福岡県農業総合試験場研究報告20  (2001)  pp 63−65

ニホンナシ新品種‘あきづき’の福岡県における適応性

牛島孝策・林公彦・千々和浩幸
(園芸研究所)

[摘要]農林水産省で育成されたニホンナシ新品種‘あきづき’の、福岡県における適応性を明らかにした。‘あきづき’は、赤ナシの中生品種であり、福岡県では開花盛期が4月上旬で、収穫期が‘豊水’と‘新高’の間の9月中旬であった。収穫適期は、開花盛期後150日以降で積算温度3,500℃以上が目安となる。果実品質は、1果重が460g程度で、糖度が連年安定して高く、果肉が軟らかく良食味であった。長果枝、短果枝のいずれに結実した果実にも、品質に大きな差は認められなかった。成熟が進み、比重が0.980以下となった果実の一部に、す入り症状が発生した。果実体積は、収穫前60〜30日にかけて急激に増加し、‘新高’と同様の果実肥大パターンを示した。
 以上のことから‘あきづき’は、福岡県において品質が優れ、収穫労力と出荷時期の分敵が可能な赤ナシの中生品種であると考えられた。

[キーワード:ニホンナシ、赤ナシ、中生品種、あきづき、果実品質]

 The Adaptability to Fukuoka Prefecture of 'AKIZUKI', a Newly Developed Japanese Pear Cultivar. USHIJIMA Kosaku, Kimihiro HAYASHI and Hiroyuki CHIJIWA (Fukuoka Agric. Res.Cent., Chikushino, Fukuoka 818-8549, Japan) Bull. Fukuoka Agric. Res.Cent. 20: 63 - 65 (2001)

[Key words : Japanese pear, medium maturing, 'AKIZUKI', quality of fruit]

 

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