 収穫は9月下旬から開始されていますが、10月から本格化する見込みです。

 スリップス類、ダニ類、ヨトウムシ類の発生に注意し、防除を徹底してください。

 

●肉用牛

 家畜が過ごしやすい時期であり、採食や健康状況は良好です。繁殖用雌牛も

良好な発情を示すようになっています。

 晴天が続かないために稲わらの収集作業が実施できない地域が多く、稲わらの

自給量不足が懸念されます。

 稲わらは、水分15%程度までほ場乾燥できれば、そのまま貯蔵できます。

しかし、乾燥が不十分な状態でロールベールに梱包した場合には、発熱や

品質劣化が生じるので、ラップフィルムで密封してください。

 

 

◆農総試成果情報『研究最前線』

全国農業新聞福岡県版9月26日掲載)

 

「高糖度縮み葉系ホウレンソウの播種・収穫適期を解明」

 県農業総合試験場筑後分場は、糖度の高い冬どりホウレンソウを安定的に

生産するため、縮み葉系ホウレンソウに着目して、糖度(Brix10%以上となる

播種・収穫適期を明らかにした。

 これは、縮み葉系ホウレンソウが、肉厚で色が濃く縮んだ葉が特徴で、草丈が低く

横に広がった特徴ある草姿に加え、強い甘みと高い栄養価が期待できるからだ。 

 今回試験したのは、糖度が安定し一般品種に比べてビタミンC含量が高いものの

生育が遅い縮み葉系5品種の内の「ちりめん法蓮草(ホウレンソウ)」「寒味」の

2品種。

 それによると、縮み葉系以外の品種は目標株重70gに達するのに日平均気温の

積算温度が733℃程度であるのに対し、これら2品種は積算温度880℃程度が必要

だった。ただし、糖度は、収穫前7日間の平均気温が低いほど高くなる傾向にあり、

収穫前7日間の平均気温が7.3℃以下の時期に収穫すると、糖度が10%以上になる

ことを突き止めた。

 これらのことから、筑後南部地域での高糖度縮み葉系ホウレンソウの播種適期は、

10月中旬〜下旬、収穫適期は12月下旬〜2月下旬であることが分かった。

なお、7日間の平均気温、収穫までの積算温度を用いれば、他の地域でも気象データ

から播種、収穫適期を推定でき、出荷予測への応用も期待できる。

 問い合わせは、県農業総合試験場筑後分場(電話0944−32−1029)まで。

 

 

◆トピック◆

●「農業技術の匠」の募集について[農林水産省]

 地域において生産性の向上など導入効果が認められ、地域に普及し、地域活性化

等に貢献することが期待できる農業技術を自ら開発・改良した農業者を「農業技術

の匠」として選定するため募集が行われています。

詳細については

  http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/gizyutu/080930.html

をご覧ください。

 

●平成20年度農林水産祭むらづくり部門表彰式等の開催について[九州農政局]

農林水産祭の表彰行事の一つとして行われている「豊かなむらづくり全国表彰事業」

について、九州農政局表彰式等が10月8日(水曜日)「くまもと県民交流館パレア

パレアホール」において開催されます。

福岡県からは、九州農政局長賞を豊前市「合河(ごうがわ)ゆず祭り実行委員会」が

受賞されております。

詳細については

   http://www.maff.go.jp/kyusyu/press/kikaku/080930.html

をご覧ください。

 

●統計データ(農林水産省ほか)

平成20年産米穀の検査結果(速報値)(平成20年9月15日現在)

 http://www.maff.go.jp/kyusyu/press/s_shohi/pdf/kensakekka_kome_200915.pdf

平成20年産水稲の作付面積及び9月15日現在における作柄概況(九州)

 http://www.maff.go.jp/kyusyu/press/toukei/080930.html

「野菜の入荷量と価格の見通し(平成20年10月)」について

 http://www.maff.go.jp/kyusyu/press/engei/080930.html

農業経営統計調査平成19年産米生産費
    http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/kikaku/080909.html
  平成19年度食料品消費モニター第2回定期調査結果
    http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/seisaku/080910.html
   
平成20年産小豆、いんげん及びらっかせいの作付面積(乾燥子実)
    http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/sakutuke-syouzu200809/sakutuke-syouzu200809.pdf
   
牛肉小売価格等の調査結果(9月16日〜19日)
       
 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/kouri/k_gyuniku/index.html
    
平成20年8月の国内産米穀の卸・小売価格の概況
       
 http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/080925_1.html
    
麦製品等の取引価格の推移(平成20年8月)
       
 http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/keikaku/080925.html

☆統計データベース(農林水産省)
    http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/toukei
   平成19年生鮮食料品価格・販売動向調査報告
    
財務省貿易統計7月(輸入)・財務省貿易統計(輸出)集落営農組織へのアンケート調査結果

(平成20年5月実施)
   平成18年度版農林水産関係市町村別データ(畜産)

 

●新聞見出し記事紹介


農研機構作物研究所は、うどん用の小麦新品種「あおばの恋」を育成した。

「シラネコムギ」や「農林61号」に比べて4日程度早生で、縞萎縮病にも強く、

硬質小麦のため製粉歩留が高いなどが特徴。 
         (日本農業新聞 2008.8. 1 14面)


北海道では、ミツバチが大量死するケースが相次いでいるが、原因は不明。

        (日本農業新聞 2008.9. 2 14面)

茨城県つくば市の農家では、農研機構農村工学研究所の指導で、水田転換畑の麦・

大豆の湿害対策向けに開発されたレーザー工法で排水性を高めた「傾斜化農法」に

取り組んでいる。 
            (日本農業新聞 2008.9. 3 14面)

ホクレン農業総合研究所は農業生物資源研究所と共同で、イネに低温条件下で発芽

を向上させる遺伝子「qLTG3−1」があることを見いだした。さらに、乾燥、

高温、塩害などのストレス条件下でも同様の役割を果たすだけでなく、トウモロコ

シや小麦にも存在することを突き止めた。
            (日本農業新聞 2008.9. 3  5面)

京都大学は、DNAメチル化に関与するタンパク質の立体構造を突き止めた。さら

に分化した細胞にDNAメチル化を継承するため、タンパク質が巨大なゲノム中の

メチル化部位を認識する仕組みも明らかにした。 
            (日刊工業新聞 2008.9. 4 22面)

 

北海道大学発ベンチャーのNERCは、木質バイオマスを燃料として電気や熱を供

給する環境配慮型エンジンを開発した。2010年以降に農業分野などでの実用化

を目指す。 
            (日経産業新聞 2008.9. 2 16面)

清水建設は日本道路と共同で、国内初となるダイオキシン汚染土壌を専門に処理す

る常設プラントを、神奈川県川崎市に建設する。独自に開発した洗浄技術などで、

従来の方法よりも3割程度コストとを抑えることが可能。  
            (日経産業新聞 2008.9. 3  1面)

東北大学は、軟エックス線を使い、細胞などを生きたまま高解像度で観察できる顕

微鏡を開発した。観察可能なレベルは、従来の200〜400ナノメートル程度か

ら140ナノメートルまで向上した。 
            (日経産業新聞 2008.9. 3 10面)

米カリフォルニア大学は、ハエが危険を感じて逃げるまでの逃避準備に、0.2秒

という素早さで行動する仕組みを突き止めた。 
            (朝日新聞 2008.9. 3 12面)

理化学研究所は、脊椎動物の受精卵から体が形づくられる過程で、「コーディン」

と「ONT1」という2つのタンパク質が協調して働き、脳の大きさを一定にす

る仕組みがあることを見いだした。 
            (朝日新聞 2008.9. 5 33面)

1970年代に、国の指導で各都道府県が地下に埋設した有害農薬の最終処理が、

補助金の廃止などによって一部の地域で難航しており、未処理となっているところ

がある。        (朝日新聞 2008.9. 5 35面)

農研機構近畿中国四国農業研究センターは、パン用米粉の評価基準の作成に乗り出

した。「ホシアオバ」などの飼料用多収性品種と「コシヒカリ」などの食用米を米

粉にした場合の食味、品質を分析し、さらに古米と新米の品質格差などについても

調査する方針。 
            (日本農業新聞 2008.9. 7  1面)

米ロックフェラー大学や名古屋大学などは、トマト黄化葉巻病の原因となる植物ウ

イルスが、葉が左右対称になるために働く二つのタンパク質の結合を邪魔して、葉

の変形などを引き起こすことを突き止めた。 
            (朝日新聞 2008.9. 8 28面)

佐賀県など九州北部地方では、地球温暖化の影響で冬の気温が上がっていることな

どにより、ハウス栽培されているナシに「眠り症」の被害が出始めている。

        (産経新聞 2008.9. 8  2面)

首都大学東京は、磁気を持つ「ジルコニウムフェライト」の微粒子を吸着剤として

使って、排水中のリンを99%以上除去できる技術を開発した。今後、下水道処理

施設への導入を目指す。 
            (日経産業新聞 2008.9. 9  9面)

産業技術総合研究所と兵庫県立大学などは、先端が10マイクロメートルの極めて

小さい電極を使い、生きた細胞の立体構造や細胞膜の変化を、24時間以上連続で

観察できる技術を開発した。 
            (日経産業新聞 2008.9. 9  9面)

三菱ガス化学は、脳機能改善に効果があるとされ、人体やパセリなどに微量に含ま

れる「ピロロキノリンキノン」を微生物を使って生産。米食品医薬品局から健康食

品素材として承認されたと発表。 
            (日経産業新聞 2008.9. 9 14面)


東京女子医科大学などの研究チームは、温度によって親水性と疎水性の程度が変わ

るポリスチレン粒子を使って、目的のタンパク質をほとんど傷つけずに精製する技

術を開発した。 
            (日経産業新聞 2008.9. 5 10面)

長野県の「循環型エコ農畜産物事業化研究会」は、食品残さや収穫後のトウモロコ

シの茎などを餌とし、ふん尿は肥料とするなど豚の循環型飼育に取り組んでいる。

「エコ豚」として特産化を目指す。 
            (日本農業新聞 2008.9. 7  1面)

理化学研究所は、植物が外敵から身を守る防御反応を適度に抑制する「PUB22」

など3種類の遺伝子を見いだした。3種類全てが働かなくなると、病原体に対する

抵抗性が高まることが判明した。 
            (日経産業新聞 2008.9. 8 10面)

広島県呉市のバラ農家では、ヒートポンプを利用して暖房や冷房だけでなく、除湿

も行える「暖房エコモード」システムを開発した。省エネ効果があり、灰色カビ病

などの抑制効果もある。 
            (日本農業新聞 2008.9. 9 14面)

群馬県は、県農業技術センターとタイガーカワシマが共同で、薬剤を使わずに健全

な種芋を確保できる「コンニャク種芋温湯消毒装置」を開発したと発表。

        (日本農業新聞 2008.9.10 10面)

日本土壌肥料学会が名古屋市で開催され、肥料価格高騰を背景に、下水汚泥や家畜

ふん尿からの回収リンの肥効特性に関連する発表が複数あった。
           (日本農業新聞 2008.9.10 14面)

米ダートマス大学は、遺伝子組換えによって高熱でも働く細菌を開発し、セルロー

スから安価にバイオエタノールを生産する技術を開発した。  
            (日経産業新聞 2008.9.10 13面)

農林水産・経済産業・環境の3省は、10月1日に施行される「農林漁業バイオ燃

料法」に基づいて、バイオ燃料の原材料として農林水産物の利用を促進するための基

本方針を固めた。 
            (日刊工業新聞 2008.9.10 13面)

クミアイ化学工業は農研機構花き研究所と共同で、農林水産研究高度化事業で開発

した花の鮮度保持剤「花当番アグリ」を年末までに販売する。 
            (化学工業日報 2008.9.11  9面)

農林水産省は、今年度の若手外国人農林水産研究者表彰の受賞者3名を発表した。

受賞者には農林水産技術会議会長賞を授与し、協賛の国際農林水産業研究センター

から奨励金を贈る。表彰式と研究発表は、11月11日に都内で開催する。

      (日本農業新聞 2008.9.12 14面)

欧州会議は、トウモロコシなど穀物類を原料とするバイオ燃料の利用を規制し、

2020年を期限に利用割合を10%に高めるという目標を6%に下方修正する方

針。          (日本経済新聞 2008.9.12  8面)

農林水産省は、バイオ燃料の国際的な基準づくりに向け、学者や民間のバイオ燃料

担当者などで構成する有識者会議「国際バイオ燃料基準検討会議」を新設する。 
            (日本経済新聞 2008.9.12  5面)

農林水産省は、2009年度から減化学肥料栽培と有機農業の技術体系を確立する

ための研究を本格化させる。 
            (日本農業新聞 2008.9.17 14面)
 
農研機構九州沖縄農業研究センターは、ハウス加温機の排煙熱を回収して水を温め

る温湯器を開発した。10万円程度で自作が可能。
            (日本農業新聞 2008.9.17 14面)

農林水産省は、製パン加工向けの春まき小麦「ハルユタカ」にターゲットを絞り、

収量の安定性向上や農業生産現場に適した品種改良などの技術開発を強化する。

            (化学工業日報 2008.9.17  9面)

農研機構東北農業研究センターは、玄米が極めて小さい紫黒米もち品種「奥羽紫糯

(もち)389号」、東北地方向けの観賞用水稲品種で、赤穂の「奥羽観378号」、

紫穂の「奥羽観379号」の3水稲新品種を開発した。 
            (日本農業新聞 2008.9.19 14面)
 
東京大学は、コンクリート廃材を粉末にして下水中のリンを回収し、回収したリン

は肥料などとして再利用できる技術を開発した。2・3年以内の実用化を目指す。

   (日経産業新聞 2008.9.17 11面)

九州大学と福岡県のJA粕屋は、農研機構中央農業総合研究センターが開発した

「フィールドサーバ」を応用して、圃場の気象観測データを収集する「農地環境モ

ニタリングシステム」を開発した。安価で簡便なシステムとして農家への普及を期

待。          (日本農業新聞 2008.9.18  5面)

農研機構動物衛生研究所は北海道立畜産試験場と共同で、生きた牛に音の刺激を与

えたときの脳波の一種から、牛海綿状脳症(BSE)の臨床診断に役立つ方法(脳

幹機能検査法)を開発したと発表。農場段階でのBSE罹患牛の早期発見に期待。 
              (毎日新聞 2008.9.25朝刊  3面)
            (日本農業新聞 2008.9.25朝刊  3面)
            (日本経済新聞 2008.9.25朝刊 42面)

産業技術総合研究所は、赤外線を反射し光の透過率は80%を保ったままで、熱を

半分以下に抑えるフィルムを開発したと発表。冷暖房エネルギーの抑制など省エネ

技術として期待。 
            (日経産業新聞 2008.9.18 11面)

農研機構北海道農業研究センターは、パワーショベルとホイルローダーに装着して、

牛などの排せつ物の脱水と切り返しの作業が容易に行える「堆肥切り返し用バケッ

ト」を開発した。 
            (日本農業新聞 2008.9.20 12面)

総合科学技術会議は、第一線の科学者を「覆面調査員」として、世界の最新研究動

向や萌芽的研究についての情報集めを行う制度を設ける。
            (朝日新聞 2008.9.20  1面)

秋田県立大学で、ホウレンソウのカリウムを約4分の1にする水耕栽培法を開発。

腎臓病患者でも生食できる水準で、腎疾患の食生活改善に向けた活用が期待される。

   (日本農業新聞 2008.9.21  1面)

青森県弘前市や山形県河北町などの酒造メーカーで、奨励品種から除外された「豊盃

(ほうはい)」や「改良信交」などの酒造好適米が珍重されている。品種の希少性が地

酒などの製品の差別化につながっており、各地で非奨励品種の栽培が復活した事例も。 
            (日本農業新聞 2008.9.21 11面)

出光興産は、水稲用種子消毒剤「タフブロック」が、土壌伝染性病害の苗立枯病に

適用を拡大したと発表。一回でばか苗病や苗立枯細病などの種子伝染性病害と同時

防除が可能となり、作業の省力化が見込まれる。 
            (日本農業新聞 2008.9.22  9面)

農研機構九州沖縄農業研究センターが育成した多収米「西海203号」が、澱粉の

損傷が少ないなど米粉加工に最適であることが判明した。飼料用やバイオエタノー

ル原料にも有望で、万能型の多用途利用米として普及が期待される。

         (日本農業新聞 2008.9.24  1面)

栃木県酪農試験場は、バイオガスプラントを利用して、牛のふん尿を電気や熱エネ

ルギーに替える実証試験に取り組んでいる。 
            (日本農業新聞 2008.9.25 12面)

日本作物学会は、9月24日神戸市で「水稲・大豆栽培における雑草問題」をテー

マにシンポジウムを開催した。担い手が目指す経営タイプに合わせた雑草防除技術

の開発が急務などとの指摘も。 
            (日本農業新聞 2008.9.25 14面)

相馬工学は、豚肉に含まれるオレイン酸の量を測定し、肉のおいしさの度合いを測

定できる「豚肉脂質測定装置」の開発にめどをつけた。3年以内の製品化を目指す。

   (日刊工業新聞 2008.9.25 34面)

農林水産省は、平成20年度「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業

(第3回緊急対応型調査研究)」の新規採択課題を決定した。採択されたのは、静

岡県(農林技術研究所)が提案した「小型園芸施設における除湿制御による省エネ

暖房技術の開発」。
            (日本農業新聞 2008.9.26 14面)

岩手県農業研究センターは、良食味で草丈が低い半もち性ヒエ「ヒエ岩手1号

(早生)、2号(中生)、3号(晩生)」3品種を開発した。在来系統「もじゃっ

ぺ」に、ガンマ線や重イオンビームを照射して突然変異を起こさせ、選抜・育成し

た。          (日本農業新聞 2008.9.26 12面)

 

 

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