福岡県農業総合試験場研究報告20 (2001) pp 23−26

イグサ本田における春期の湛水管理による効率的な雑草防除と花序着生の抑制

堺田輝貴1)・内村要介2)・住吉強・藤冨慎一3)
(筑後分場)

 イグサ本田において、3月下旬から4月中旬の湛水管理が、雑草発生量や、イグサの生育、収量及び、品質特性に及ぼす影響について検討した、
 その結果、3月下旬から4月中旬にかけての20日間程度の湛水管理と落水3日前に除草剤処理を行うことで、強害雑草、特にタカサブロウに対して高い抑草効果が認められた。 また、刈取り期まで抑草効果が認められたことから、5月以降の除草剤処理の削減が可能と考えられた。イグサの花序着生率は20日間以上の湛水管理で有意に減少した。その他の品質特性については,湛水管理の影響は認められなかった。
 以上のことから、3月下旬からの20日間程度の湛水管理は、イグサ本田における雑草抑制やイグサの花序着生の抑制に有効であった。

[キーワード:イグサ、春期、湛水管理、雑草防除、花序着生]

 Efficient Mat Rush Field Weed and Flowering Controls by Irrigation in Spring. SAKAIDA Teruki, Yousuke UCHIMURA, Tsuyosi SUMIYOSHI and Shinichi FUJITOMI (Fukuoka Agric. Res.Cent., Chikushino, Fukuoka 818-8549, Japan) Bull. Fukuoka Agric. Res. Cent. 20: 23 - 26 (2001)

[Key words : mat rush, spring irrigation, weed control, flowering]

 

1)現八女分場  2)現農産研究所  3)現生産環境研究所

 

全文  full text  (pdf 539KB)

 

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