[背景・ねらい]
[成果の内容・特徴]
@「ほほえみ」の穂肥施用時及び成熟期の生育は「ミネアサヒ」に類似する。「日本晴」に比較して葉色はやや濃く、u当たり籾数はかなり多い。玄米窒素含有率及びアミロース含有率は低く、食味は優れる(表1)。
A多肥栽培や肥沃地では「日本晴」よりも籾数が増加しやすく、「ミネアサヒ」と同様に籾数過剰になり易い(図1、肥沃地のデータ省略)。
B玄米窒素含有率が増加すると食味は低下するが、窒素含有率約1.3%(u当たり籾数3.6万程度に相当)までは「コシヒカリ」と同程度の高い食味を維持する(図4、一部データ省略)。
C収量は、u当たり籾数3.6万粒程度までは、籾数が多いほど増加する。外観品質は、籾数が約3.2万粒を越えると、年次により乳白米の発生等で低下する(図2、3)。したがって、「ほほえみ」の外観品質や食味を低下させず収量を確保するための目標籾数は、u当たり3.1万粒程度である。
[成果の活用面・留意点]
@水稲栽培技術指針に登載して、普及指導上の参考とする。
[具体的データ]
[その他]