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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第41号(20011日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン6月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究最前線』

 「飼料に酵素を添加。乳牛の生産性を向上させる効果」

・トピック

「福岡県農産物権利侵害対応マニュアル」説明会を開催 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

 

◆気象予報◆

福岡管区気象台から、現在、〈特に注意を要する事項〉として

「降水量の少ない状態が続いています。向こう1週間は小雨

を解消する降水はない見込みです。」と発表されています。

向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のあ

る気温、降水量等の確率は以下のとおりです。

九州北部地方では、天気は平年と同様に曇りや雨の日が多

いでしょう。週別の気温は、3〜4週目は平年並または高い

確率ともに40%でしょう。(6月1日付)。
 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.fukuoka-jma.go.jp/

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生予報第3号(定期予報6月)

・病害虫発生予察速報第1号(水稲:セジロウンカ)
病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されてい

ます。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/ 

 

◆生育情報(果樹)

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開して

います。

<更新情報>

・果樹生育概況(常緑果樹6月4日、落葉果樹6月1日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

主要農産物の生産状況と対策

早期水稲、普通期水稲、麦、イチゴ、アスパラガス、

青ネギ、温州ミカン、ハウスミカン、モモ、ナシ、バラ、

シオン・白クジャク等、豚・鶏について生産状況と対策を

お知らせします。(6月1日現在)

 

●早期水稲

5月が高温多照で経過したので、生育は良好です。

 4月中旬植は田植え後40〜50日を目安に、有効茎数が

確保され次第、中干しを開始してください。

 雑草が多い場合は、中後期に除草剤を散布してください。

 

●普通期水稲

山麓地では5月中旬より田植えが行われ、麦栽培がない

平坦地では、5月下旬より田植えが始まっています。

 麦が栽培されている地域では、5月6半旬〜6月1半旬に

播種が行われています。

 5月の降水量が平年の50%未満と少ないため、今後降雨が

少ない場合、地域によっては田植えが遅れる可能性があり

ます。その場合の育苗管理は、緑化期間を短く、かん水は

控えめにし、徒長しないよう注意しましょう。

「つくしろまん」は6月下旬植を徹底してください。

    

●麦

5月の好天で麦の成熟が早まり、裸麦、大麦の収穫は5月

6半旬で終了しました。登熟期間が少雨、多照だったので、

収量は平年より多く、品質は良くなっています。

 小麦の収穫は5月6半旬にシロガネコムギから始まり、

6月1半旬がピークとなり、農林61号、ミナミノカオリが

6月2半旬までかかりました。

 赤かび病の発生は無く、充実も良く、収量・品質とも良好

と見込まれます。

地力維持向上のため、麦わらのすき込みを行いましょう。

 

●イチゴ

18年度産の出荷はほぼ終了しました。

 ランナーの発生は順調で、6月上旬から鉢上げ作業が行わ

れる見込みです。梅雨前を目標に採苗を行ってください。

採苗時には炭疽病の防除を徹底してください。効果的な対策

は、「雨よけ育苗」です。

 

●アスパラガス

4月は上中旬の低温の影響で出荷量が減少しましたが、5

は回復してきています。

土壌水分は、地表下15cmpF1.51.8になるように少量

多回数かん水を行ってください。

追肥は、2週間に1回、窒素成分で2〜3kg/10a程度行って

ください。

大雨に備え、排水溝を掘るなど排水対策を実施してください。

スリップス類の発生が多くなっています。防除を徹底しま

しょう。

   

●青ネギ

 現在収穫している青ネギは、3月上旬に播種した生育日数

90日程度を要した作型です。晴天日が多く、良好な生育をし

ていますが、ほ場によっては葉先枯れ、ハモグリバエ、スリップス

などが発生しています。

6月以降は曇雨天と強日射が交互に繰り返され、軟弱徒長

後の葉先枯れ、葉焼けが発生しやすくなります。

 播種前の土壌診断による適正施肥とpF2.0〜2.2のやや乾き

気味の土壌水分管理が基本です。

  

●温州ミカン

極早生・早生種の開花期は5月7日前後で、県南は前年比

-5日、県北は前年比-10日となりました。開花期は樹勢や立

地条件でばらつきがあります。着花量は18年より多く17年

と同等となっています。早生種で着果過多の園地では、6

下旬〜7月上旬に樹冠上部の摘果を行ってください。

普通種の開花期は県南は5月15日前後で、前年よりやや早

くなっています。着花量は18、17年と同等ですが、園地、

樹体間でバラツキがあります。

5月下旬〜6月上旬の夏肥施用を徹底してください。

 

●ハウスミカン

ハウウスミカンは58日から販売されており、品質は

良好です。

一部スリップスの被害が多発生しています。5月下旬〜6

は特に注意し、着色期の発生予察、防虫ネットの設置、定期

防除を行ってください。

 

●モモ

 ハウスモモは、420日からJAくるめ産が販売されて

います。品質は良いが小玉が多く、前倒し傾向です。

露地モモは、結実、生育ともに良好です。

病害虫の発生は少ないが、5月上旬にうどんこ病が各地で

発生しました。露地モモで仕上げ摘果、袋がけが遅れている

園では早急に実施してください。ハモグリガを中心とした防

除を徹底しましょう。

 

●ナシ

生育は、ハウスは平年並み、トンネルはバラツキが大き

く、露地は平年並み〜やや遅れ、新梢伸長、果実肥大とも

抑制傾向です。

 4月上旬の低温・降霜を開花期に迎えた「新高」「愛宕」

が結実不良、「豊水」も一部のトンネル、露地でやや結実

不良となっています。さらに、4月中旬の降ひょう害で局地

的に減収の見込みとなっています。果実肥大が遅れている

樹では早急に仕上げ摘果を行い、肥大促進を図りましょう。

 黒星病が無加温ハウスやトンネルの一部で多発し、露地

でも発生が見られます。発生が予想される園地ではDMI

剤を効果的に使用しましょう。

 樹勢低下樹には、追肥等で樹勢回復を図ってください。

 

●バラ

6月は一部改植が行われますが、量的には横ばいの出荷で、

婚礼需要があるため相場的には安定する見込みです。

スリップス、ダニ、うどんこ病の発生に注意してください。 

 

●シオン・白クジャク等

 価格低迷が続いていましたが、近年需給バランスがとれ、

市場価格は安定基調に転じてきています。今後、県内産地の

栽培拡大を期待しています。

スリップス、アブラムシ等害虫の発生に注意してください。

 

●豚・鶏

5、6月の肉豚出荷頭数は、ほぼ前年並みの出荷になると

予想され、豚枝肉相場は、堅調に動くものと思われます。

おがくず豚舎の場合、豚出荷後はおがくずを総入れ替え

し、豚舎の洗浄・消毒を徹底して、抗酸菌症等の感染を

予防してください。

 鶏卵は、暖冬により採卵率の回復が早まり、生産量は増加

傾向で、供給過剰の状況が続いています。

 梅雨時期並びに夏期の防暑対策に向けて、送風機等の施設

点検、整備を実施しましょう。

 

◆農総試成果情報『研究最前線』

全国農業新聞福岡県版5月25日掲載)

「飼料に酵素を添加。乳牛の生産性を向上させる効果」

酵素は、食品加工やサプリメント剤、医薬品など様々な用途

に使われている。

福岡県農業総合試験場では、牛の飼料に酵素を添加すること

で飼料の消化効率が高まり、子牛の発育や乳牛の泌乳成績を

向上させる効果があることを明らかにした。

 牛は、通常、飼料の消化を第一胃内の微生物による分解に

頼っている。しかし、子牛の第一胃は微生物が存在せず機能も

未発達なため、飼料を効率良く消化できない。

そこで、酵素剤(ペクチナーゼ・キシラナーゼ複合酵素)

飼料に添加して子牛に給与したところ、6〜8週齢の日増体量

が無添加のものより16%ほど増加し、1014週齢では第一胃

発達の指標とされる腹胸囲比が高まり、酵素添加が発育促進に

有効であることを確認した。

 また、分娩後13週までの泌乳牛に同様の酵素剤を添加した

飼料を給与したところ、乳量が5〜10%増加した。

特に、初産牛で効果が高く、分娩後2〜13週にわたって1日

の乳量が1〜2kg増える効果が得られ、乳蛋白質率等の乳成分

も向上した。

現在の高泌乳牛は栄養摂取量が多く、微生物による消化だけ

では産乳に必要な栄養摂取が追いつかない状況になりつつある

が、飼料の消化率を高める酵素剤を添加することにより、酪農

現場での効率的な飼養管理が可能となる。

問い合わせ先:福岡県農業総合試験場家畜部

電話0929255232

 

◆トピック◆

●「福岡県農産物権利侵害対応マニュアル」説明会を開催

【福岡県農業総合試験場】

 福岡農総試に設置されている福岡県農産物知的財産権センター

が中心となって、国内外での県育成品種への権利侵害に対し

迅速かつ適正に対応できるように、侵害情報入手から警告、

法的措置に至るまでの一連の手順や手続きを示した「権利侵害

対応マニュアル」を作成。

マニュアルの周知徹底を図るため、5月17日(木)に説明

会を開催し、県の関係部署やJAなど関係団体から約50名が

出席した。マニュアルの説明を行うとともに、「植物品種の

権利侵害対応における法的留意点」の題名で鴻和法律事務所の

田中雅敏弁護士・弁理士による講演も行われた。

 

●農林水産物等輸出促進全国協議会総会、開催される!

【農林水産省】

 5月25日(金)、農林水産物等輸出促進全国協議会総会が、

小泉前総理出席のもと、グランドプリンスホテル赤坂において

開催された。
 総会では、小泉前総理の名誉会長就任等の役員人事が了承

され、農林水産物等の輸出額を平成25年までに1兆円規模に

するという目標の実現に向け、「我が国農林水産物・食品の総合

的な輸出戦略」が了承された。

  http://www.maff.go.jp/yusyutsu/index.html

 

「我が国農林水産物・食品の総合的な輸出戦略」について
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070523press_6.html

 

●遺伝子組換え技術のサイト[農林水産技術会議事務局]
 最新情報と分かりやすいパンフレットやQ&Aなど。 
 http://www.s.affrc.go.jp/docs/anzenka/index.htm

 

●鳥獣害関連WEBページ[中央農業総合研究センター]
 水稲直播、大豆、露地野菜、果樹等の鳥獣害対策に役立つ技術など

 http://narc.naro.affrc.go.jp/kouchi/chougai/wildlife/link_j.htm

 

●水稲の直播栽培用鉄コーティング種子の大量製造技術

【近畿中国四国農業研究センター】

 水に浮かばず、スズメに食べられない鉄コーティング種子。

大量製造機を使い、2人作業、2日間で300kgの種子(68ha

播ける量)を処理できる技術を開発。 
 http://wenarc.naro.affrc.go.jp/cpc/meeting/meeting_20070507a.html

●傾斜地特性野菜マニュアルシリーズ

【近畿中国四国農業研究センター】

傾斜ハウスやトマトの養液栽培装置などを解説する全17巻。

耕作放棄地の拡大防止にも期待。

 http://wenarc.naro.affrc.go.jp/tech-i/tech_index.html

 

●「植物超低温保存マニュアル」を無料で配布中

【残部少、農業生物資源研究所】

栄養繁殖する作物の茎頂あるいは芽の部分を−135以下で

長期保存する手法をまとめた冊子を配布中。

 http://www.nias.affrc.go.jp/newsletter/plant/index.html

●世界のBSE発生状況(更新:平成19522日更新)

【動物衛生研究所】

 http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/bse/count.html

 

●「べにふうき」だけじゃない!おいしいお茶の話

【農業・食品産業技術総合研究機構】
 新茶の季節にぴったりな身近なお茶の話から、研究所いち

おしの注目茶品種紹介。
 http://www.naro.affrc.go.jp/season/season.html

 

●くだもの健康豆知識:スイカ【農林水産省果樹花き課】
 スイカの原生地は、アフリカ南部のカラハリ砂漠を中心と

する地域と推定されています。エジプトの壁画から、約4000

前にはすでにスイカの栽培が行われていたと思われます。当時

は種子を炒って食べていたようです。中国には11世紀頃、

日本には16世紀末から17世紀初頭に中国や南方から渡来した

と考えられています。

品種は「縞王(しまおう)」系、「富士光(ふじひかり)」系、

「甘泉(かんせん)」系、「紅こだま」などです。

●平成17年度食料需給表【農林水産省】
 下記サイトから以下のPDFファイルをダウンロードできます。
 http://www.kanbou.maff.go.jp/www/fbs/fbs-top.htm
1.
平成17年度 食料需給表の概要
2.
国民1人・1年当たり供給純食料及び国内生産量の前年度比較
3.
国民1人・1日当たり供給熱量及び栄養量の前年度比較
4.
国民1人・1年当たり供給純食料の推移
5.
国民1人・1日当たり供給熱量及びPFC熱量比率の推移
6.
食料自給率の推移
7.
飼料需給表
8.
食料需給表(平成17年度・概算値)
9.
食料需給表(平成16年度・確定値)

 

●統計データ

平成18年食鳥流通統計調査結果の概要

 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/syokutyou-ryutsu2006/syokutyou-ryutsu2006.pdf

米の1人1か月当たり消費量(平成19年3月分)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070521press_2.html

牛肉小売価格等の調査結果(5月14日〜5月18日)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070521press_1.html

平成18年特用林産物の生産量(速報)
 http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h19-5gatu/0523tokuyou.htm

麦製品等の取引価格の推移(平成19年4月分)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070525press_3.html

平成19年4月の国内産米穀の卸・小売価格の概況
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070525press_5b.pdf

平成18年度チーズの需給表
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070525press_4b.pdf

平成18年花き卸売市場調査結果
 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/kakioroshi2006/kakioroshi2006.pdf

平成18年産花きの作付(収穫)面積及び出荷量
 http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/sakutsuke-kaki2006/sakutsuke-kaki2006.pdf

●新聞見出し記事紹介

近畿中国四国農業研究センター四国研究センターは冬秋季の

収益を確保するため、ハウスの空間を有効活用して、ブルー

ベリーのコンテナ養液促成栽培を考案。
(日本農業新聞   2007. 5. 9  9面)

 

米ミシガン州立大学は、ガソリン代替燃料であるバイオエタ

ノールの生産に適した新種のトウモロコシの栽培に成功。

茎や葉からもエタノールが生産できる。
(日経産業新聞   2007. 5. 9 11面)

 

ベトナム南部果樹研究所と国際農林水産業研究センターは、

かんきつ園にフトモモ科の熱帯果樹グアバを混植することで、

重要病害の「カンキツグリーニング病」を抑え込める可能性

があることを突き止めた。
(日本農業新聞   2007. 5.10  1面)

 

栃木県農業試験場は、夏場に定植するユリの球根の低温処理

日数をどれぐらいに設定すれば作業しやすく、奇形花や落蕾

の防止につながるのかを突き止めた。
(日本農業新聞   2007. 5.10 13面)

 

森下仁丹は、神戸大学農学部の研究グループとの共同研究で、

イネや小麦などの生育に障害を与える根寄生雑草の防除法を

開発したと発表。

(フジサンケイビジネスアイ 2007. 5.10 10面)

 

神戸製鋼所は、ヒ素など重金属が含まれた汚染水を浄化する

鉄粉を開発し、販売を開始。

 (日刊工業新聞   2007. 5.10 11面)

 

新潟県佐渡市は筑波大などと、バイオ燃料ライスエタノール

の生産システム確立を目指し、原料となる飼料イネの栽培実

証研究を行う。中央農業総合研究センターなども参加。

 (新潟日報     2007. 5.11 18面)

 

福岡県農業総合試験場は、電照抑制栽培で長期間採花できる

濃黄色の夏秋菊「福花10号」を育成。高温による奇形花の発生

が少なく、切り花品質にも優れる。
(日本農業新聞   2007. 5.11 13面)

 

宇都宮大学雑草科学研究センターは、日本への飛散も報告

されている中国の黄砂を地被植物のイワダレソウを使って

防ぐ方法を考案したと発表。
(日本農業新聞   2007. 5.11 14面)

 

平成19年度科学研究費補助金の機関別配分配分額が発表。

1位は採択数2797件、配分額1963518万円の東京大学。

農水系では99位に採択数122件、配分額283540万円

の農研機構、以下114位に森総研、147位に生物研と続く。
(科学新聞     2007. 5.11  6面)

 

文部科学省は、成功の見込みが「十に一つ」程度でも、大き

な成果につながる可能性があると判断した研究に対して、

新たな補助金制度を設ける検討を始めた。
(朝日新聞(夕刊) 2007. 5.11  1面)

 

農林水産省は、今秋から農薬や化学肥料を使わない有機栽培

の農産物づくりに欠かせない高度な技術を調査し、普及させ

る事業に初めて乗り出す。
(読売新聞     2007. 5.13  2面)

 

料理に合わせた専用米が相次いで登場。ハウス食品はカレーに

合うコメ「華麗舞」を発表。他に「究極の麻婆(マーボー)米」、

チャーハン専用米の「大地の星」など。
(日経流通新聞   2007. 5.14 18面)

 

鹿児島県農業開発総合センター茶業部は、茶木全体にむら

なく薬剤が散布できるクワシロカイガラムシ防除用の散布

機を開発。散布量を減らしても防除効果が大きい。
(日本農業新聞   2007. 5.14  1面)

 

福岡県農業総合試験場は、総合的病害虫・雑草管理(IPM)

で寄生バチのフジコナカイガラクロバチなど十数種類の土着

天敵を利用した柿の重要害虫防除のIPMモデルを開発。

 (日本農業新聞   2007. 5.15 13面)

 

農業新技術2007で、獣害防止柵はイノシシ用の忍び返し柵、

サル用のネット電気柵が選ばれた。

 (日本農業新聞   2007. 5.15 13面)

 

長野県中信農業試験場は、抗酸化作用が高く、健康に良いと

される機能性成分リコペンを豊富に含むジュース用トマト

「桔梗交40号」を育成。
(日本農業新聞   2007. 5.16 13面)

 

米コロラド大学などの研究グループは、「グーグル・アース」

の技術を使い、鳥インフルエンザウイルスの遺伝子の変異と

流行が一目でわかる「スーパーマップ」を作成。
(日経産業新聞   2007. 5.16 10面)

 

日鉄環境エンジニアリングは、焼酎かすの凝縮液を利用した

養豚汚水の窒素除去システムを完成。

 (日刊工業新聞   2007. 5.17 12面)

 

農林水産省は、独立行政法人などが保有する農業関連技術の

知的財産の実用化を促すため、今秋をメドに関係機関の連携

組織を作る。

設立するのは「農林水産知的財産ネットワーク」(仮称)。

 (日経産業新聞   2007. 5.18 11面)

 

農業環境技術研究所は、つくば市の同研究所内にある試験用

の畑で、遺伝子組み換えダイズとツルマメの自然交雑を確認

する本年度の栽培実験計画を発表。
(日本農業新聞   2007. 5.18  3面)

 

雪印種苗は、従来品種のダイズで亜鉛の含有量が2.5倍に

なる肥料の開発と栽培法を確立。

 (日本農業新聞   2007. 5.18 17面)

 

金沢大学大学院は、アルカリ性土壌の植物生育阻害に対して

生分解性キレート剤が、従来使用され残留が危ぶまれていた

EDTAと同様の効果があることを確認。

植物成長促進剤等の利用に期待。

 (科学新聞     2007. 5.18  6面)

 

総合科学技術会議は、国家戦略「イノベーション25」を実現

するためには、科学技術関係の独立行政法人の役割が極めて

重要だとして、独法の人件費を減らさないよう求める報告書

をまとめた。

 (読売新聞     2007. 5.19  2面)

 

農業環境技術研究所は、地球温暖化が将来の稲作にどのような

影響を与えるかを予測するモデルをつくった。

地球温暖化に対応した指導も。
(東京新聞     2007. 5.21 18面)

 

農水省系の独立行政法人とティンバーテックは、トラクター

などに搭載し農作業を効率化する「農機用カーナビ」の試験

販売を始めた。

ソフトは、農研機構の生研支援センターが開発。

 (日経産業新聞   2007. 5.21 10面)

 

理化学研究所植物科学研究エンターの菊池淳ユニットリーダー

らは、植物の内的変動を炭素代謝産物群のバランスを通して

検出する新手法を開発。
(日刊工業新聞   2007. 5.21 18面)

 

茨城県林業技術センターは全国で初めて、春に露地で成長す

るマイタケの培養に成功。

(朝日新聞(夕刊) 2007. 5.21 33面)

 

京大学農学生命科学研究科の樋口広芳教授らの研究で、渡り

鳥「コムクドリ」の産卵開始が、過去30年近くで2週間以上

早まったことが示された。サクラの実が餌だが開花とズレに。

 (朝日新聞(夕刊) 2007. 5.21 16面)

 

アルゼンチンの研究チームは、ハムスターにバイアグラを注射

すると「時差ぼけ」からの回復が早まることを確認。

(毎日新聞     2007. 5.22 28面)

 

果樹研究所は、山梨県のJAふえふき管内で同研究所が開発

したブドウ花穂成型器の技術講習会を開いた。

 (日本農業新聞   2007. 5.22 19面)

 

トーワ計装などは、放牧牛の群れの中から特定の牛を簡単に

見つけられる無線システムを開発。

 (日経産業新聞   2007. 5.22  9面)

 

農林水産省は、遺伝子組み換え農作物などの研究開発を進め

るため、専門家や生産者・消費者団体の代表者らによる初め

ての検討会を開き、中長期計画策定作業に着手。

将来の実用化に向けた工程表も作成する方針。
(日本農業新聞   2007. 5.23  1面)

 

スペインのバルセロナ自治大学は、食品中に混入した農薬の

量を調べるためのバイオセンサーを開発。

 (日経産業新聞   2007. 5.23  9面)

 

山梨県果樹試験場は、赤ワイン用ブドウの新品種「ビジュ

ノワール」を育成。熟期は同県の場合9月上旬と早生で、

秋雨や台風の影響を受けにくく、渋みのもとになるタンニン

を多く含み、酒色の濃いワインができる。
(日本農業新聞   2007. 5.24 11面)

 

富山県農業技術センター畜産試験場は、悪臭を抑えて堆肥を

つくる脱臭技術を開発。

地域で処理が課題となっている杉の枝葉を、脱臭資材に活用。
(日本農業新聞   2007. 5.24 11面)

 

広島県立総合技術研究所西部工業技術センター生産技術アカ

デミーなどは、ミカンの収穫に使う採果ばさみを改良して、

疲れにくいはさみを考案。グリップをシリコンで作り、内側

に緩衝材。

 (日本農業新聞   2007. 5.24 11面)

 

米国・アース・ポリシー研究所のレスター・ブラウン所長は、

東京都内で開かれた農業環境シンポジウムで「バイオ燃料が

食卓を脅かす」と題し講演。急速に進むエタノール工場の建設

を一度凍結すべき、と訴えた。

 (日本農業新聞   2007. 5.24 15面)

千葉県が研究・開発を進めてきた種なしビワ「希房(きぼう)」

の生産・販売が本格化。来春から市場へ出荷。

 (日本経済新聞   2007. 5.24 35面)

 

早稲田大理工学術院の木下一彦教授らは、細胞内での「荷物

の運び屋」と呼ばれるごく小さなたんぱく質が、まるで二本

足で歩いているかのように動く仕組みを解明。
(読売新聞     2007. 5.25 33面)

 

山梨県果樹試験場はオウトウのハウス栽培で、在来種のクロ

マルハナバチが、肪花昆虫として人工授粉に利用できること

を明らかに。桃やスモモでも導入が可能。
(日本農業新聞   2007. 5.25 13面)

 

旧農水省北陸農業試験場で79年に開発されたが、用途が無く

てお蔵入りになっていた米の新品種でカレーにぴったりの米

が、つくば市の研究者の尽力により28年ぶりに脚光。

昨年「華麗舞」の名で農水省に命名登録された。
(朝日新聞     2007. 5.25 31面)

 

生研センターとオリオン機械は、搾乳牛の乳頭の汚れを搾乳

前に洗浄する機械「乳頭清拭装置」の実用化にめどが付いた

ことを明らかに。
(日本農業新聞   2007. 5.25 13面)

 

政府は2006年度の農業白書を閣議決定。バイオエタノール用

のトウモロコシなど燃料用作物の増産や人口増などで世界的

に食料事情が悪化する可能性を指摘し、食料自給率の向上を

訴え。

 (読売新聞     2007. 5.26 11面)
(日本農業新聞   2007. 5.26  1面)

 

近畿中国四国農業研究センターは、温州ミカンの樹勢回復に

ドリルを使った土壌改善が有効なことを突き止め、産地に実

践を呼びかけ。
(日本農業新聞   2007. 5.27  1面)

 

産業技術総合研究所は早稲田大学などと協力し、DNA増幅

反応前後の蛍光の変化を1回ずつ測るだけで簡易にDNAを

定量する技術を開発。
(日刊工業新聞   2007. 5.30 30面)

 

東京大学大学院の研究グループが、稲を丸ごと原料にした

バイオエタノール製造の産業化を目指す計画「イネイネ・日本

プロジェクト」を立ち上げる。
(日本農業新聞   2007. 5.30  1面)

 

中山環境エンジを中心に7社と食品総合研究所が連携した、

茨城県つくば市の企業グループが、水を注ぐだけで温かいご飯

になる保存食「ホッと!ライス」を商品化。保存期間は5年。

 (日本農業新聞   2007. 5.31 17面)

 

農水省は、水稲平年収量の新たな算定方法のたたき台を

まとめた。地球温暖化の影響を反映したものとした。 

(日本農業新聞   2007. 5.31  2面)

 

山梨県果樹試験場は交信かく乱剤「コンフューザーN」が、

スモモやリンゴなどの害虫・スモモヒメシンクイに対して、

効果があることを確認。薬剤防除と併用すれば被害を抑制で

きる。

 (日本農業新聞   2007. 5.31 13面)

 

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