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■■■農総試インフォメーション■■■

福岡県農業総合試験場メールマガジン

●第38号(2009日発行)

●発 行 者 福岡県農業総合試験場

企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン3月号をお届けします。

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予報

・生育情報(果樹、麦)

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報『研究最前線』

 「高品質茶生産の時期別最適窒素施用法明らかに

・農総試 特許情報

 「害虫防除用捕集機」の特許取得

・トピック

2006年の農林水産物等輸出実績(速報)」

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

 

◆気象予報◆

福岡管区気象台によると、向こう1か月の出現の可能性が最

も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとお

りです。

九州北部地方では、天気は数日の周期で変わりますが、平年に

比べ曇りや雨の日が多いでしょう。

向こう1か月の降水量は平年並または多い確率ともに40%、日照

時間は平年並または少ない確率ともに40%です。

週別の気温は、1週目は平年並または低い確率ともに40%です。

(3月9日付)。
 詳細は福岡管区気象台HPへ。

http://www.fukuoka-jma.go.jp/

 

◆病害虫発生予報◆

・病害虫発生注意報第9号(茶・カンザワハダニ 時期・早、量・多)

・病害虫発生予報第12号(定期予報3月)

病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されてい

ます。

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/ 

 

◆生育情報(果樹)

当試験場のホームページでは、農作物の生育状況を公開して

います。

<更新情報>

・果樹生育概況(常緑果樹 3月5日現在)

果樹部ホームページURL

http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/kaju.html

 

・麦類の生育情報と対策(3月1日現在)

 農産部のホームページ

 http://farc.pref.fukuoka.jp/organization/nosan/index.html

 

主要農産物の生産状況と対策

麦、イチゴ、アスパラガス、トマト、青ネギ、カンキツ、カ

キ、キク、カーネーション、豚・鶏について生産状況と対策

をお知らせします。(3月1日現在)

 

●麦

生育は平年と比較して1.0葉程度進んでおり、12月中旬

に播種したほ場も既に茎立ち期となっている。また、草丈

は高く、茎数は50%程度多く、生育は非常に旺盛です。

 出穂期は平年より 1週間程度早く、11月下旬播種の大麦

で3月6半旬〜4月1半旬、小麦で4月2〜3半旬と予想し

ています。

排水口の整備や枕地の溝切り、溝さらえ等排水対策を徹

底しましょう。

 赤かび病防除計画の作成にあたっては、ドリフトリスク

の高いほ場のリストアップと、品種、播種期を考慮してく

ださい。

  

●イチゴ

番果房がほぼ出揃い、出荷量は2月中旬から増加に転

じました。しかし、ほ場や生産者によるバラツキが大きく、

出荷量の伸びは予想より小さくなっています。

気温が高く着色速度が早いため、収穫が遅れないように

注意してください。

ハダニの多発ほ場では、使用回数と春期対策を加味して

薬剤を選択し、防除に努めてください。

 

●アスパラガス

暖冬の影響で、保温開始期を1週間程度遅らせたところが

多かった。しかし、 2月上旬頃から若茎の出荷が始まり、保

温開始後 1週間目の2月中旬から出荷量が急檄に増加しまし

た。県南部では保温開始までの低温遭遇時間が不足したため、

出荷開始が遅れている地域も見られます。

日中、ハウス内の温度が上がり過ぎると穂先の開きや株

疲れが起こり、収量低下の原因になります。30℃以上になら

ないよう換気を行ってください。換気の際は、冷気が株に

直接当たらないように注意しましょう。 

   

●トマト

 10月中旬を中心に定植した促成作型は、現在5〜6段果房

の収穫中で、10〜11段花房が開花中です。収穫果実はM〜L

級が中心で、正形果率は比較的高く維持していますが、7段

以降は小玉果傾向です。

 一部ほ場では、灰色かび病の被害やコナジラミ類の発生が

みられますが、全体的に病害虫は少発生となっています。

樹勢確保のため夜温をやや低めにし、土壌水分をPF2.2〜

2.4と多めに維持してください。

 また、果実肥大初期の段位直下の葉柄中の硝酸態窒素濃度

5,000 ppm以上に保つよう、少量多回数の追肥を行ってく

ださい。

薬剤散布時に尿素を400倍前後で混入する葉面施肥も有効

です。

 

●青ネギ

 現在収穫中の青ネギは、11月10日前後に播種、生育日数

110日程度を要したものです。充実型の生育をしており、主

産地では10a当たり2,000kg以上の出荷量を確保しています。

 ほ場によっては白色疫病、さび病の被害やハモグリバエの

発生がみられます。

3月以降に播種する作型は生育日数が短く、1日当たりの吸水

量が多くなるため、土壌塩類集積による吸水阻害は致命症とな

ります。土壌のpHECを測定し、測定結果に基づいた除塩、施

肥を適正に行うことが肝要です。

 

●カンキツ

温州ミカンの早期加温は節水中で、後期加温は生理落果中

となっています。順調な生育で、果実肥大も良いです。

今年の露地は着花過多、次年は着果不足を予想しています。

露地みかんは太い2、3年枝や果梗枝を利用して予備枝を設

定し、次年の着果を確保してください

  中晩柑は「不知火」「はるみ」を出荷中です。

気温が高く推移しているため、貯蔵庫の換気はこまめに

実施しましょう。

 

●カキ

本県産の冷蔵カキの出荷は、217日でほぼ終了しました。

2月下旬には冬芽が緩み、芽が動き出しました。現時点での

生育進行は過去最も早く、3月中には発芽、展葉時期が開始の

見込みです。

 前年より生育が 1週間程度早く進んでいるため、せん定

作業は早急に進めましょう。

 また、3月下旬〜4月上旬の晩霜害が予想されるため、

計画的に回避策を準備してください。

 

●キク

 生産者と関係機関による『九州輪ギクサミット』が、2月

中旬、鹿児島県で開催されました。九州では、平成19年産

の夏秋ギク「優花」、秋ギク「神馬2号」が増加の見込みです。

 3月の彼岸向けは、暖冬のため生育は順調です。

白さび病、菌核病、ダニ、スリップスの発生に注意してくだ

さい。

 

●カーネーション

福岡県花き連カーネーション部会主催の切り花品評会が、2

月中旬に開催され、県内からは94点が出展されました。

スタンダードとスプレーの出展割合は 1対2で、上位 5

が受賞となりました。

温暖な気候が続いており、ダニ、スリップス等の発生に注意

してください。

 

●豚・鶏

豚枝肉相場は、年末の需要期を終えた1月は安保合だった

が、出荷頭数の前年割れや在庫の減少などにより2月は強保

合に回復しました。

 鶏卵は、年末の業務用等の需要増による強保合から一転し

軟調となりましたが、生産調整などの取組みにより2月は回

復しました。

気温も温暖となり、日照時間も長くなるので、畜舎の点灯

タイマーを調整してください。

 ハエの発生が始まる前に除ふんを行い、環境保全の事前対

策を徹底しましょう。

 ワクチン接種を徹底し、異常が認められたら、直ちに獣医

師及び家畜保健衛生所に相談してください。

 

◆農総試成果情報『研究最前線』

全国農業新聞福岡県版2月23日掲載)

高品質茶生産の時期別最適窒素施用法明らかに

 福岡県では環境に対する負荷を低減するため、茶園の年間窒

素施用量を30減の10a当たり煎茶で53kg、玉露で54kgとす

る基準を定めた。そこで、収量を維持し、より品質の高い茶生

産のための時期別窒素施用割合と、その時の土壌中の無機態窒

素濃度の推移を明らかにした。

一・二番茶を摘採する煎茶園の場合は、春季に重点を置き、

2〜3月の春肥、4月の芽出し肥で各々35、夏肥、秋肥は各

15%とする。その結果、3〜6月の土壌中無機態窒素濃度は

乾土100g当たり30mg前後で推移し、慣行栽培と比較して収量

10%前後、品質で1.22.2ポイント上回る茶が生産できた

一番茶だけを摘採する玉露園の場合は、春肥に重点を置き、

窒素施用割合を2〜3月の春肥で50、芽出し肥15%、秋肥35

%とする。その結果、3〜4月の土壌中無機態窒素濃度を100

当たり30mg前後で推移し、慣行栽培と比較して収量で5%、品

質で1.2ポイント上回る茶が生産できた

 現在、八女地域では農協を中心に、茶園土壌の養分状態をリ

アルタイムに把握できるシステムが導入されており、本研究成

果を指標とした土壌診断により効率的な施肥が進められている。

問い合わせ先:福岡県農業総合試験場八女分場

電話0943420292

 

◆農総試・特許情報◆

 農総試とみのる産業株式会社が、共同開発した「害虫防除用

捕集機」が平成19年2月9日付で特許登録されました。

 これは、葉上の害虫を飛び立たせ送風で捕集網に追い込む仕

組みで、購入者からは「小型・軽量で扱いやすく、減農薬栽培

に役立っている。」と好評です。

詳細はhttp://farc.pref.fukuoka.jp/organization/yasai/hosyuuki.htm

 

◆トピック◆

2006年の農林水産物等輸出実績(速報)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070131press_6.pdf

●九州WAZA(技術)ナビ(九州経済産業局)

 産学等連携を希望する実用化研究開発型企業及び九州のTLO、

公設研究機関が保有する技術シーズを検索可能

 http://www.kyushu.meti.go.jp/db/wazanavi/

 

●「トランス脂肪酸」のページ
 トランス脂肪酸の科学的知見に基づく概要書などを掲載。
 http://www.fsc.go.jp/sonota/transfattyacids1902.html

 

●鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
 http://www.maff.go.jp/tori/index.html


●種苗法による品種登録について
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070220press_5.html

 

●国産バイオ燃料の大幅な生産拡大について

(農林水産省総理報告資料)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070227press_1.html

●バイオマス・ニッポン全体について(農林水産省)
 http://www.maff.go.jp/biomass/index.html

 

●農林水産省が最近公表した統計結果

米の1人1か月当たり消費量(平成1812月分)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070213press_3.html

 

主要食料品の小売価格の見通し等
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070201press_4.pdf

牛肉小売価格等の調査結果(2月19日〜2月23日)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070226press_4.html
 

家畜排せつ物法施行状況調査の結果

(平成1812月1日時点)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070214press_1.html

 

平成19年1月の国内産米穀の卸・小売価格の概況について
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070222press_1.html


麦製品等の取引価格の推移(平成19年1月分)
 http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070222press_2.pdf

平成17年産 品目別経営統計(野菜、果樹、花き、豆類等)
平成18年産 大豆の収穫量

平成18年産西洋なし、かき、くりの収穫量及び出荷量

農業経営統計調査 平成17 個別経営の営農類型別経営統計

(酪農・肉用牛・養豚・採卵養鶏・ブロイラー養鶏経営)
農業経営統計調査 平成17 販売農家(個別経営)の経営収支

平成18年産水稲の品種別収穫量

平成18年産茶生産量(主産県)

 http://www.maff.go.jp/tokei.html

 

●久留米学術研究都市づくり協議会ニュース

福岡県農業総合試験場果樹苗木分場や久留米大学、久留米工業

大学、聖マリア学院大学など、協議会構成団体のイベント情報

などを掲載しています。

  http://www.city.kurume.fukuoka.jp/cgi-bin/gakujutu/news/index.cgi

 

●新聞見出し記事紹介

島根県農業技術センターは、ホウレンソウを加害するホウレン

ソウケナガコナダニの発生を、熱水土壌消毒で防げることを確

認。 (日本農業新聞   2007. 1.30 14面)

東北農業研究センターは、寒冷地向けのもち性小麦新品種「もち

姫」を育成したと発表。寒さや雪に強く多収で粉の色も良いこ

とから、新しい食感の菓子やせんべいなどの開発が期待できる。

(日本農業新聞   2007. 1.30 14面)

 

家畜改良センターは、新たに共同利用種雄牛に選定した8頭の

広域広大検定成績を発表。県域を越えて精液の供給が出来る、

遺伝能力の優れた牛は50頭に。

(日本農業新聞   2007. 1.31 11面)

 

大分県のかんきつ農家佐藤靖さんは、自ら栽培したかんきつ

「佐藤の香」の機能性成分表を発表。果樹研究所カンキツ研究

興津拠点が分析。個人農家が自ら栽培したかんきつの機能性成

分を明らかにするのは国内で初めて。

(日本農業新聞   2007. 2. 1 11面)

 

東京大学の小穴英廣講師らは細胞から単離し、たんぱく質を除

去してファイバー化した「ゲノムDNA」を、溶液中で顕微鏡観

察しながら、個別操作する技術を開発。

(日刊工業新聞   2007. 2. 2 24面)

 

名古屋大学の中村研三教授らは、植物の芽の成長に必要な遺伝

子を発見。この遺伝子が働かないと芽が成長を止めて種のよう

に油をため始めることを突き止めた。

(日経産業新聞   2007. 2. 2 10面)

 

滋賀県農業技術振興センター栽培研究部の花き・果樹分場は、

梨栽培で簡易な雨よけ用の被覆と交信かく乱剤などの併用で、

県認証の「環境こだわり農産物」の基準をクリアできる技術を

確立。

(日本農業新聞   2007. 2. 2 12面)

 

国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第1作業

部会は、21世紀末に地球の平均気温が最大で6.4度、海面

は最大59cm上昇すると予測する第4次報告書をまとめた。

(毎日新聞     2007. 2. 2  1面)
 (日本農業新聞   2007. 2. 3 11面)

 

ブタクサは、カドミウムなど土壌中の重金属を吸収することが

知られているが、米国農務省農業研究局は、水素イオン濃度

(pH)5.8〜6にすると、有益な土壌微生物を傷つけること

なく植物の重金属除去を最大に出来ることを突き止めた。

(日本農業新聞   2007. 2. 4  3面)

 

奈良先端科学技術大学院大学のグループは、植物の根を増やす

遺伝子を発見。この遺伝子を活用して根の数を増やせば、水分

を効率よく吸って育つ作物が実現。

(日経産業新聞   2007. 2. 6 10面)

 

大阪府食とみどりの総合技術センターは、施設栽培の自動かん

水に使える光学式水分センサーを開発。従来の水分センサーよ

り素早く反応するので、きめ細かなかん水が可能。

(日本農業新聞   2007. 2. 7 11面)

 

紙製容器製造のペーパークラフトは、静岡県農業試験場と共同

でイチゴの育苗などに向く紙製ポットを開発。容器が水分を通

すので根や茎から水分を蒸散する際の気化熱で土の温度を冷却

できる。

(日経産業新聞   2007. 2. 7 19面)

 

愛知県農業総合試験場は、岐阜県畜産試験場と共同で発育が早

い豚の新品種「アイリスナガラ」を開発したと発表。

(日刊工業新聞   2007. 2. 8 31面)

 

理化学研究所と東京大学のチームは、イネの収量をコントロー

ルする植物ホルモン「サイトカイニン」を活性化する遺伝子を

発見。(日本農業新聞   2007. 2. 8  1面)

 

生研センターは、刈り払い機の振動を抑える技術の開発で、欧

州連合(EU)が定める振動の基準値以内に抑えた試作機を作る

ことに成功。

(日本農業新聞   2007. 2. 8 11面)

 

九州沖縄農業研究センターは、新そばといえば秋に出回るとい

う常識を打ち破り、5月下旬から収穫できるソバの新品種を開発。

(西日本新聞(夕刊) 2007. 2. 7 10面)

 

バイオインダストリー協会と製品評価技術基盤機構は、遺伝子

組み換え技術の安全性にかかわるデータベース「バイオセーフティ

ーネット」を構築し、インターネットで試験運用を開始。

(化学工業日報   2007. 2. 9  5面)

 

畜産草地研究所のバイオマス利用工学グループは、堆肥舎から

出る悪臭や発酵排熱、炭酸ガスを施設園芸に活用するシステム

を開発。

(日本農業新聞   2007. 2. 9  1面)

 

岩手県農業研究センターは、促成アスパラガスの国産が品薄の

12月に安定出荷する技術にメドをつけた。移植する前の根株

を5度以下で100時間、休眠すれば収量が安定。

(日本農業新聞   2007. 2. 9 10面)

 

鹿児島大学農学部の吉田光敏教授のグループは、同大学で育成

した「クラウン系ミニ豚」を、体細胞クローンで生産することに

成功。将来、ヒトへの臓器提供など応用が期待できる。

(日本農業新聞   2007. 2. 9 10面)

 

宮崎県総合農業試験場は、ピンク色の大きな花をつける多収の

スイートピーや低温でも花芽がつきやすいデルフィニウム、切

り花用ラナンキュラスの新品種を育成したと発表。

(日本農業新聞   2007. 2.14 11面)

 

農林水産省は農業に従事している人のうち、65歳以上の割合

が2015年には6割を超えると予測。

(日本経済新聞   2007. 2.12  3面)

 

京都大大学院医学研究科の武田俊一教授らのグループは、特定

の遺伝子を働かなくし、病気の原因解明や新薬開発に役立てる

実験用のメダカづくりに成功。「ノックアウトメダカ」は日本発の

新しい実験動物として注目。

(朝日新聞     2007. 2.15 33面)

 

農林水産省は、野菜価格の暴落した場合に実施する「産地廃棄」

について、見直しのアイデアの公募を始めた。

(毎日新聞     2007. 2.17  7面)

 

肉用や採卵用の鶏に納豆を一定量混ぜたえさを食べると、もも

肉のうまみ成分が増し、卵黄コレステロールが低減するなどの

効果があることが、茨城県畜産センター、畜産草地研究所、茨城

大学の共同研究で分かった。

(日本農業新聞   2007. 2.18 27面)

 

かんきつの「日向夏」に骨粗しょう症に効果のある成分が含まれ

ていることが、宮崎大学医学部産婦人科の山口昌俊講師のラット

や細胞レベルの実験で明らかに。

(日本農業新聞   2007. 2.19  1面)

 

長野県農事試験場は協友アグリと共同で、シリカ(ケイ酸)を有

効成分にしたイネのいもち病防除用の粒剤を開発。育苗箱処理

剤として使う。

(日本農業新聞   2007. 2.20 11面)

 

遺伝子組み換え(GM)作物の交雑防止に向けた、北海道の花粉

飛散距離調査試験で、イネの花粉が少なくとも栽培間隔に関す

る国の指針の約8倍の237m離れた場所まで飛散しているこ

と判明。

(北海道新聞    2007. 2.20  3面)

 

見つかった動物や植物などが、新種か既存種かを判断する基準

となる「タイプ標本」の画像付きデータベースを国立科学博物館

が作った。同館のウェブサイトで公開。

(朝日新聞(夕刊) 2007. 2.20  7面)

 

中央農業総合研究センター北陸研究センターは、飼料稲を専用

収穫期で刈り取ってできたロールベールを後部で受け止め、任

意の場所に置くことができる運搬装置「ロールキャリアー」を開発。

(日本農業新聞   2007. 2.21 11面)

 

慶応大学先端生命科学研究所は、バクテリア(細菌)にデータを

保存する技術を開発したと発表。

(日本経済新聞   2007. 2.21 42面)

(朝日新聞(夕刊) 2007. 2.21  1面)

 

高知県内のナス産地で、露地と施設栽培の昨期の違いを利用し

て土着天敵を相互利用するリレー放飼の試みが進められている。
 (日本農業新聞   2007. 2.22  6面)

 

農業・食品産業技術総合研究機構は、2008年4月に茨城県

つくば市の農林研究団地に、新農業者大学校を開校すると発表。
 (日本農業新聞   2007. 2.22 11面)

 

理化学研究所の榊原圭子研究員、峠隆之リサーチアソシエイト、

斎藤和季グループディレクターらは、植物の抗酸化物質である

フラボノイドの構造を決定する酵素を発見したと発表。

(日刊工業新聞   2007. 2.23 26面)

 

広島大生命分子情報学研究室の藤江誠・助手らは、農作物を枯

らす病原菌を防除するウイルスの分離に成功。

(朝日新聞(夕刊) 2007. 2.23 17面)

 

農水省は、2006年産水稲の品種別収穫量を発表。1位は「コシ

ヒカリ」で320万トンと全国の37%を占めた。2位は「ひとめ

ぼれ」、3位は「あきたこまち」。前年3位の「ヒノヒカリ」は台

風被害のため4位に。

(日本農業新聞   2007. 2.24  1面)

 

愛媛大学農学部の江崎次夫教授らの研究グループは、エチゼン

クラゲ類を荒廃地や乾燥地などの土壌改良材として活用する方

法を開発。

(化学工業日報   2007. 2.26  3面)

 

京都大学の研究チームは植物の光合成を人工的に再現し二酸化

炭素(CO2)を糖やアルコール類にに変える新技術を開発。

乾電池の電極に使う安価な素材をナノテクノロジーで改良。

(日経産業新聞   2007. 2.26 19面)

 

BASFプラントサイエンス(独)が遺伝子組み換えジャガイモ

の商品化に乗り出す。マックスプランク研究所の技術により同

社が開発したアミロペクチン100%のスターチを成分とする

GMジャガイモ「アムフローラ」。

(化学工業日報   2007. 2.27  1面)

 

農水省は樹木の品種改良と普及促進の政策方針となる新たな「林

木育種戦略」を発表。花粉の発生が少ない木や、二酸化炭素の

吸収能力が高い木の開発に重点を置く。

(日本農業新聞   2007. 2.27 17面)

 

山梨県果樹試験場は香川大学の別府賢治助教授の協力を得て、

スモモの育種を効率的に進めるための交配に関係するS遺伝子

の型を品種ごとに判別。交雑種子が得やすく。

(日本農業新聞   2007. 2.27 15面)

 

東北農業研究センターは、インターネットで農作物被害の警戒

情報を提供するシステムを開発したと発表。情報提供開始は3

月中の見込み。

(日本農業新聞   2007. 2.28  1面)

 

愛知県農業総合試験場は岐阜県畜産研究所と共同で、デュロック

種の新系統豚「アイリスナガラ」を開発。格付けの要素となる背

脂肪が2.0センチと最適な厚さで発育も良く、肥育期間を短縮で

きる。(日本農業新聞   2007. 2.28 14面)

 

東海・近畿地方で、かんきつ類の害虫であるミカントゲコナジ

ラミが、茶に寄生する事例が出ている。京都、滋賀、奈良、三

重で発生。適期見極め、防除の徹底を。

(日本農業新聞   2007. 2.28 13面)

 

京都大学の研究グループは、植物が土の中のカドミウムを取り

込み、さらに輸送するのにも関係しているたんぱく質を突き止

めた。このたんぱく質の働きをコントロールできれば、葉の部分

にだけ集めることも可能に。

(日経産業新聞   2007. 2.28 13面)

 

厚生労働省の研究班は、食事でビタミンCを多く摂る人は、老

人性白内障の発症率が低いという調査結果をまとめた。

(朝日新聞(夕刊) 2007. 2.28  3面)

 

栃木県畜産試験場は、生きた肥育牛の超音波肉質診断の画像を

ビデオで録画し、脂肪交雑ナンバーの推定法を確立。

 (日本農業新聞   2007. 3. 1  9面)

産業技術総合研究所や科学技術振興機構などのグループは、植

物の骨格に相当する「木質」の形成にかかわる遺伝子を発見。こ

の遺伝子の働きを制御して、燃料化しやすい植物や、強度の高

い木材を作れる可能性。

(日本経済新聞   2007. 3. 5 25面)

大阪大学大学院工学研究科の伊東一良教授らは生きた細胞を蛍

光染色せずに観察できる発光顕微鏡を開発。

  (日刊工業新聞   2007. 3. 5 18面)

 

山口大学農学部の山内直樹教授らは、ユズの鮮やかな緑色を手

軽に長持ちさせる技術を開発。製菓やアイスクリームに使われ

ているラウリン酸を溶かした湯に、果実を漬けるだけの簡便な

方法。(日本農業新聞   2007. 3. 6  1面)

 

◆その他◆

 最後までお読みいただきありがとうございます。

農業総合試験場ではメールマガジンの内容充実をめざしてい

ます。「こんな話題を掲載して欲しい」、「もっと詳しい情報が欲

しい」等、ご意見・ご要望がございましたらお聞かせください。

ご感想もお待ちしております。

 あて先:chizai@farc.pref.fukuoka.jp

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