[要約]水稲の湛水直播栽培において、出芽直前に落水し、水稲3葉期程度まで溝切りにより潤土状態にすると、スクミリンゴカイによる被害を軽減することができる。
筑後分場・普通作物研究室 [連絡先]0944−32−1029
[部会名]農産 [専門]栽培 [対象]稲類 [分類]研究
[背景・ねらい]スクミリンゴカイは出芽直後から水稲を食害するため、湛水直播栽培では被害が大きくなりやすい。現在、本県におけるスクミリンゴカイの発生面積(19,000ha)は全水田面積の約40%に及び、年々増え続けている。このことから、湛水直播栽培の普及にあたってはスクミリンゴカイの被害回避技術の確立が急務となっている。そこで、水稲の湛水直播栽培において、スクミリンゴカイによる被害を軽減するための初期水管理技術を明らかにする。
[成果の内容・特徴]
[成果の活用面・留意点]
[具体的データ]
[その他]
研究課題名:スクミリンゴカイの被害軽減技術と雑草防除への利用
予算区分:国庫(地域基幹)
研究期間:平成9年度(平成6〜9年)
研究担当者:福島格助、許斐健治、石丸知道
発表論文等:水稲湛水直播栽培における初期水管理がスクミリンゴカイの被害軽減に及ぼす影響、九農研、第60号