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■■■ 農総試いんふぉめーしょん ■■■

                  福岡県農業総合試験場メールマガジン

                  ●第6号(2004年7月 日発行)

                  ●発行者 福岡県農業総合試験場

                                    企画情報部 知的財産管理課

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メールマガジン第6号(7月号)をお届けします。

気温の高い日が続いています。県内の田植えも6月下旬にほぼ終了しました。

梅雨が明ければ、夏本番です。

 

○今月の内容○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

・気象予報

・病害虫発生予察警報第1号(7月7日付)

・病害虫発生予察注意報

・主要農産物の生産状況と対策

・農総試成果情報

・その他 

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◆気象予報◆

向こう1ヶ月の気象予報(福岡管区気象台6月25日付け発表)では、

九州地方では、平年と同様に曇りや雨の日が多いようです。気温は平年並みか高く、降水量は平年並み、日照時間も平年並みと予想されています。

 

◆病害虫発生予察情報・速報◆

 

病害虫発生予察警報第1号(7月7日付)

対象作物:果樹全般(カキ、ナシ、ブドウ、カンキツ等)

病害虫名:果樹カメムシ類

発生地域:県下全般

発生時期:7〜8月

発生程度:多い

 

発生は、平成14年より1〜2半旬早く被害が確認されており、今後も被害の拡大が予想されるので、発生状況には十分注意し、早期防除による被害の軽減に努めてください。

 

病害虫発生予察第4報(7月)が発表されました。水稲、果樹(カンキツ、ナシ、ブドウ、カキ、イチジク)、茶、野菜(イチゴ、アスパラガス、ネギ)について、病害虫発生量の予想や防除上注意すべき事項が掲載されています。

 

詳細は病害虫防除所HPへ。

 http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/

 

主要農産物の生産状況と対策

早期水稲、普通期水稲、大豆、トマト、青ネギ、アスパラ、温州みかん、かき、ガーベラ、トルコギキョウ、イグサ、豚、鶏卵について、生産状況と対策をお知らせします。

 

●早期水稲 

6月の平均気温が1℃以上高く経過したため、生育は進んでいます。葉いもち等、病害虫の発生は少なく、生育良好です。間断かん水を実施し、出穂前に斑点カメムシの侵入源となる畦畔、周囲雑草の除草を行ってください。

 

●普通期水稲

 田植え後の気温はやや高く、日照時間が多いため生育順調です。本年はスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の越冬貝の密度が高く、生息範囲が広がっています。田植え後2週間は浅水管理を。

 

●大豆

 大豆の播種は、7月2半旬から始まる見込みです。弾丸暗渠や明渠による排水対策を実施してください。

 

●トマト

 黄化葉巻病が、半促成や夏秋トマトで発生しています。次期作では、育苗期から防虫ネットを設置し、定期防除を励行してください。あわせて、施設周囲の除草や菜園トマトの被害株除去を行ってください。

 

●青ネギ

 一部のほ場でスリップス類、ハモグリバエ類の発生が見られます。7〜9月は、年間を通じて最も生産が不安定になる時期です。防除の徹底、生育に応じたかん水を行ってください。

 

●アスパラガス

 夏芽の発生は順調。スリップス類の発生が多く、ヨトウムシは小発生しています。

ハウス内の昇温防止のため、換気を行ってください。

 

●温州みかん

 露地みかんは果実がやや腰高傾向で生育中です。着果量は、樹体間・園地間差が大きい状況です。県南地域の着果量は前年産と同様か、やや上回っていますが、県北地域では前年産より15%ほど下回る見込みです。

 露地みかんのマルチ被覆では、土壌が過乾燥状態にならないようにご注意ください。極早生の被覆は、7月上旬まで実施。早生は7月中旬までが目安です。

 

●かき

 開花期が平年より7〜9日早かったため、果実肥大を含めた全体的な生育も平年より早く進行中です。開花期間中に降雨と遭遇した品種や地域では含核数が少なくなっています。6月24日以降の降雨で一気に落果が助長されましたが、収量の確保には影響ありません。生理落下が終了したら摘果を行ってください。「西村早生」はこの時期に落果がないため、「西村早生」から摘果を始めてください。

7月以降はカメムシの飛来が多くなります。発生予察を参考に防除を徹底してください。梅雨期間中は炭そ病の防除も行ってください。

 

●ガーベラ

 気温が上昇し、オンシツコナジラミやハモグリバエ等の害虫が増加する時期です。粘着テープや防虫網等の物理的防除と農薬の定期散布を行ってください。通風、採光改善と株の若返りを図るため、葉かぎを行いましょう。

 

●トルコギキョウ

 スリップス類やヨトウムシの被害は、増加する傾向にあります。

 種子冷蔵苗や冷房育苗は、高温時の温度管理にご注意を。

 

●イグサ 

 茎長は平年よりやや短くなっています。収穫は6月20日過ぎから開始され、7月10日前後がピークとなる見込みです。

 

●豚・鶏卵

 高温・多湿の時期なので、飼育密度を下げ、ビタミン投与等による体調の回復に努めてください。無窓畜舎は、自家発電機および停電警報機等の給油や点検を徹底し、落雷や台風に備えてください。

 

 

◆農総試成果情報◆

(全国農業新聞福岡版「研究最前線」6月25日掲載 一部要約)

軟弱野菜収穫用の小型・軽量根切機の開発

 

 福岡県農業総合試験場では、ホウレンソウ等の軟弱野菜を対象に収穫時の

根切り作業が効率的にできる、小型で軽量な根切り機を開発した(特許出願中)。

 幅12cmの2輪式の台車に野菜の根部を切断する切断刃と切断刃を前後に駆動

するエンジン及びクランクを搭載した機体重量20kgの手押し式で、地表下2cm

18cmの野菜の根が切断できる。

 従来の根切り作業はしゃがんで行っていたが、本機は立ったままで作業が出来る

ため作業者の労働負担を軽減でき、小型軽量で走行が安定しているため女性や高齢

者が容易に作業できる。

(問合せ先:福岡県農業総合試験場 野菜栽培部 電話092-922-4364)

 

その他

・試験場の風景

 6月22日に、吉木小学校の田植体験学習が行われました。

その様子はこちらから。

http://farc.pref.fukuoka.jp/view/yoshikisho/view.yoshikisho.htm

 

・「ふれあいデー」の開催日程

先月号でもお知らせしましたが、当試験場で恒例の「ふれあいデー」を

今年は10月23日(土)に開催します。

ふれあいウイークは、10月18日(月)〜22日(金)です。

皆様のご来場をお待ちしております。

昨年のふれあいデーの様子は下記URLへ。

http://farc.pref.fukuoka.jp/topics/index.html

 

 

・次号予定

 最後までお読みいただきましてありがとうございます。

次号は8月上旬配信予定です。

 

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