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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第43号(200 9日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン8月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹、水稲)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究最前線』

 「豚凍結精液の定時人工授精が実用段階へ」

・トピック

農林水産省生物多様性戦略の策定について 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

 

◆気象予報◆

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴の

ある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。

九州北部地方では、平年と同様に晴れの日が多いですが、

湿った気流の影響で一時曇りや雨の日もあるでしょう。

向こう1か月の気温は、平年並みまたは高い確率ともに40

%です。週別の気温は、1週目は平年並の確率50%、2週

目は平年並または高い確率ともに40%です。(8月3日付)。
 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.fukuoka-jma.go.jp/

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第5号(定期予報8月)

・病害虫発生予察速報第3号(ぶどう:べと病)

・病害虫発生予察注意報第3号(水稲:コブノメイガ)

・病害虫発生予察注意報第4号(イチゴ:炭病)
病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されて

ます。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/ 

 

◆生育情報(果樹)

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開して

います。

<更新情報>

・果樹生育概況(常緑果樹、落葉果樹 8月 日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・水稲の生育情報と対策(7月25日現在)

 農産部のホームページ

 http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

主要農産物の生産状況と対策

早期水稲、普通期水稲、大豆、アスパラガス、青ネギ、

温州ミカン、ナシ、洋ラン、ホオズキ、乳牛について

生産状況と対策をお知らせします。(8月1日現在)

 

●早期水稲

出穂期はコシヒカリの4月4〜5半旬植えで7月3半旬、

夢つくしは4月6半旬〜5月1半旬植えで7月6半旬と

なりました。出穂直後に台風4号が襲来した一部地域では、

軽い籾ずれが発生しています。

 早期コシヒカリは出穂期後約30日で収穫可能となるの

で、収穫作業は8月4半旬と予想されます。収穫1週間

前までの入水と適期収穫を励行してください。

 早めに共同乾燥施設運営委員会を開催し、荷受け計画を

策定してください。

 

●普通期水稲

5月中旬〜6月上旬植えの夢つくしは、茎数は平年並み、

葉色はやや濃く、8月中旬の出穂期となる見込みです。間断

潅水を実施してください。

6月中下旬植えは、草丈は平年並み、茎数は平年並み〜

やや少なく推移しています。下旬植えは、有効茎確保を確

認し中干しを実施してください。

 穂肥は、幼穂を確認し適期に施用しましょう。極早生、

早生、中生の主食用品種は1回施用してください。

病害虫の発生状況はウンカ類、コブノメイガとも平年より

やや多く、7月下旬から葉色が濃い場でコブノメイガの被

害が目立っています。病害はいもち病、紋枯病とも平年に比

べ発生は少なくなっています。

 発生予察に基づく適期防除を実施しましょう。

    

大豆

長雨により播種作業は全域で遅れ、筑後地域では7月18

から始まりましたが、他地域は7月20日の降雨により更に

遅れ、7月23日から始まりました。作業は筑後地域では7月

25日までに、他地域は7月末でほぼ終了しました。

梅雨明け後の乾燥で、7月6半旬播種は出芽が遅れる見込

みです。

本葉2〜3枚時に第1回目の中耕、培土を行いましょう。

雑草発生が多い地域は、生育期処理剤を使用してください

 

●アスパラガス

6月までは日射量が多かったため、夏芽の出荷は順調で

す。品質は、高温のため細芽が多くなってきました。梅雨

明け後は、高温のため穂先の開き等品質が劣化する見込み

です。

 畝表面は乾かない程度で地表下10cmのFが1.7〜1.9に

なるように潅水しましょう。

スリップス、アブラムシ、斑点病が少発生しています。

過繁茂にならないように整枝や下枝を除去してください。

ハウスの妻面、肩部、サイド部の開口部を広げ、換気を

励行しましょう。

 

青ネギ

現在収穫している青ネギは、5月下旬に播種した生育日

60数日程度を要した作型です。

 梅雨明け後の高温により、場によっては軟弱徒長、生

育ムラ、葉先枯れ等の生育障害が見られ、主産地の収穫量

1,700kg/10a程度まで低下しました。

盛夏期は曇雨天と強日射が交互に繰り返されるため、軟

弱徒長後の葉先枯れや葉焼けを要警戒してください。

 生育中は土壌ECを0.6以下とし、土壌水分はpF2.0〜

2.2のやや乾き気味に管理し、新葉の淡色部の長さを2p

以内に抑制しましょう。

   

●温州ミカン

 露地の果実は、6月までの乾燥と7月の日照不足で肥大

不足が懸念されましたが、開花が早かったので、現在のと

ころ前年を上回っています。7月の降雨続きで、摘果作業、

シートマルチ被覆等の作業が遅れ気味で、極早生、早生種

の着果量は多く、今後の肥大が懸念されます。

まだ粗摘果をしていない園は、早急に実施してください。

シートマルチは、根痛みを防ぐため土壌が完全に乾く前

に設置しましょう。かいよう病の発生が多くなっています。

防除および罹病枝葉の除去を徹底してください。

 ハウスミカンは、早生作型の出荷盛期です。降雨の影響

で浮皮が多かったようですが、梅雨明け後は回復しました。

スリップス発生が多くなっています。

 7月下旬から果実分析を開始し、品質に応じた栽培管理

を行いましょう。 

樹冠上部摘果園では、ハモグリガの防除を実施してく

さい。

  

●ナシ

「幸水」の出荷期は、ハウスが6月22日〜7月26日、

トンネルが7月18日から、露地が7月27日から開始して

おり、8月5日頃に露地の出荷ピークを迎えます。

 果実肥大は、ハウスは前年よりやや良好です。初期肥大

が抑制されていたトンネル、露地は、7月の多雨で前年並

みに回復しましたが小玉傾向です。

品質は、ハウスは日照不足と多雨のため着色不良で、糖

度も低下しましたが、トンネル、露地はようやく糖度が回

復傾向です。内容品質の上昇を確認して収穫してください。

収穫は、日持ち性向上のため、果実温が低い早朝に行いま

しょう。

 今後のカメムシ、ヤガ等の発生動向に注意し、多発する

場合は適正に防除してください。

 

●洋ラン

 大分や佐賀県の高冷地を利用した山上げ栽培の洋ラン管理に

ついては、日焼け、水切れ、病害対策の徹底を行ってください。 

 

●ホオズキ

6月は少雨のため生育が抑えられていましたが、梅雨に

入り、草丈の伸長は回復しました。

 一部排水不良田では、立ち枯れや白絹病等の発生が見ら

れますが、全般的に順調です。7月上旬からエスレル処理

での着色促進が順調に進んでいます。

8月上旬から七夕やお盆向けの出荷が開始されます。

上位葉のスリップス、ダニ等の被害に注意してください。

 

●乳牛

6月の生乳生産量は 4、5月に比べてやや減産傾向(対

前年比98%)でした。乳成分は、乳脂肪率 3.8%(対前年比

99.2%)、無脂固形分率 8.7%(同99.8%)、全固形分率

12.5%(同99.7%)と良好でした。

ソルガムにヨトウ虫が発生しています。被害が大きい場

合は、刈り取り適期を待たずに収穫を行いましょう。ただ

し、生育ステージが早い場合には、硝酸態窒素含量に留意

して給与量を抑えてください。

暑熱期に入り、ミネラル、ビタミン要求量が高まるので

15〜20%増給してください。

 

◆農総試成果情報『研究最前線』

全国農業新聞福岡県版7月27日掲載)

「豚凍結精液の定時人工授精が実用段階へ」

豚凍結精液による人工授精技術は、繁殖管理の省力化や

疾病防止などの効果から実用化が期待されている。

しかし、凍結融解後の豚精子は生存時間が極めて短いた

め、授精適期に合わせて人工授精することが難しく、生産

現場での実用化までには至っていなかった。そこで、性腺

刺激ホルモンを投与することで、人為的に排卵時期を特定

の時間に集中化させて授精する定時人工授精法を確立した。

 従来の凍結精液による人工授精は、1回の発情に人工授

精を2回行っている。だが、受胎率は約60%と自然交配の

受胎率約80%に比べて低い。そこで、性腺刺激ホルモンを

投与し、排卵直前の一定時間に定時人工授精を1回行った

ところ、活力の高い精液の場合は受胎率が92%と良好な結

果が得られた。また、生産農家がこの方法を用いて人工授

精を行ったところ、88%の受胎率を得られ、生産現場でも

活用できることが実証された。

 生産農家がこの技術を利用するには、ホルモン処置が必

要であるため、獣医師への相談が必要となるが、繁殖管理

の省力効果が高く、増体や肉質の優れた血統、病気に強い

血統などを導入しやすくなり、養豚経営に大きく寄与する

ものと期待される。

問い合わせ先:福岡県農業総合試験場家畜部

電話0929255232

 

◆トピック◆

●農林水産省生物多様性戦略の策定について(農林水産省)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070706press_3.html

 

●野菜の硝酸イオン低減化マニュアル[野菜茶業研究所]
 主要な葉菜類および地方の特産的野菜を対象とした、硝酸

イオン含有量の低い野菜を生産する技術の解説書。
 http://vegetea.naro.affrc.go.jp/joho/manual/shousan/index.html


●福岡市中央卸売市場の野菜の入荷量と価格の見通し

(平成19年8月、九州農政局)  
 http://www.kyushu.maff.go.jp/houdou/detail1/index333.html

 

●猛暑で発生するコメの胴割れを軽減できる栽培条件

[東北農業研究センター]

作期選択や水管理、追肥の工夫が有効。

地球温暖化適応策に関する技術開発の一つとしても注目。

 http://tohoku.naro.affrc.go.jp/press/2007/0705-2.html


●水稲の高温障害の克服に向けて

(農林水産技術会議事務局)
 米の品質を低下させる高温障害の、発生メカニズムに関する

情報や生産現場での技術対策など。

 http://www.kanbou.maff.go.jp/www/gichou/kouon/index.htm

 

●イネゲノム解析から生まれた新品種「恋しぐれ」

(株式会社植物ゲノムセンター)
 植物ディー・エヌ・エー機能研究所と共同で育成したイネの

新品種「恋しぐれ」はゲノム研究から開発された最初の実用的

技術・製品として注目を集めた。年々栽培面積を拡大し、本年

1,300haに達している。
 http://www.s.affrc.go.jp/docs/mg/mg070801/contents01.htm

 

●イネの遺伝子「WRKY45」(ワーキー45)を発見

[農業生物資源研究所]
 イネのもち病等の複数の病害に対して、極めて強い防御

機能がある遺伝子を世界で初めて発見。

 http://www.nias.affrc.go.jp/press/20070717/


●「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」の公表に

ついて(農林水産省)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070731press_5.html


●「研究機関の知財活用の道」

〜農林水産知的財産ネットワーク〜(農林水産省) 

農林水産省では農林水産分野の知的財産の活用に向けた新た

な取組として農林水産知的財産ネットワークポータルサイトを

オープン。今後、積極的に情報を発信。
 http://www.aff-chizai.net/

 

●農林水産省政策評価結果

(平成18年度に実施した政策の評価結果)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070725press_3.html

 

●香港、シンガポール、クアラルンプール、台湾(中歴及び

新竹)に、日本産農林水産物・食品の常設店舗を開設。

(農林水産省国際部)
  7月に、香港の西田西友百貨店及びシンガポールの伊勢丹

SCOTTS店、クアラルンプールの伊勢丹KLCC店、台湾の

太平洋崇光百貨店中歴店、台湾の太平洋崇光百貨店新竹店に、

日本産農林水産物・食品の常設店舗を開設しました。これら

の常設店舗は、来年3月までの8ヶ月間にわたり設置し、

果物(桃、ぶどう、さくらんぼ、メロンなど)、野菜(玉ねぎ

さつまいも、なす、きのこ類など)、加工食品他、季節に合わ

せた旬の日本産食材を販売予定です。店舗には、常駐販売員

を配置し、産地フェアや定期的な試食会などを実施して日本

産品をPRします。
   
 これら常設店舗への出品情報のご提供や、地域産品フェア

等開催についてのご要望、ご提案を受け付けてます。詳細は、

本事業の受託者(株式会社ジェイコム)のホームページを

ご参照ください。

    https://secure2.jtbcom.co.jp/jyousetsu/

 

●スイカの小話(農林水産省果樹花き課消費班)
 スイカの原生地は、アフリカ南部のカラハリ砂漠を中心と

る地域と推定され、エジプトの壁画から推測すると、約4000

年前には栽培が行われていたようです。当時は、果肉ではなく

種子を炒って食べていたようです。

スイカはその後、アフリカ、インドで多様化し、中国には

11世紀頃、わが国には16世紀末から17世紀前半に中国や南方

から渡来したとされています。この頃のスイカは美味しいもの

ではなく、果肉の赤は血を連想させ、由井正雪らが幕府の転覆

を謀った事件で処刑された浪人達のたたりだと言って嫌われた

ようです。

その後、奈良県で在来種と米国から導入した「アイスクリーム」

との自然交雑により育成されたスイカを、大正5年頃に大阪の

市場で大和スイカとして売られるようになりました。これに続

て千葉県でも育種が行われ、都系スイカが育成されました。

これらのスイカの誕生が、今日のスイカ産業発展の端緒といえます。

●くだもの健康豆知識:ブルーベリー

(農林水産省果樹花課消費班)
 ブルーベリーにはポリフェノールが豊富に含まれています。

ポリフェノールには抗酸化作用があるため、細胞の老化やガン

予防、肝臓の機能回復、血圧の上昇を抑制する作用があります。

また、血液中の血小板の凝固を抑制し、毛細血管を保護する

機能や血栓の生成を抑制するなど、生活習慣病を予防する成分

として期待されています。

研究報告によると、ラットにブルーベリーを摂取させたとこ

ろ、脳への血液の流れを止めたときにおこる脳障害を軽減でき

ることが分かりました。このことから、脳への血液循環の異常

で起きる脳卒中の予防効果が期待されています。

 

●統計データ

平成19年産麦の検査結果(速報値)

(平成19715日現在)

 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070727press_1b.pdf

 

麦製品等の取引価格の推移(平成19年6月分)

 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070725press_2.html

平成19年6月の国内産米穀の卸・小売価格の概況

 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070725press_1.html

 

米の1人1か月当たり消費量(平成19年5月分)

 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070718press_2.html

 

平成19年産水稲の西南暖地における早期栽培等の作柄概況

715日現在)

 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/suitou-sakugara20070715/suitou-sakugara20070715.pdf

牛肉小売価格等の調査結果(7月23日〜27日)

 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070730press_2.html


畜産統計(平成19年2月1日現在)

 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/shiyou-doukou2007/shiyou-doukou2007.pdf

 

クローン牛の異動報告(H19..1〜H19..30異動情報提供分)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070726press_2.html

平成18年産なつみかんの収穫量及び出荷量
 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/natsumikan2006/natsumikan2006.pdf
  

統計データベース

⇒ http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/toukei
  平成17年産 花生産出荷統計
  平成17年 食品流通段階別価格形成調査報告

(青果物経費調査)
  主要農業機械の出荷状況について

(平成161月〜12月)
  平成17年 農地の移動と転用

(土地管理情報収集分析調査結果)
  平成18年度版 農林水産関係市町村別データ(豆類)
  財務省貿易統計(輸出)(輸入)平成19年5月分

   平成17事業年度 農業協同組合連合会統計表

(都道府県区域連合会の部)
  平成17事業年度 総合農協統計表 
  平成18 農作物災害種類別被害統計

(被害応急調査結果)

 

●新聞見出し記事紹介

群馬県が2004年度に出願した、うどんに適した小麦「春のか

がやき」が品種登録された。九州農試育成の「きぬのいろは」

を母親、作物研の「バンドウ」を父親として掛け合わせ。

  (日本農業新聞   2007. 6.30  8面)

 

農水省は、生き物と共存する農業を進める「生物多様性戦略」

(案)をまとめた。

生き物の豊かさが農産物の新たな付加価値とする柱に。
 (日本農業新聞   2007. 6.30  3面)

 

NPO法人農薬ナビゲーション研究所は、青果物の農薬散布

基準をデータベース化し、使用方法が誤っていれば、携帯電

話で事前に警告を表示して農家に知らせるシステムを開発。

  (日本農業新聞   2007. 7. 2  1面)

 

九州沖縄農業研究センターは、水稲の大敵・トビイロウンカ

で、ベトナムの国立植物保護研究所と初の共同研究を行うと

発表。発生源の状況を調査。
 (日本農業新聞   2007. 7. 3  1面)

 

九州沖縄農業研究センターは、大豆後作に水稲を作付けする

と、本田のスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の密度が下

がることを突き止めた。
 (日本農業新聞   2007. 7. 1   面)

 

国立環境研究所は、地球温暖化の影響は2030年という短

い期間でも目に見えて現れ、日本での夏の「暑い夜」は現在

の3倍の頻度になるという研究結果を発表。
 (朝日新聞     2007. 7. 3 34面)

 

東北大学と企業が協力して、多発するサクランボ盗難を防ぐ

などに、無線技術を活用した農産物セキュリティーシステム

を開発。
 (日本農業新聞   2007. 7. 3  1面)

 

海洋研究開発機構の研究チームは、胃潰瘍などの原因とされ

るピロリ菌の「先祖」が深海に生息する細菌であることを示す

証拠をゲノム解読により発見。
 (朝日新聞(夕刊) 2007. 7. 3 14面)
 (毎日新聞(夕刊) 2007. 7. 3  8面)

 

農林水産省の「GM農産物検討会」は、今後重点的に進める

研究分野を、健康によい機能性食品やバイオ燃料作物の開発

など7つのテーマに絞り込む考えを示した。
  (日本農業新聞   2007. 7. 4  1面)

 

農水省は今年度から、病原性大腸菌O−157など、食中毒

の原因となる有害微生物について、畜産での実態調査に乗り

出す。
 (日本農業新聞   2007. 7. 4  3面)

 

岐阜大学の桑田一夫教授らの研究グループは、マウスの実験

で脳がスポンジ状になるクロイツフェルト・ヤコブ病やBS

Eなどプリオン病につながる薬剤候補物質を開発、延命効果

を確認。

 (日経産業新聞   2007. 7. 4 13面)

 

地球温暖化による農業への影響が広がる中、農水省は品目別

の対策を盛り込んだ報告書「品目別地球温暖化適応レポート」

をまとめた。
 (日本農業新聞   2007. 7. 5  1面)

 

東北農業研究センターは、ニンニクの品質を保つための最適

な貯蔵温度が氷点下2度であることを突き止めた。 

(日本農業新聞   2007. 7. 5 10面)

 

伊藤園と大阪市立大学大学院の研究者らの共同調査で、緑茶

で認知症予防が期待できる、との結果が出た。

  (日本農業新聞   2007. 7. 5 12面)

 

山口県農林総合技術センターは、配合飼料に食品残さ飼料を

混ぜて肥育した豚の発育や枝肉成績が、配合飼料だけで育て

た豚と同様であることを確かめた。
(日本農業新聞   2007. 7. 5  9面)

 

東北農業研究センターは、米の胴割れを軽減する栽培技術を

明らかにしたと発表。
 (日本農業新聞   2007. 7. 6 11面)

 

サントリーフラワーズは、EU市場で遺伝子組み換えのスタ

ンダードタイプの切り花カーネーションを販売。

 (化学工業日報   2007. 7. 6  9面)

 

農業生物資源研究所は、トレハロースと呼ばれる糖質を生物

の細胞内に取り込ませる遺伝子の単離に、世界で初めて成功

したと発表。
(読売新聞     2007. 7. 9  2面)

 

理化学研究所は、「フェロー」の称号を創設し、ノーベル物理

学・医学賞受賞者のマサチューセッツ工科大学の利根川進教授

に第1号を授与。
 (日経産業新聞   2007. 7. 9 11面)

 

産業技術総合研究所関西センターは、外部から光を当てない

と光らない蛍光たんぱく質に別の酵素ををつなげ、自ら発光

する新しいたんぱく質を作ることに成功。
 (日本経済新聞   2007. 7. 9 19面)

 

米エネルギー省合同ゲノム研究所などの研究チームは9日

でに、イソギンチャクの全遺伝子情報(ゲノム)は、ショウ

ジョウバエや線虫より複雑で、ヒトに近いことが分かったと

発表。

(日本経済新聞(夕刊) 2007. 7. 9 18面)

 

インセントは、お袋の味をいつでも再現できる味覚センサーを

開発、売り出した。人間の舌の機能を数値でとらえて忠実に再

現し、総合的な味を測定できるのが特徴。
(日本農業新聞   2007. 7.10  1面)

 

日本大学生物資源科学部の奥忠武教授らは、シロイヌナズナに

ノリの光合成に関係する遺伝子を組み込み、植物の光合成能力

を約1.3倍に増強させることに世界で初めて成功。
 (毎日新聞     2007. 7.10 30面)
 (日本農業新聞   2007. 7.10  3面)

 

東北農業研究センターは畑でクローバーを栽培しておくと、

トウモロコシが土壌中の栄養分を吸収しやすくなることを突き

止めた。
 (日経産業新聞   2007. 7.10 11面)

 

宮崎県総合農業試験場は、夏場の栽培でも多収で、果実品質が

安定している四季なり性イチゴの新品種「みやざきなつはるか」

を育成。
(日本農業新聞   2007. 7.11 10面)

 

愛知県西三河家畜保健衛生所は、牛の下痢の原因の1つである

牛トロウイルスを、培養細胞を使用して分離、人工増殖する

とに成功。
 (日刊工業新聞   2007. 7.11 30面)

 

ビジョンバイオは、米の品種を判別する自社製のDNA検査

システムを簡略化し、8月をめどに販売。

検査時間がこれまでの6時間から4時間に短縮。
 (日刊工業新聞   2007. 7.11 25面)

 

福島県農業総合センター浜地域研究所は、大玉トマトの夏秋

栽培で送風による着果促進方法を開発。

  (日本農業新聞   2007. 7.12  8面)

 

岡山大学の馬建鋒教授らは、イネが丈夫で生育するのに欠かせ

ないケイ素を吸収する働きを持つ遺伝子を確認。

 (日経産業新聞   2007. 7.12 11面)

 

理化学研究所、国立遺伝学研究所などは、生きた細胞の分子

1個1個を区別して内部まで観察できる顕微鏡を開発。

(日経産業新聞   2007. 7.12 11面)

 

全国農業協同組合連合会(JA)は中国向けの日本産コメの

売り込みに炊き方を解説したDVDを添付して販売。

(日刊工業新聞   2007. 7.13  2面)

 

農業環境技術研究所などの調査で、小笠原諸島の父島には

こる外来植物は、化学物質を放出して周囲の植物の生育を抑

えるアレロパシー(多感作用)が、他の植物に比べ特に強い

ことが判明。

(日本経済新聞(夕刊) 2007. 7.14 10面)

 

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)などによると、

地球温暖化によりコムギなどの収穫が世界的に減少。日本の

コメは北海道では増収だが、東北以南で減少と予想。
 (日本経済新聞   2007. 7.16 19面)

 

世界各地に自生している毒性の植物「ナンヨウアブラギリ」

の種子を原料とするバイオディーゼル燃料(BDF)が急速

に普及する見通しに。

(フジサンケイビジネスアイ 2007. 7.16 3面)

 

群馬県繊維工業試験場は、アロエを用いた抗菌・防臭性フィ

ルターを開発。
 (日本農業新聞   2007. 7.17 10面)

 

味の素は紅花のタネに含まれる特有の抗酸化成分が血管年齢

を若返らせる可能性があることを福島県立医科大との共同研

究で見いだした。
(日刊工業新聞   2007. 7.17 21面)

 

農業生物資源研究所は、イネでもち病など複数の病害に強い

防御機能を発揮する遺伝子を、世界で初めて見つけたと発表。

  (毎日新聞     2007. 7.18 29面)
 (日本農業新聞   2007. 7.18  1面)

 

中央電気計器製作所は、土壌や堆肥に含まれる細菌数の計測

装置を開発する。農業試験場などで行われる土壌の安全性調

査などの迅速化を目指す。
 (日刊工業新聞   2007. 7.18 33面)

 

京都府立医科大学大学院の吉川敏一教授は、緑茶に含まれる

成分カテキンが強い抗酸化作用を持ち、アンチエイジングや

生活習慣病防止に有用であるとする研究成果をとりまとめた。

  (日本農業新聞   2007. 7.19 15面)

 

アークレイは、シークヮーサーの果皮がメタボリック症候群

や動脈硬化の予防に有効であることを京都大学大学院や京都

市立病院などと共同で、摂取試験によって確認。
 (日経産業新聞   2007. 7.20 12面)

 

北見工業大学の山岸喬教授らは、タマネギに光を当てると、

コレステロール低下や動脈硬化予防に役立つ機能性成分の

ケルセチンが8倍に高まることを発見。
 (日本農業新聞   2007. 7.20  1面)

 

アサヒビールと東京都老人総合研究所の白沢卓二研究部長ら

は、リンゴから抽出される「リンゴポリフェノール」に寿命

を延ばす効果があるとの研究結果を、動物実験で確認。
 (読売新聞     2007. 7.21  8面)

 

米国調査会社グローバル・インサイトは、世界のエタノール

需要量は原油価格が安定推移した場合でも2030年までに800

億ガロンに達し、供給能力も十分だろうという予測を示した。

  (化学工業日報   2007. 7.23 10面)

 

米国モンサント社のスターク副社長が来日し、「消費者に利益

のある組み換え作物の開発に力を入れる」と話した。

(東京新聞     2007. 7.24 23面)

 

東京大学の野崎久義・准教授らのグループは、「シゾン」と呼

ばれる原始的な藻のゲノムを100%解読することに成功。

真核生物では世界初。
(毎日新聞     2007. 7.24 29面)

 

京都府農業総合研究所は、代かきをせず水稲を栽培すると水田

から発生するメタンの量を大幅に抑えられることを実証。

(日本農業新聞   2007. 7.26 11面)

 

理化学研究所などは、マウスの卵子を成熟させる働きを持つ

「莢膜細胞」のもととなる幹細胞を分離し、培養することに

成功。

家畜などの卵子を試験管内で大量培養する技術の開発に。

  (日経産業新聞   2007. 7.26 11面)

 

中国への輸出が4年ぶりに再開された日本のコメの販売が、

上海と北京で始まった。
 (朝日新聞     2007. 7.27 13面)

 

大阪大学大学院工学研究科の福井希一教授、松永幸大講師ら

は、ヒト染色体のX字型形成かかわるたんぱく質「阿修羅

(ASURA)]を発見。
 (日刊工業新聞   2007. 7.27 31面)

 

科学技術振興機構はこのほど、ヒト肺ガンの原因となって

る新たなガン遺伝子を発見したと発表。

 (薬事日報     2007. 7.27  3面)

 

近畿中国四国農業研究センターは、日本酒の雑味に影響する

たんぱく質の含量が少ない温暖地向けの酒造好適米「中国酒

185号」を育成。
 (日本農業新聞   2007. 7.27 15面)

 

メカトロニックは、リンゴや桃などに果実に傷をつけずに糖

度を測る「携帯型糖度計」の実用化にメドをつけ、08年春

には販売。
 (日刊工業新聞   2007. 7.27  6面)

 

米国ブリガム・ヤング大研究チームがモルモンコオロギの全

遺伝情報(ゲノム)を解読。
 (朝日新聞     2007. 7.27 29面)

 

雪印乳業はチーズの中に、高い抗酸化活性を示すペプチドを

発見。チーズを食べることが、メタボリック症候群予防につな

がる可能性が出てきたと見ている。
  (日経産業新聞   2007. 7.30 23面)

 

農林水産省は、食品・農林水産業の産業創出支援のための

「農林水産知的財産ネットワーク」ポータルサイトを

7月30日開設。
  (化学工業日報   2007. 8. 1  5面)

 

栃木県農業試験場が開発した梨の生育を予測するプログラム

が効果を挙げている。開花期、収穫期、果実肥大、「豊水」の

みつ症などを予測できる。
  (日本農業新聞   2007. 8. 1 11面)

 

広島大学の高橋美佐助教授らと日本原子力開発機構は車の排

気ガスに含まれる二酸化窒素(NO2)の浄化能力が高い新

種の植物を開発。常緑樹を改良し、最大1.8倍に。
  (日本経済新聞   2007. 8. 3 13面)

 

農業生物資源研究所と麻布大学は摂氏零下196度の液体窒素

で凍結保存した体外受精卵を使ってブタの妊娠・出産に成功。
  (日本経済新聞   2007. 8. 3 13面)

 

法政大学は、来年4月から生命科学部を創設し、その中に日本

で初めて植物の医師を育成する専修コースを設けると発表。
  (日本農業新聞   2007. 8. 3 15面)

 

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